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2013年11月26日

男性看護師さんのキャリアアップ

「男性社会への女性の進出」なんて言葉は
もう古くなりましたね。
今では幅広い職場で女性が活躍しています。

逆に、最近では女性の職場だった看護の世界に
男性看護師さんを見かけることも
多くなったのではないでしょうか。


35歳のHさんもそんな男性看護師さんの一人です。
Hさんは介護福祉士として10年働いてきましたが、
30歳で恋人が妊娠したのを機に結婚。

一家の主となって、家族の未来を考えるようになり、
キャリアップを目指そうと
仕事しながら勉強し、准看護師資格を習得。

それから療養型の病棟で2年勤務してきたHさんでしたが、
力仕事中心で、医療行為の少ない現状の中、
「看護師としてこのままではステップアップしていけない」と、
今回、新しい一歩を踏み出す決意をされたのでした。

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現在、男性看護師は
看護師全体の5%前後とも言われていますが、
一般企業の終身雇用が難しくなった昨今、
「手に職を」と看護資格を取得する男性は増加傾向にあります。

しかし、実際の現場で
「看護は女性の仕事」という考えを持つ職員は多く、
患者さんの男性看護師への理解にもまだまだ偏見があり、
男性看護師をめぐる環境には多くの課題があると言えます。

それでも男性看護師の活躍の場は広がりを見せる傾向にあり、
一般病院や施設などでもその数は増えています。

いつか、性別にこだわらない看護環境が
あたりまえになるのかもしれませんね。

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Hさんのご希望は、
医療行為のできる環境でスキルを磨くことと、
家族の将来のために年収をアップすることでした。

お話をよく伺っていると、
Hさんは正看護師資格を取りたいという思いながらも、
働きながら看護学校に行くのは難しいと
あきらめていらっしゃるようでした。

相談中に「ムリなこと言ってもしょうがいないですよね」
と何度も口にされるHさん。

確かに仕事をしながら
資格習得を目指すことは大変なことです。
でも、Hさんは准看護師資格を取った時も
施設でかなりシフトに入りながらがんばり抜いて
資格習得を達成できた方です。

「その頃は独身だったから」と言うHさんは
あきらめる理由を自分に言い聞かせているように思えました。

でも、お話をすればするほど、
Hさんならきっと頑張り切れると感じた私は、
なんとか無理のない環境の中で、
Hさんのお住まいのエリアから通える看護学校と
その周辺で資格支援サポートをしてくれる病院を探しました。

看護学校に通いながらでも勤務できる方法や
いくつかの候補をお話するうち、
Hさんは「正看護師資格を取って、いつかは管理者になりたい」
という明確なキャリアプランを持つようになりました。

Hさんの強い思いに力を得て、
学校に通う条件はもちろん、
年収アップのご希望もかなえられるよう、
親しくさせて頂いている事業所へ給与額の相談をしてみました。

するとなんと3つの事業所から
資格習得後、管理職を目指し長期で働くことを条件に
通常は面接し、人事査定後しか出してもらえない給与額を、
事前に明示して頂くことができたのです。

Hさんは、その中で一番、年収が上がる
精神科の男性病棟勤務を選ばれました。

「ここまでして頂いたからには、
 必ず資格を取って、管理職になります!」
とHさんは頼もしく言って下さいました。

Hさんは目標を持つと
さらにイキイキされる方なのだなと感じました。


性別による偏見はすぐにはゼロにはならないと思いますが、
“自分はこういう看護師になりたい”
という明確な目標があれば
その思いは周囲の人に伝わり、
きっと道を切り開いていくことができると思います。

そんな思いを持ったいろんな看護師さんを応援していけるよう、
ケース バイ ケースで
最善のご提案をしていきたいと思っています。

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キャリアアドバイザーからのメッセージ

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