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2013年07月18日

治験コーディネーターという仕事

看護師資格をお持ちの方が活躍できる場所は、
実に様々ですよね。

同じ院内であっても、
外来、オペ室、一般病棟、療養病棟、
亜性期、回復期リハビリテーション、
透析、相談室・・・などなど、
科目によっても看護シーンは多く存在します。

最近では、保育園や幼稚園、
福祉施設や訪問看護ステーションなど、
他にも幅広い需要が増えています。


今回は、そんな中で、
治験コーディネーターというお仕事について、
少しお話してみようと思います。


治験コーディネーターとは、
製薬会社や医療機関などの現場で、
新薬を試す患者さんのサポートをする人の呼び名で、
CRCという呼び方をされることもあります。


治験コーディネーターになるために、
特別な資格を取得する必要はありませんが、
治験コーディネーター養成研修を受講する必要があります。

治験コーディネーター養成研修は、
日本病院薬剤師会、日本薬剤師研修センター、文部省で
実施されており、
他にも、治験施設支援機関やNPOでも、
CRC養成講座やCRC研修といった
独自の研修を実施しています。


治験コーディネーターの主な仕事内容は、
患者さんへのインフォームドコンセントと同意説明、
治験参加者への精神的ケア、スケジュールの管理、
薬剤・検査部門、治験を担当する医師など治験チームの調整業務、
症例報告書の作成や、治験に係わる事務作業などを行い、
治験が安全で円滑に行われるよう
患者さんに近い役割で、サポート業務を行っていきます。

基本的に医療行為はありませんが、
治験コーディネーターが看護師の有資格者の場合は、
採血を行うこともあります。


治験コーディネーターにとって最も必要な能力は、
“コミュニケーション能力”です。

看護師の有資格者の場合は、
患者さんの変化に気づき、症状に関する知識が生かせるので、
多くの企業は看護師の有資格者や経験者を
歓迎するところがおおいと言われています。


治験コーディネーターは、
土日祝日が休み、日勤のみ、高給与などの
高待遇の求人が多く、
家庭と仕事との両立を考える方や、
夜勤なども含む不規則な勤務に疲れた方、
ブランクからの復職を考える方に人気です。

一方で、医療行為がなく、
PCスキルが必要とされるなどの理由から、
実際に勤務してみて離職する方もいらっしゃいます。

「医療機関へ行き、患者さんと接する」
という面では同じですが、
自分がしたい看護を持っている方には
ギャップを感じる場合もあるようです。

また、「いつかは臨床へ復帰しよう」と考えている方には、
治験コーディネーターの就業期間を
“臨床からのブランク”と捉えられる事業所もありますので、
注意して下さい。


治験コーディネーターには、
“新薬の開発に貢献する”
という大きなやりがいがあります。

新薬は、目の前の患者さんだけでなく、
多くの患者さんや、
これから先の医療にも役立つものなのです。

プロジェクト単位で出向する病院や組むチームも変わるため、
多くの人々に出会え、同じ目標に向かうことができます。

自分が関わった新薬が製品となり、
必要とする患者さんに届いた時には、
大きな喜びを感じることができるでしょう。


こうしたことから、
治験コーディネーターに興味のある方は、
条件面だけで選ばずに、
“ご自身がどういうときにやりがいを感じるのか”
ということをよく考えてから、
チャレンジしてみて頂けるとよいかな、
と感じています。


看護師の活躍の場はどんどん広がっています。
「この仕事は具体的にどんなものだろう?」
など興味や疑問を持たれたら、
どんな些細なことでも聞いて下さいね。

看護師のみなさんが、
自分に本当に合った場所で
イキイキとお仕事できるよう、
これからも多くの情報を集め、
お力になれるように頑張っていきたいと思います!

※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

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