看護師マガジン
2014.11.17
看護の現場では、先輩が後輩に指示や指導をすることが多いですよね。そんな先輩・後輩の関係の中で、「後輩から慕われる先輩看護師」とは、どんな人なのでしょうか?
ここでは、後輩看護師たちの意見をまとめた憧れの先輩たちの事例をもとに、 後輩看護師たちが思い描く、“理想の先輩像”に迫ります!!
どのような職場であっても輝いているのは、やっぱり“仕事ができる人”ですよね。特に看護は、ミスの許されない命にも関わる現場。だからこそ、確かな技術と知識を兼ね備えた仕事のできる先輩は、憧れの対象になって当然ですね。
ただし、仕事ができるからと言って偉そうにしていると、「憧れの先輩」というよりは「怖い先輩」という印象に・・・。「仕事ができる」にプラスして、「謙虚さ」、「優しさ」、「明るさ」などを持ち合わせていれば、憧れの的になること間違いなし、ですよね。
後輩看護師の意見
「仕事ができて余裕もあって、みんな頼ってます!」
「仕事ができるから効率よくプライベートも充実させていて、カッコイイ!」
気遣いは、社会人としてとても大事な要素。いつも周囲への配慮ができる人はすごくステキですよね。後輩は困っていても「頼っていいのか」、「自分でやるべきなのか」、迷っているものです。そんな時、「大丈夫?」、「どうしたの?」と、声をかけてあげたら、どんなに心強いでしょうか。
待つだけではなく、必要な時には先輩の方から助けてあげると、後輩の中にいつまでも感謝の気持ちが残り、その後の関係性も良好になります。大人の余裕を持った先輩には、後輩の尊敬の眼差しが集まるのですね。
後輩の意見
「一人で困っている時に先輩が声をかけてくれて、とても救われました」
「患者様やスタッフにも気遣える先輩を見て、自分もあんな看護師になりたいと思いました」
「優しい先輩」はすぐに好かれますが、「褒めるだけではなく、ちゃんと叱ってくれる先輩」は、好かれるだけではなく、信頼もされるようです。褒めて伸ばすことも必要ですが、同じくらい叱ることも大事。叱る際は、指摘だけではなく「こういう風にしたらどうかな?」など、改善方法を提案すると良いですよね。
人を怒るのは、心苦しいもの。だけど愛情を持って指摘すれば、気持ちは伝わり、「自分のために叱ってくれた」と感謝され、憧れの対象となるようです。
後輩の意見
「自分を見てくれているんだなって感じて、嬉しかったです」
「叱られることで、得るものがあったと感じています」
悪口は誰にも良い印象を与えませんよね。仕事で、ストレスが溜まることもあると思いますが、陰口や悪口をいう先輩を見習いたいと思う後輩はいないでしょう。
また、すぐに感情的になる人には「心を開けない」、「信頼できない」と後輩は感じるようです。
逆に、人や仕事に対してまじめな先輩や、目先の不満だけで感情的にならず、冷静な対応ができる先輩は、信頼があつく、後輩から憧れられる存在となるのです。
後輩の意見
「悪口を聞くと嫌な気持ちになるし、信頼できないなって感じちゃいます」
「グチを言わずに、自分のやるべき仕事に真摯に取り組む姿勢、尊敬します!」
明るくて面白い先輩は好感度が高く、周囲に元気をわけ与えてくれて、職場の雰囲気も良くなりますよ。ユーモアに富んだ人は、先輩・後輩問わず、みんなから好かれるのです。
また、ユーモアセンスがある人は、コミュニケーションを取るのが上手く、一緒にいるだけで、相手もユーモアセンスがあがったように感じ、心地よいもの。そんな先輩に、憧れを抱く後輩は多いんですね。
後輩の意見
「ユーモアのある先輩って親しみやすさを感じます」
「その先輩がいるだけで、場が和むので、みんなに好かれているんです」
後輩って、意外と先輩のいろんな姿を見ているものなんですね。後輩から憧れられると、嬉しく感じるのはもちろんですが、コミュニケーションが取りやすく、信頼関係もきづけ、仕事上でもよい結果が生み出されます。
後輩から憧れられる存在を目指すことは、自分自身の成長に繋がることでもあるのですね。
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