お悩み相談室

1,000人以上の看護師さんとお会いしてきたキャリアアドバイザー達が、あなたのお悩みにお応えします。

2014年05月20日

悩みを打ち明けることをためらわないで

この間、会社の冷房が効きすぎて
寒いな、と思ったのですが
みんなは暑いのかと思い、我慢していました。

でもやっぱり耐えられなくなり周りの人に聞いてみると
みんなも寒かったことがわかり、
冷房の設定温度を上げることにしました。

我慢しないで早く言えば良かったですね。


今回ご紹介するAさんは、
だれにも打ち明けられない悩みを、
ずっと抱えていた方でした。

Aさんは看護師免許取得後、
さらに1年かけて資格を取得し、
県立高校に養護教諭として就職。

しかし勤務2年目に“うつ病”を発症し、
学校を退職してしまいました。

その後、3年間の自宅療養を経て、
症状が落ち着いたAさん。
なんとか社会復帰したいと考えて、
今回ご相談くださったのです。

お電話で話すとAさんは、
復職に強い不安を感じられているようだったので、
一度お越しいただいて、
直接お話を伺うことにしました。

Aさんは現在28歳。
落ち着いた雰囲気で、言葉遣いも丁寧な方でした。

以前のお仕事の内容を伺うと、
Aさんはポツリポツリと話し始めました。

話しにくそうなご様子だったので、
「ここでは何をおっしゃっても大丈夫ですよ」
と申し上げると
Aさんは少しためらってから、
生徒や保護者と学校との板ばさみになってうつ病になったこと、
入退院を繰り返して
「精神障害者手帳2級」を保有するまでになったことを
ぽつぽつと話されました。

「職場復帰する自信なんて、本当はないんです」
と、絞りだすようにAさんはおっしゃいました。

それは、忙しい医療現場で頑張っている友達にも
Aさんの回復を期待するご両親にも言えずに、
Aさんが抱え込んでいた思いでした。

「でも、ここで本音を言えて良かったです」
Aさんはホッとしたように表情を和らげ、涙ぐまれました。

================

看護師さんの中には、
厳しい現場でメンタルヘルスに問題を抱えてしまい、
職を離れる方も多くいらっしゃいます。

障害者雇用促進法では、
従業員数200名以上の法人の場合、
身体障害者または知的障害者を
常用労働者として雇用することが
義務づけられています。

平成18年からは
精神障害者についても雇用率の算定対象になり、
精神障害者手帳を保有する人を
積極的に採用する企業も増えてきました。

障害者認定を受けたとしても、
活躍できる職場は必ずあります。

何ができるのか、どんな職場が合うのかを、
しっかり検討することが大切なのです。

==================

精神障害者手帳のことをとても気にされているAさんに
安心していただくため、
以前に障害者雇用も受け入れていると
人事の方から伺っていた
老人ホームをご提案してみました。

生徒の健康管理をしていた養護教諭の経験に近い、
入居者の健康チェックや服薬管理のお仕事です。

Aさんは少し安心されたご様子でした。

後日Aさんは、
ご両親と相談のうえ面接をご希望。
ご同行させていただくことにしました。

Aさんは緊張されていましたが、
事業所の担当者には
真面目な人柄が伝わりました。

医療現場が未経験でも、
難しい処置がほとんどないホームなので、
入居者とじっくり関わることを期待されて、
Aさんは入職が内定しました。

「私でも働けるところがあったんですね」
Aさんは、しみじみとおっしゃいました。

悩みを打ち明けたことをきっかけに
Aさんの職場が見つかって、本当に良かったです。


「本心を誰かに聞いてもらう」
それだけで一歩を踏み出す勇気が出ることもあります。

仕事で行き詰まったら、一人で抱えこまずに、
誰かにうちあけてみてください。
気持ちが軽くなるかもしれませんよ。

関連するキーワード

※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

おすすめ情報

ページトップへ