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2014年04月30日

転換期にある病院を私が立て直す

よく立ち寄るお弁当屋さんがあるのですが
店員が2人しかいないのに、
注文してから作るのに手早くおいしいお店があります。

調理担当の人は無表情ですがとても手際がよく、
レジの人はテキパキ元気な対応で
渡されたお弁当が美味しそうに見えるよな笑顔。
二人の連携は見事なものだなと
いつも感心してしまいます。

こういうのを“適材適所”っていうのかもしれません。


さて、今回お話するのは
一般病棟で11年、
泌尿器科病棟の透析室で13年の経験を持つ
ベテラン看護師Iさんのケースです。

長く務めた病院でしたが、
ご家庭のご事情で
どうしても収入を増やさなければならなくなり、
思い切って転職に踏み切られたIさん。

ご希望の透析で求人を当たると
どの事業所も
Iさんの経歴を見て
「是非、来てほしい」と言うのですが、
今よりも給与アップという条件を伝えると
どこも難色を示しました。

Iさんとは何度も話し合いました。
Ⅰさんはご自身の看護への考えも、
収入が必要な理由や具体的な金額についても、
とてもわかりやすく説明してくださいます。

さらに冷静な視点で、適切な判断をされるので、
話す度に、聡明な方だなと
とても感心してしまいました。

経験もあり、人としても頼もしいIさんが
活躍できる場を探したい!

そう思うものの、
そのエリアの透析で
Iさんの給与はかなりいい方。
それ以上出せる事業所となると、
なかなか見つかりませんでした。

そんな中、
Ⅰさんのご自宅から1時間はかかるものの、
電車1本で通える透析病院で
こんな話が出てきました。

その病院の看護部長さんが
「今、病院自体の体質を変えようと
 奮闘している最中なので、
 新しい人を取っている余裕はないんです」
と言うのです。

その話を聞いたとき、
Ⅰさんならその建て直しの力になれるのではないか、
と思いました。

Iさんにそのことを話してみると、
「少し考えさせて下さい」と言う返事でした。

まだ病院側にも話していないので、
選択肢の一つとして考えてみて欲しいれど、
Iさんの素晴らしい素質を生かせる場だと思うと
とお伝えしました。


翌日、
Ⅰさんから電話がかかってきて、
「私がその病院を建て直します」
と心強い言葉をいただきました。

さっそく看護部長さんに連絡し、
Ⅰさんの人柄や経歴、
病院建て直しへの意欲を伝えると
求人は出してないけど会ってみてもいい、
と言ってくださいました。

面接という形でしたが、
Ⅰさんと看護部長さんは
どんな風に院内の建て直しをするか
という話ですでに盛り上がっていました。

看護部長さんはIさんを大変気に入ってくださり、
Ⅰさんを教育担当として、
希望給与額で採用してくださいました。


それから半年後。
Ⅰさんは病棟主任になり、
病院の体質改善におおいに貢献しています。

管理職は考えていなかった
というⅠさんでしたが、
「私に向いていたみたいです!」
と冷静な自己分析を交えながら、
仕事の楽しさを教えてくださいました。

Ⅰさんの経験や人柄がマッチした求人で
Ⅰさんのご希望も叶えることができ、
本当によかったです。


Ⅰさんやあの弁当屋の店員さんたちのように
私も人から「天職だね」と言っていただけるような
仕事をしていこうと思いました。

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