仕事
2022.11.18
転職を検討中の看護師さんのなかには、「職場見学って必要なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。職場見学は、応募先の病院やクリニックの雰囲気を知る良い機会です。また、採用する側に、志望度が高い候補者である印象を与えやすいのでぜひ行うことをおすすめします。本記事では、看護師の転職に係わる「職場見学」にフォーカスしてご紹介します。申込み方法や服装マナーのポイントも解説しているので、ぜひご参照ください。
看護師として転職する場合、応募先の病院やクリニックの見学はできるだけ行っておいたほうが良いでしょう。もちろん、無理に職場見学をする必要はありません。とはいえ、職場見学には次のようなメリットがあるので、転職活動に余裕がある場合はぜひ検討してみましょう。
職場見学を行うことで、設備は整っているか、患者さまの年齢層や人数はどれくらいか、働く看護師さんの様子はどうかなど、職場環境の詳しい情報を得られます。職員に施設を案内して貰える場合は、質問の機会を得られることもあるでしょう。得られた情報を転職活動や応募書類作成に役立てられるのも、職場見学を行うメリットです。
職場見学は、応募先に志望度や転職意欲の高さを見せたいときにも有効です。一般的に、転職活動をする際は複数の求人に応募するため、すべての職場を見学するのは難しいといえます。応募先が多ければ、志望度の高いところに限定して職場見学をするでしょう。また、職場見学で違和感があれば、応募自体をやめるかもしれません。そのため、職場見学をしたうえで応募すれば、「志望度が高い」と判断してもらえるでしょう。
「転職前に職場見学をしたい」と考える看護師さんは、下記のような方法で申し込みを行いましょう。方法は4つあるので、自分に合ったものを選んでみてください。
病院やクリニックの電話番号を調べて、直接申込みを行うやり方です。「○○(氏名)と申します。募集を拝見し、貴院で職場見学をさせていただきたく、お電話いたしました」のように名前と用件を簡潔に伝えれば、採用担当者に取り次いでくれるでしょう。ただし、受付時間内であっても混雑時の連絡はできるだけ避けるのがマナーです。受付開始直後や終了間際の時間は混み合うことが予想されるので、控えてください。
病院やクリニックの採用ページや問い合わせフォームから、メールで申し込むやり方です。メールを送る場合は、「【看護師】職場見学のご依頼」のようにひと目で内容が分かる件名にしたうえで、本文に詳細を書きましょう。本文には、氏名、要件、見学日程の候補、自分の連絡先などを盛り込んだうえで、丁寧な言葉遣いを意識してください。職場見学を希望する理由まで書くと丁寧な印象になります。
書類選考を通過し面接の予定がある看護師さんの場合は、面接の際にお願いしてみるのも方法の一つです。面接の日程調整を行う際にメールで職場見学をしたい旨を伝えるほか、面接の最後に「この後、職場見学をさせていだけますか?」と質問してみるのも良いでしょう。面接時に見学の話をすれば、志望度の高さをアピールできるはずですよ。
転職エージェントを利用する場合は、担当者に職場見学を相談してみましょう。担当者から応募先の病院やクリニックへ交渉してもらえる可能性があります。「転職活動が初めてで採用の場に緊張してしまう…」とお悩みの看護師さんは、転職エージェント経由で見学の申込みをしたほうが気持ちに余裕を持てるかもしれません。
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看護師の転職活動で職場見学をする際の服装マナーについてご紹介します。「どんな服装でいけばいい?」とお悩みの方はぜひチェックしましょう。
転職活動中は、スーツやオフィスカジュアルを選べば問題ないでしょう。スーツはスカートでもパンツスタイルでもどちらでもかまいません。オフィスカジュアルの場合は、ジャケットを羽織りきちんと感を出すと、転職の場というTPOに合った印象になります。
見学先の病院やクリニックから「普段どおりの服装(私服)でいいですよ」と言われている場合でも、Tシャツやデニム、スニーカー、サンダルなどのカジュアル過ぎる服装は避けてください。看護師という職業柄、清潔感に欠ける身だしなみは悪印象を与えます。派手なネイルやボサボサのヘアスタイル、露出度の高い服装なども避けましょう。
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これから職場見学をする看護師さんは、事前に質問したいことや確認すべきことをまとめてリストアップしておくと便利です。転職活動は情報収集が成功のカギになることも多いので、自分が知りたい内容を考えておきましょう。
下記に、質問・聞くことリストと見学のポイントリストの例を挙げたので、参考にしてみてください。
子育て中の看護師さんの場合は、子どもを預ける託児所の利用状況やスタッフの対応、子どもの急な病気で保育園に預けられないときなどに、休めるかどうかなども聞いておくと良いでしょう。
見学先の看護師さんやナースステーションの様子からも、忙しさや大変さなど、さまざまなことをうかがい知ることができます。たとえば、ナースステーションにも廊下にも看護師さんの姿がない場合、人手が不足している可能性があるでしょう。
リストはあくまで例なので、自分の状況に合わせて質問リストや見学のポイントリストを作成してみてくださいね。
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看護師さんが職場見学をする際に、応募先に好印象を与えるポイントをご紹介します。職場見学では、病院の医師や看護師など、さまざまな人と出会う可能性も。採用担当者以外は転職活動に直接関わりがないかもしれませんが、内定が決まれば顔を合わせることもあるので、気を配る姿勢が大切です。
見学先の医師や看護師などのスタッフとすれ違った場合は、きちんと挨拶をすることが大切です。職場見学中は、採用担当者だけでなく、見学先のスタッフがあなたのことを覚えている場合があります。「無愛想な人」という印象が残らないよう、表情や仕草にも気をつけておきましょう。
職場見学に遅刻をしたり、忘れ物をしたりするのは良くありません。遅刻は言うまでもなく悪印象を与えるので、時間に余裕を持って見学に行きましょう。また、「履歴書持参」と言われたのに忘れたり、メモをする筆記用具がなかったりするのも良くないので、前日に確認しておくことをおすすめします。
転職活動中のビジネスマナーとして「お礼メール」というものがあります。これは、必須ではないものの、志望度が高い病院やクリニックを見学した場合は、当日か翌日までにお礼メールを送るのがおすすめです。お礼メールの内容は、職場見学をさせてもらった感謝の気持を伝えるものであれば決まった形式はありません。ビジネスマナーを守りつつ、自分なりの言葉で伝えましょう。
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看護師の転職では、可能な限り職場見学をするのがおすすめです。職場見学によって、院内の雰囲気や勤務状況などを詳しく把握できるため、転職後にミスマッチを感じるリスクを減らせるでしょう。
職場見学が難しい場合は無理に行う必要はありませんが、できるなら複数の病院・クリニックを見学しておくことをおすすめします。複数の施設を比較すれば、より自分に合った職場を探せるはずなので、ぜひ試してみてくださいね。
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