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2014年03月25日

恋する看護師さんからの相談

文学好きの友人が古今和歌集を読んでいたので、
「よくそんな難しい本を読むね」と言ったら、
「中身は恋愛の歌ばかり。今も昔も変わらないよ」
と言っていました。

いつの時代も人は、
恋愛にふりまわされているんですね。


さて、今回は24歳のSさんのお話。

Sさんは1年目の看護師さんで
回復リハビリテーション病棟に配属され、
右も左もわからぬまま、
8ヶ月間、必死で頑張って来られました。

落ち込むことも何度かありましたが、
Sさんには自分を認めてもらいたい、
と思う先輩看護師がいました。

それはいつも丁寧な指導をしてくれ
患者さんにもスタッフにも優しい
男性看護師の先輩。

しかし、最近、急に
先輩がよそよそしくなったというのです。

Sさんに思い当たる原因は、
先輩から気をつけるよう言われていたことで
大きなミスをしてしまったこと。

一番、大きな支えになっていた先輩から
嫌われたかもと思うと
Sさんは仕事への意欲がなくなり、
そのせいでまたミスをしてしまうように。

「もう辞めたい」と消え入るような声で言うSさん。

恋をしていると、
そのこと抜きに人生を考えられなくなるとき
ってありますよね。

でも、このまま逃げ出してしまうのは、
看護師としても、恋する女性としても、
いいことはありません。

そこで、Sさんが看護師になったきっかけを
伺ってみることにしました。


Sさんは、4歳の時に大きな怪我をして
手術を受けていました。
幼いSさんにとって
はじめての入院はとても怖かったそうです。

そんな中、
優しくしてくれた看護師さんの姿は
いつしか憧れに変わり、
Sさんの夢は看護師になりました。

その頃の話をしていると
Sさんは少し早口になり、
声のトーンも高くなりました。

さらに
「私、なりたかった看護師になっていたんですね」
とおっしゃいました。

その言葉に、きっともう大丈夫だろうと感じ、
その時は、転職をオススメせずに電話を切りました。


しかし、数日後、再びSさんから
「病院を紹介して欲しい」とお電話がきたのです。

「仕事も恋もがんばろう」と決意したSさんは、
先輩に告白し、ふられてしまいました。
それでもスッキリし、前に進めると思っていたSさん。

ところが、Sさんをふったとこを
こともあろうにその先輩が言いふらしていたのです。

Sさんの電話の声は苦しそうな鼻声でした。

今の職場でがんばって欲しいと思っていましたが、
一番信頼してきた人に傷つけられ、
その場所に毎日通うSさんの気持ちを思うと、
いたたまれません。

それから、Sさんと一緒に
次の職場のことだけでなく、
3年後、5年後、10年後に
どんな看護師になっていたいのかということを
たくさん話し合いました。

心を打ちひしがれていたSさんでしたが、
未来の希望の姿について話すことで
少しずつですが
前向きな気持ちが持てるようになっていました。

「外科系の急性期で活躍できる看護師になりたい」
と目標を決めたSさんには、
できるだけ教育環境や人間環境に魅力のある
一般病院をご紹介しました。


入職後、
覚えなきゃいけないことがおおく、
落ち込んでいる時間もないと言うSさん。

「先輩よりすごい看護師になってやりますよ」
というSさんの声には力強さが感じられました。


失恋の辛さは、
ときに生きる気力さえ奪ってしまうの。
でも、傷つくほど人を好きになれた自分に胸張って
前を向いてください。

そうして自分を磨いていれば
いつかきっと
あなたの良さに気付いてくれる人に
出会えるかもしれません。

Sさん、目標に向かって頑張ってくださいね!

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