看護師に戻りたいけど仕事に馴染めるか不安…試しに働いてみるという選択肢

2023.6.5

白衣と聴診器、処方薬、ノートのイメージ

「やはり看護師に戻りたい!」 異業種へ転職したYさんの場合

心身の疲労によって看護職を離れてから、飲食業と事務職を経験したYさんですが、その仕事も上手くいかずに退職してしまいました。看護師への思いを再確認したものの、「また以前と同じように辛い思いをするのでは…」と転職に不安なご様子でした。そこでアドバイザーは、Yさんが安心して看護の仕事へ戻れるよう、あるご提案をさせていただきました。

看護師に戻りたい気持ちとまた同じ理由で辞めたくなるのではという不安

一生懸命サポートしていたつもりでも、「やっぱり看護師はもう辞めます」と言われることも、稀にあります。

そのようなときは、休養していただきたい気持ちと同時に、人材紹介という仕事に無力さを感じてしまい、悔しくて寂しい気持ちにもなります。

今回ご紹介させていただくYさんは、肉体的にも精神的にも辛い看護師という職業自体に疲れ果て、異業種へ転職をしていた看護師さんでした。

Yさんは看護職を離れてから、飲食業と事務の2ヶ所でお仕事されていましたが、どちらの職場でも嫌な先輩がいたり、自分の許容範囲を越えた業務を任されたりして、耐え切れずに辞めてしまったそうです。

ほかの職種を経験することで、看護師への思いを強くされたYさんですが、「戻っても同じように辛くなるのでは…」という不安も抱えていらっしゃいました。

「看護師に戻るかどうか」を働いてみて判断することに

そこで、看護師の職場をもう一度思い出していただき、そのうえで「看護師に戻るかどうか」を判断できるように、『お試し勤務』の看護師を探している小規模クリニックをご紹介することに。
このクリニックで働く職員の皆さんは、長年勤めている方ばかりです。今回、看護師の一人が退職予定のため、「スキル重視ではなく、スタッフとの相性が良くて長く定着してくれる看護師を探したい」と『お試し勤務』で新スタッフを探していました。

「双方の意向が合えば採用する」というお話でYさんも納得され、まずは『お試し勤務』として入ることに。

Yさんもクリニック側も、かなり慎重な姿勢だったので、正直なところ採用までいけるかは不明でした。

しかし、1週間の勤務を終えたYさんから「ぜひ、このクリニックで働きたい」という連絡が来たのです。

クリニック側にYさんの意思を伝えると、Yさんの人柄は申し分ないが、一度「看護師を辞めたい」と現場を離れたことが引っかかるということ。

看護師として働きたいという強い意志を確認して入職が決定

そこでYさんに再度意思確認をすると、「私はやっぱり看護師でいたいです」という前向きなお返事が。

そんなYさんの思いをクリニック側に伝え、無事、本採用が決まりました。

それから半年が経ちますが、Yさんはすっかりスタッフとも患者さんとも仲良くなり、お仕事を続けています。

「大変なことはあるけれど、看護師が好きって気付けたからもう大丈夫です」と言うYさん。最近は、ホットヨガにもはまっているとのこと。
以前は、仕事だけで疲れていたけれど、プライベートで身体を動かした方が、身体も気分も調子が良いそうです。

看護が本当に辛くて、全く違った職業へと転職された看護師さんを、これまで多く見てきました。
しかし同時に、「やっぱり看護が好き」と戻ってこられた看護師さんにも、多く出会っています。

自分も本当に疲れたときに、「なぜ人材紹介の仕事を選んだのだろう?」と思うことがありますが、ご相談いただいた看護師さんから「相談してよかった」、「ありがとう」などのお言葉をいただくと、「やっぱり自分はこの仕事が好きだ!」と再認識します。

これからも、「戻りたい」と思っている看護師さん達に、「充実できる職場をご紹介できるよう頑張ろう」と思えた、Yさんのケースでした。

誰かに聞いて欲しい悩みはありませんか

転職成功のポイント

ここでは、一度看護師から離れたあと、再就職する際に抱えやすいお悩みを解決するポイントを紹介します。仕事が辛くて看護業界を離れた経験のある方は、自身が働きやすい環境かどうか慎重に考えることが大切です。

事前に職場の雰囲気や特徴を掴んでおく

看護師として再び勤務することに不安を感じている方は、転職前に職場の雰囲気や働き方、特徴などを十分にチェックしておくと良いでしょう。今回のYさんの場合はお試し勤務という形で本格的に働く前に雰囲気を確認できましたが、難しい場合は職場見学がおすすめです。職場見学では、実際に働くイメージがわいたり、職員の雰囲気が掴めたりするかもしれません。その際は働くうえで気になることを質問して、なるべく不安点や疑問点を解消できるよう意識しましょう。

応募先へ仕事への意欲や熱意をアピールする

「看護業界からしばらく離れていた」「看護師の仕事が合わずに辞めた経験がある」といった方は、ブランク期間や以前の退職理由がマイナスイメージにならないよう、看護への思いや、応募先への熱意を伝えることが重要です。さまざまな経緯があって看護の仕事に戻る場合、自身も職場選びに慎重になりがちですが、職場側も同様に求職者が職場に合う人材か注意深く見ているもの。「このような看護師なら、これまでの経歴は関係なく採用したい」と感じてもらえるよう、業務で貢献できることや目標など、転職への強い意志をアピールしましょう。

レバウェル看護に相談する

仕事がハードで医療現場から離れたものの、「やはり看護師に戻りたい」とお考えの方は、レバウェル看護にご相談ください。レバウェル看護では、業界を熟知したアドバイザーがお悩みをヒアリングし、以前の退職理由を踏まえたうえで、希望条件に合った求人をご紹介します。事前に職場の雰囲気や特徴、求めている人材などを詳しくお伝えできるので、本当にご自身に合った求人か判断してから応募することが可能です。病院側とのやり取りはアドバイザーが代行いたしますので、転職に不安を感じている方もご安心ください。

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