周りの看護師に置いていかれる…お悩みを解決したアドバイザーの提案とは?

2023.7.6

病室のベットのイメージ

「同年代から置いていかれる…」療養型の病院に勤務して1年のUさん(24歳)の場合

療養型の病院に勤務して1年のUさん。まだ夜勤をしたことがなく、「今の病院にいたら、同年代の人たちから置いていかれる」という焦りを感じてご相談くださいました。Uさんは、アドバイザーの提案より先に、理想の病院を見つけて転職。しかし数ヶ月後、その病院を辞めたというお電話をいただいたのです。同じ理由で2回退職されたUさん。自分と他人と比べて不安を感じるUさんに、アドバイザーはどのような提案をしたのでしょうか。

他人と自分を比較して自信が持てない

先日、学生時代の友人が始めた居酒屋に行ってきました。昔はいつもふざけていた友人が、テキパキと料理を作り、人に指示をする姿。その仕事ぶりを見て、「同じ年なのに、一国の主なんだなあ」という驚きと感動、少しの焦りを感じました。

今回、ご相談くださったUさんも、そんな焦りを感じている24歳の看護師さんでした。

Uさんは、資格取得後、療養型の病院で1年間勤務。まだ夜勤をしたことがなく、「今の病院にいたら同年代の人たちから置いていかれる」という焦りを感じていました。

学生時代、正看護師の国家試験に落ちたと話すUさん。介護職をしながら勉強を続けて、1年後の試験に合格したのだそうです。

同年代の人たちより1年遅れてスタートしたうえに、医療行為の少ない環境。Uさんの不安は募っていくばかりでした。

Uさんのお話を伺い、経験が積めて、教育もしっかりしている急性期の病院を提案してみようと思いました。しかし、ご提案より先に、ハローワークで理想の病院を見つけて転職されたのでした。

ところが、1年も経たないころ、Uさんから「その病院を辞めてしまった」と再びお電話をいただいたのです。

退職の原因は、前回と同様、“自分だけが置いていかれる”という不安を感じたからでした。

その病院は、看護学生の実習を受け入れるなど、教育制度がしっかりしている病院です。Uさんは、看護を基礎から学べると思い、転職。しかし、段階的にステップアップしていく教育方法の中で、Uさんだけが次へ進めないこともあったそうです。Uさんは、一緒に入職した看護師たちから“自分だけ置いていかれる”という焦りを感じてしまったようでした。

転職したものの、同じ不安を感じて、2度目の退職。次の職場では、「ほかの人に置いていかれる」と悩んでほしくないと強く思いました。

看護師としての目標を見つける

目標を持つと、自分と他人を比べて落ち込むことは減っていきます。Uさんには、他人と比べるのではなく、自分の成長を考えられる職場を選んでほしいのです。そこで、目指す看護師像を明確にするために、キャリアプランを考えていただきました。

そして、ご自身のキャリアをイメージしたUさんは、「将来的に訪問看護を行いたいから、今は急性期で基礎をしっかり身につけたい」という目標を見つけたのです。

アドバイザーは、Uさんの希望をもとに、O病院をご紹介しました。

O病院には、先輩も後輩もドクターも、疑問や不安を話し合える環境があります。小規模な急性期病院で、コミュニケーションを大切にしている、アットホームな雰囲気の職場です。

また、特別な教育制度は設けていませんが、常に質問しやすく、同僚が見守ってくれる環境があります。

そして、O病院には、さまざまな経歴の看護師さんが在籍しています。50歳の元警察官の男性看護師さんや、子育てを経て復職した60代の看護師さんなど、年齢や経験年数の異なる看護師さんたちがいらっしゃるとのこと。また、Uさんと同年代で、資格を取ったばかりの看護師さんもいらっしゃいます。

目標を叶えるために転職

O病院の看護師さんたちは、見学に行ったUさんを優しく迎えてくださいました。Uさんは、いろいろな話を聞き、雰囲気の良さが気に入ったようでした。

そして、O病院の面接を受けたUさんは、見事合格。目標を持ったことで、しっかりとした受け答えができたそうです。

Uさんは現在、いろいろな看護師さんのいる環境で、自分の目標に向かってがんばっていらっしゃいます。

「もう自分を周りと比較することはやめました」というUさん。同年代の看護師さんと仲良くなり、仕事もプライベートも充実しているようです。

同期は心強い仲間でもありますが、比較してしまう対象になることもあるでしょう。

しかし、看護師としての目標は人それぞれです。

他人と比較せず、自分の目標をしっかりと持っていれば、周囲の人は良き相談相手になってくれることでしょう。

あなたは、ほかの誰でもない、たった一人の存在なのですから。

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転職成功のポイント

ここでは、仕事についていけないと焦りを感じている看護師さんが、転職を成功させるためのポイントをまとめています。自分の仕事に自信が持てず、不安を感じている方は、参考にしてみてください。

退職した理由を考える

また同じ理由で離職しないためにも、今までの退職の理由を整理しておきましょう。他人と自分を比べて自信を失い、2回退職したUさん。思ったように経験を積めていないことや、教育のペースについていけないことから、焦りを感じていらっしゃいました。改めて退職の理由を考えると、「次はもっと経験を積める職場を探そう」「自分のペースで働けそうな転職先を見つけよう」という風に、働きたい職場が見えてくるでしょう。

自分の目標を見つける

転職の際には、自分がなりたい看護師像をイメージして、目標を持つことも大切です。他人を基準にして自分を評価すると、「周りから置いていかれている気がする」といった焦りを感じてしまいます。他人と自分を比べないためには、キャリアプランを考えて、看護師としての目標を明確にすると良いでしょう。

レバウェル看護に相談する

自分の仕事に自信が持てなくて悩んでいる方は、レバウェル看護に相談してみることをおすすめします。レバウェル看護は、看護師の転職を専門とする転職エージェントです。アドバイザーがあなたの悩みを伺い、転職活動をサポート。転職先を紹介するだけではなく、一緒にキャリアプランを考えて、目標を叶えられるようにお手伝いいたします。サービスの利用は、すべて無料です。転職に自信のない方は、悩みを聞かせてくださるだけでも大丈夫。一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。

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