2023.12.7
「高収入を得たいけど夜勤は避けたい…」外科病棟で勤務し出産を機に退職したDさん(31歳/女性)の場合
出産を機に退職し、子育てに専念していましたDさん。お子さんが1歳を迎えたタイミングで復職を決心され、日勤常勤で病院の仕事を探してご相談くださいました。しかし、Dさんの通勤圏内の病院は常勤で夜勤が必須。夜勤は避けたいというDさんに日勤非常勤の求人を紹介するも、ご家庭の事情で高給与を希望しているとのことでした。条件に合いそうな病院を提案したところ、今度はご家族から反対の声が。そんなDさんの転職をサポートしようと、キャリアアドバイザーがとある提案をさせていただきました。
転職や復職を考えるとき、みなさんはどのようなタイミングでご家族に伝えていますか?一人で一生懸命考えたあげく、ご主人に伝えた結果、反対されたという経験はありませんか?
小さなお子さんをお持ちの方は、特に悩まれるのではないでしょうか。
31歳の看護師Dさんは、外科病棟で4年間勤務したのち出産を機に退職し、子育てに専念していました。
Dさんはお子さんが1歳になると、保育園に預けて復職することを決心され、日勤常勤の病院のお仕事を探してご相談くださいました。
しかし、Dさんの通勤圏内の病院は、常勤だと夜勤が必須でした。
夜勤はしたくない、とおっしゃるので日勤のみの非常勤をおすすめしましたが、「高給与の常勤でないと困るんです」と、おっしゃるDさん。
お話を伺うと、最近ご主人の収入が激減してしまい、住宅ローンを支払うためにも、安定した高収入が必要とのことでした。
そこでDさんに、託児所併設の療養型病院をおすすめしました。夜間保育にも対応していて、通勤と託児の動線もスムーズです。Dさんは「それなら、夜勤も安心してできますね」と喜んでくださいました。
しかし、ご主人は夜勤に猛反対。お姑さんからも電話で「夜中に子どもを預けて働くなんて、無責任だ」と怒られてしまったそうです。
なんとかして就職したい、と焦るDさんですが、ご主人は収入アップの必要性を感じながらも、初めての子育てに自信がないため、Dさんの復職自体に不安があるようなのです。
「実は私も、子どもを預けるのは不安なんです」とDさんがおっしゃったので、就職するかどうかは後で考えることにして、とりあえず託児所を見学してみては、とご提案しました。
その後Dさんご夫婦は病院の託児所を見学され、アットホームな保育の様子に、たいへん好感を持たれました。
それをきっかけにDさんは、「大変なのは子どもが小さいうちだけだから、夫婦で協力すれば絶対乗り越えられるはず。託児所付きの病院に就職すれば、もう1人産んでも復職しやすく、一石二鳥だと思う。」と、ご主人に説得されたのです。
そしてDさんはご主人の了解を得て、ついに面接に臨むことができました。病院側と調整の結果、夜勤は週末に月1回で良い、ということになり、無事に入職されました。
それから半年後、病院訪問時にDさんの姿をお見かけしましたが、他のスタッフに溶け込んでいきいきと働いていらっしゃいました。
ご主人も託児所の送迎などでお子さんと関わり、育児に積極的になってきたとのこと。お姑さんも今では安心され、Dさんのお仕事を応援してくださるそうです。
働くということは、生活に直結することで、家族にも大きな影響を与えます。
自分ひとりで決めた考えを伝えるより、一緒に考えて出した結論の方が、家族は協力的になってくれるものです。
無理なく、上手くご主人にも転職活動に参加してもらうことで、家族にとってよい解決策が見つかるかもしれませんよ。
ここでは、復職に不安があるママさんナースのお悩み解決ポイントを紹介します。同じような状況の方は、ぜひご一読ください。
出産後に復職する場合、「夜勤はNG」「通勤範囲内で」など、一定の希望条件はあるでしょう。また、人によっては家計を支えるために「高収入の職場が良い」「前職と同様の給与を得たい」という方もいるはずです。納得のいく復職を叶えるためには、希望条件はしっかりを考えることが大切です。そのうえでなかなか求人が見つからない場合は、「夜勤は月に○回までなら可能」「希望給与ではなくても昇給しやすい職場ならOK」など、優先順位をつけると職場の選択肢が増えますよ。
育児中の看護師さんが復職して活躍するには、家族のサポートが必要でしょう。家族の協力を得る際は、働くことのメリットも伝えることでスムーズになることもあります。今回のDさんを例にすると、最初は子育てへの不安からご主人も復職に反対していましたが、「夜勤に入ることで高収入を得られる」と働くメリットを伝えたことで、説得しやすくなりました。今のライフスタイルだけではなく、今後のライフプランもご家族と一緒に考えることで、協力してもらえるかもしれません。
子育て中の方は、お子さんの預け先や働く環境に不安があるかもしれません。そのような方は、職場見学をすることで悩みが解消する可能性もあります。今回ご紹介したDさんの場合、お子さまを預けて夜勤業務をすることにご自身とご家族も不安を感じていましたが、託児所の見学をしたことで安心して入職を決められました。託児所だけではなく、職場の雰囲気も見られると、子育て中でも働きやすい環境か判断しやすいでしょう。
「子育て中である今の状況や希望条件に合った求人を見つけるのは難しい」とお悩みの方は、レバウェル看護にご相談ください。看護師専門の転職支援サービスであるレバウェル看護では、専任のアドバイザーが復職にあたっての不安や心配事もお聞きし、解決方法も提案いたします。また、今の生活スタイルや希望条件にマッチした職場もご提案。条件外の求人は不要という方も、豊富な情報量を基に複数求人を紹介いたします。まずは複数の求人を比較したうえで、検討できますよ。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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