保育園入園のため早めに内定が必要…復職の難しい条件を叶えた解決方法

2024.2.2

「保育園の審査のため早く内定が欲しい…」出産・子育てでブランクが3年あるTさんの場合

出産と子育てで3年のブランクがあるTさん。お子さんを保育園に預けて復職を考えていますが、来春入園するには10月頃には勤務先になる職場の内定証明書が必要なため、9月から就職活動を開始されました。希望は非常勤・短時間勤務で、かつ半年以上後の入職のため「求人がなかなか見つからない」と悩み今回ご相談くださいました。なんとかTさんの希望を叶えようと、アドバイザーがあるご提案をしました。

保育園入園のため入職は約半年後…条件に合う求人が見つからない

この仕事をしていていつも思うのは、『人』を『場所』に紹介するのではなく、『人』を『人』にご紹介しているのだなということです。

今回のTさんのお話しも、『人』で成り立っている職場だからこそ、つなげることができた、と感じるケースでした。

Tさんは出産と育児で、ブランク3年の看護師さん。

お子さんが1歳と3歳になり、少し余裕が出てきたので、お子さんを近くの認可保育園に預けて、復職しようと考えていらっしゃいました。

4月から認可保育園に入園するためには、10月の時点で勤務先の内定証明書が必要ということで、Tさんは9月の段階での就職活動を開始されました。

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認可保育園の入所条件には、「保育を必要とする理由を証明する書類」が必要とされています。
内容は市区町村などによって違いがありますが、一般的なものとして、下記のものがあります。

  • 仕事をしている場合→就労証明書
  • 求職中の場合→内定通知
  • 病気などの場合→診断書
  • 障害がある場合→障害者手帳など
  • 妊娠・出産などの場合→母子手帳など
  • 災害などで復旧に当たっている場合→公的証明ができるもの
  • 通学している場合→学校の在籍証明など
  • 同居者の介護をしている場合→証明できる書類など

働く育児中の看護師さんの中には、「認可保育園の審査に必要な書類が集められない」「条件を満たせない」などの理由で、無認可の保育園に変更される方が多くいるのが現状です。そのため、今後の公的な改善が期待されています。

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Tさんのご希望は、非常勤で短時間の求人。

しかし、非常勤で短時間勤務で、なおかつ半年以上後の入職となると求人はなかなか見つからず、今回、ご相談くださったのでした。

今、非常勤の求人を出している事業所では、「入職が半年先となると難しい」と断られてしまいます。

また、今は求人を出していなくても基本的に短時間雇用を採用している事業所では、「空きがあるかは1ヶ月前くらいじゃないと分からない」と言われてしまいます。

Tさんも一人で転職活動をしているときに、同じようなことを言われたそうです。

しかし、10月中に内定通知をもらわなければ、認可保育園の審査に間に合いません。

アドバイザーから事業所へ直接事情を伝えてみることに

せっかくご相談くださったのに諦めるわけにはいきません。

Tさんの条件に合いそうないくつかの事業所に問い合わせ、これまでの経験や詳細な仕事内容などを伝えました。

すると、なんとか2箇所の事業所から「面接してもよい」というお返事をいただけました。

1つは、短時間勤務でシフト組みをしている病院の透析センターでした。

もう1つは、数年前に他の看護師さんをご紹介した実績のある老人保健施設で、「土日祝日を含む週4日以上なら」と言う条件でした。

Tさんは、透析は未経験で自信がないということで、老健に面接に行くことを決めました。

面接をして下さった施設長さんは、Tさんの人柄に好感を持ち、Tさんより前に紹介した看護師さんがずっと頑張ってくれていることもあって、今回のTさんも「半年後からでいいですよ」とおっしゃってくださったのでした。

希望時期での入職が決定し保育園の審査も無事通過

今回は、以前から懇意にさせていただいた老健の施設長さんと、ご紹介後もずっと頑張ってくださっている先輩看護師さんのおかげで、難しい条件の転職でも叶えることができたのでした。

この仕事をしていると、本当に自分の力だけではなく、感謝したい人との出会いが多くあります。

その後、認可保育園の審査に無事に通過したとTさんからご報告いただきました。

「みなさんに感謝している分、これから頑張ります」そう言ってくださったTさんは、きっとイキイキお仕事してくださることと思います。

Tさんもお子さんも新しい環境で元気にがんばってくださいね!

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転職成功のポイント

入職時期や勤務条件などが限定されている場合、諦めずに探し続けることで自分に合った職場が見つかる可能性もあります。以下で転職活動のポイントを紹介しているので、ご一読ください。

希望の求人が見つかるまで諦めない

自身の都合で、「仕事を探しているけど入職は数カ月になる」「子育て中なので短時間勤務が良い」という場合、なかなかマッチする求人が見つからずに悩む方も多いでしょう。働くうえでどうしても譲れない条件がある方は、希望の求人が見つかるまで根気よく探し続けることが大切です。また、入職までのスケジュールはきちんと立てておき、いつ面接を受けても良いように準備はしておきましょう。

どうしても譲れない条件以外は優先順位をつけておく

譲れない条件がある場合、それ以外は優先順位をつけて、「何がOKで何が無理そうか」を考えてみましょう。今回の相談者Tさんを例にすると、当初は「非常勤で短時間の求人」を希望していましたが、実際に応募したのは短時間シフトの事業所ではなく、仕事内容が合う「土日祝日を含む週4日以上の勤務が必要な事業所」でした。このように、「勤務条件が合っていても未経験の診療科目は避けたい」「勤務時間が希望どおりなら土日出勤は可能」など、何を優先したいかを整理することで、働きやすい職場が見つかるはずです。

レバウェル看護に相談する

レバウェル看護の転職支援サービスでは、アドバイザーが一人ひとりの現状やお悩みをヒアリングしたうえで、条件に合った求人を紹介いたします。「入職可能な時期が決まっている」「家庭の事情でなるべく非常勤が良い」といった条件がある場合、自分だけでは希望の求人を見つけるのは難しいかもしれません。多数の実績と豊富な情報量を持つレバウェル看護を活用することで、希望条件にピッタリ合った職場に出会える可能性が高くなりますよ。
希望条件だけではなくキャリアや適性に沿った職場を紹介しますので、より効率良く内定に近づけます。

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