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2013年07月04日

物足りなく感じてしまう

初めての環境に入る時は、
気合と不安でいっぱいだったのに、
慣れてくると初めの意気込みは薄れて、
毎日に追われてしまうことってありませんか?

そこから、さらにステップアップしようと思う人って
本当にすごいなって思います。


Nさんは、
関東の一般企業で働いていた頃、
「まったく違う看護の世界で仕事をしてみたい」と思い、
会社を退職し、28歳で看護師免許を習得した
向上心の強い方でした。

看護師として新しいスタートを切ったNさんは、
3年間、総合病院に勤務し、
看護の現場を体感され、スキルを磨いてきました。

その後、福岡に引越しをされたNさんは、
紹介会社を使い転職先を探されたそうです。
その紹介会社に進められるがまま、
療養型の病院に転職されたNさんでしたが、
医療行為が殆どないゆとりの看護業務に
物足りなさを感じていました。

「物足りないなんて言い方、よくないとは思うんですが、
 せっかく看護師になったからには、
 もっといろんな看護の幅を広げていきたいんです」
と今回ご相談を下さったNさん。

Nさんは、循環器系の看護に興味を持っていました。
しかし、ご自身で探しても、
循環器系を専門として扱う病院自体が少なく、
さらに求人を見つけることはできなかったそうです。

そこで循環器系の病院で、求人が出ていなくても、
Nさんのやる気と行動力を伝え、受け入れ先を探しましたが、
やはり循環器系での求人募集はありませんでした。

Nさんと様々な候補を探すうち、
医療行為が比較的多い一般病院に興味を持たれたNさん。

しかし、面接に行き、話を聞いたNさんは、
今と看護と内容は変わるものの、変化が感じられず、
転職しても、また、物足りなく感じてしまう気がすると
内定を辞退されたのでした。

諦めずにNさんと話を幾度もしていくうちに、
Nさんが専門分野を学びたい理由が、
将来的にホスピスケアで活躍できるよう
様々な経験を積みたいと言うものだとわかりました。

Nさんの目標がそこであるのなら、
他の科でスキルを磨くこともよいのですが、
実際の現場の中で、積んでいく経験も、
他では得られない経験スキルになるのではないかと思い、
Nさんに、緩和ケア病棟のある病院をご提案してみました。
Nさんも緩和ケアに携ることができるのなら、
と面接に行くことになりました。


ホスピスケアは、末期の患者さんに対し、
必要最低限の医療行為をしながら、
その人がその人らしく過ごせるようサポートをし、
終末期の苦しみを緩和させ、最期まで看る看護を行います。

病院内に緩和ケアの病棟がある場合もあれば、
緩和ケアを主体とした施設もあります。
また、近年、在宅での緩和ケアの場も増えています。

最近、ホスピスへの配属希望者は増加傾向にあり、
関東エリアでは配属の順番待ちもあるくらいです。

Nさんにはそのお話をした上で、
緩和ケア病棟を持つ病院へ面接に行って頂きました。

その病院では、まず一般病棟に入ってから、
緩和ケアへ移動するのが通例でしたが、
Nさんの看護への熱意が伝わったのか、
はじめから緩和ケアへの入職を認めて頂けました。

Nさんの向上心と、エリアの特性もあって、
思っていたよりも早く夢のスタートラインに立つことができたのです。


他業界から思い切って転職したものの、
どこか物足りないと悩んでいたNさんも、
明確な目標が見えたことで、
これから多くの知識や技術を身に付け、
患者さんの最期にしっかり向き合っていかれることでしょう。


「何か物足りない」でも、
「ちょっと大変すぎる」でも、
どんなことでも大事な“志望動機”です。

仕事は生活の中の大きな割合を占めるものですから、
気持ちよく働ける場所を求めることは、
わがままではなく、大切なことだと思います。

私もNさんのように、現状に甘んじることなく、
看護師さん、おひとりおひとりに合った事業所をご紹介できるように、
この仕事を突き詰めていきたいなと思います。

どんな些細な気持ちでも、聞かせて下さいね。

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