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2014年02月04日

介護福祉士から准看護師に

先日、掃除をしていて、
友人に「キレイめな服も持っていた方がいいよ」
と言われ買ったジャケットが
タグも取らないままタンスの肥やしになっているのを
発見しました。

仕事ではスーツなので、
休日はラフな服がおおいんですよね。
せっかく買ったのに使わないのってもったいないですよね。


さて、今回のお話ですが、
介護福祉士として8年仕事をした後、
「もっと医療面でもケアできる人になりたい!」
と20代後半に准看護師資格を取ったNさんのお話です。

Nさんは介護福祉士をしながら、
県から奨学金を借りて看護学校に通い、
資格を取られたばかりの新卒での転職でした。

Nさんは奨学金を借りるための契約上、
転職先に制限がありました。

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奨学金制度は、さまざまな団体が行っており、
借りる団体により条件が違います。

看護関連の公的機関が行っていたり、
病院が独自に行っていたり、
県や市区町村などの公的機関が行っていたり、
他にも民間企業が行っているものなど様々です。

条件はその団体によって違い、
貸付金額や返済期間だけでなく、
資格習得後の就職先とそこでの就業期限など
卒業後の就業条件にも規定があります。

たとえば病院が行っている奨学金制度では、
『資格習得後、一定期間はその病院で働くこと』
が条件になっているものがほとんどです。

「活躍してくれる人材」として期待を寄せ、
医療機関や地域が看護師の人材確保のために
お金を貸してくれるというシステムなのです。

この制度を利用すれば、
現状、手元にお金のない人でも、
学んで資格を習得することができ、
その後、看護職に就くことができるため、
多くの人が利用しています。

准看護師、看護師資格以外にも、
認定看護師や専門看護師などの
支援制度を持った団体も多く存在しています。

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さて、Nさんの場合は、
『県内の200床以下の病院
 または介護老人保健施設で就業すること』
が条件でした。

条件を満たして5年以上、就業すると、
奨学金を全額免除してもらうことができます。

せっかく取った看護師資格を
活かさないのはもったいないので、
Nさんには医療現場で
看護の基礎を身に着けることをオススメしました。

今後、福祉の現場に戻るにしても、
臨床での経験は大きな強みになるのです。

そう提案するとNさんは
自分でも「臨床経験を積みたい」と思っていたものの、
実は他社の転職サイトにも登録していて、
そこですでに条件のよい老健から内定をもらったというのです。
「こんな好条件の施設はない」と強く勧められいて、
どうしたらいいか悩んだ末に、
今回、相談下さったのでした。

そういうことならと、
まずは県の奨学金制度の情報を集め、
奨学金制度の条件に当てはまる病院と
老人保健施設をいくつかあげ、
待遇面などの条件を比較できるようにしました。

どこの老健に内定が決まっているかは
聞いていませんでしたが、
候補の中にその老健も入っていたそうです。

Nさんには、一度、今までのやり取りを忘れてもらい、
ゼロからその候補を比較してもらいました。


そして、Nさんは
「やはり看護スキルを身に着けたい」と
入職後からプリセプターがつき、
その後も教育計画がしっかりしている
155床の一般病院を選びました。

Nさんには介護福祉士としての経験があったこともあり、
病院側からは好条件で内定が決まりました。

「納得して新しいスタートが切れてよかったです」
と言うNさんにはもう迷いはありませんでした。

すでに医療・福祉の現場に携わっているけれど、
正看護師や認定看護師、専門看護、助産師、保健師など
「さらに資格を取りたい」と考えている方には、
奨学金制度や支援制度のある病院などもご紹介できますので、
お気軽に聞いてみてくださいね。


余談ですがこのご紹介の後、
タンスの肥やしだったジャケットを着てみました。
「似合っているね」と友人に言われうれしかったです。
せっかく手にいれたものなので
これからは着てみようと思います。

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