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2014年05月07日

「夢を持つこと」はエネルギー

先日、小学校時代の友人にばったり会いました。
クラス一のわんぱく坊主だった彼が、
なんとドクターになっていました。

久しぶりに卒業文集を開くと、
彼は将来の夢に「医者になりたい」と書いていました。
夢を持ち続け、持ち前のパワーで実現したんですね。


今回ご紹介するKさんも、
そんなエネルギッシュな方でした。

Kさんは看護師として産婦人科病棟で勤務するうちに、
分娩介助にあこがれて助産師を志望。

28歳で助産師資格を取得して、
大学病院の産科病棟に就職しましたが、
“助産師”が足りているという理由で
“看護師”として勤務することに。
分娩に直接関われないまま2年が過ぎました。

どうしても分娩介助がしたいKさんは、
思い切って大学病院を退職し、
転職サイトで総合病院の産婦人科を見つけて
“助産師”として就職しました。

しかし、その病棟は新人教育が手薄で、
未経験のKさんはなかなか分娩に関われません。
それどころか2ヶ月後にベテラン助産師が入職すると、
Kさんには内科病棟へ異動の辞令が。

Kさんはやむなく退職し、再度転職活動を始め、
通える範囲の病院を探して面接に挑みました。
けれども、現場での助産師経験がないという理由で
どこも断られてしまって悩んでいたところ、
“お悩み相談室”をご覧になり、
ご相談くださったのです。

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近年、少子化による出産数の減少により
産科病棟は閉鎖されたり、
混合病棟に編成される傾向があり、
病院助産師が専門性を発揮しにくくなっています。

一方、助産師の専門性が必要な診療所では助産師不足で、
助産師の偏在が問題となっています。

また、助産師は専門性が高く重労働で離職率も高いため、
事業所では即戦力になる経験者を求める傾向があります。

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「どうしても助産師として仕事がしたいんです」
Kさんは、魅力ある先輩助産師の分娩介助の思い出や、
分娩介助にかける思いを熱く語られました。

しかし、Kさんの転職のネックはやはり、
助産師経験がないことです。

Kさんは転居も可能とのことなので、
隣の県の助産師教育に注力している病院を見つけ、
連絡を取りました。

しかし案の定、先方からは、
中途採用でもあるため助産師は経験者の方が良い、
と言われてしまいました。

それでもあきらめずに、
環境に恵まれなかったKさんが、
短期間に2度転職した経緯を詳しくご説明しました。
そして、Kさんがとてもやる気があることと、
未経験だからこそ成長できる環境を求めていることを強調すると、
なんとか面接の承諾が得られました。

Kさんには、万全を期して
病院から頂いた新人教育プログラムをお渡しし、
なるべく現場への理解を深めるよう、
事前準備をしていただくことにしました。

面接の時、Kさんは病院の教育内容を熟知していて、
ご自身の意見も伝えられたので、
病院長も師長も驚いていました。

Kさんの出産への思いと
明るくエネルギッシュな人柄が伝わり、
見事内定が決まりました。

「あきらめずに頑張って良かった!」
本当に嬉しそうなKさん。
私も心から嬉しく思いました。

Kさんは後日お電話で、
毎日やりがいを感じているとご報告くださいました。
「おかげさまで」と何度も言われましたが、
Kさんが強い思いを持ち続けていたからこそ、
ここまで来られたのだと思います。

求めていた職場に出会えることは
本当に嬉しい事ですよね。
困難なことが多くても、
「夢を持つこと」を大切にしてください。
その気持ちがエネルギーとなって、
道が開けてくると思いますよ。

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

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