お悩み相談室

1,000人以上の看護師さんとお会いしてきたキャリアアドバイザー達が、あなたのお悩みにお応えします。

2014年06月24日

本当はやりたいこと

セールで30%オフで思わず買った商品が、
別の店では普通にそのくらいの値段で売っていて、
なんだかがっかりしたことがあります。

「30%オフ」と赤で書かれた文字にのせられてしまったけど、
今思うと、それほど欲しいわけでもなかったんですよね。

いろんな情報に惑わされず、
自分の思いで判断したいものです。


さて、今回は、扶養内のお仕事を探し
ご相談下さった看護師Mさんのお話です。

Mさんは、急性期の常勤で活躍されていましたが、
旦那さんの海外転勤をきっかけに離職。

最近帰国されたのですが、
お子さんの保育園のお迎えがあるため、
扶養内での仕事を見つけたいとのご希望でした。

================

「扶養内」とは、
ご家族に扶養されている方がパートなどで収入を得る場合、
所得130万円を越えなければ、
扶養対象者として、税金の控除を受けられるという仕組みで、
所得が103万円を越えると課税は増えますが、
130万円までは扶養内といわれ、
越えると、扶養から外れます。

扶養から外れた場合、
所得に課税されるだけではなく、
自分で健康保険や年金に加入しなければならなくなり、
毎月の支払いが増えてしまいます。

さらに扶養していた方の人の給与も
扶養家族がいる控除がなくなるため、
課税金額が増えてしまうのです。

このため、扶養されている人が
常勤などでしっかり稼ぐような勤務ではなく、
非常勤勤務をする場合、
課税対象額の130万円以上を稼がないように
勤務時間を調整することがよくあり、
「扶養内勤務」という言葉も
広く一般に知られるようになっています。

=============

Mさんのご希望条件を伺い、
残業がほとんどないクリニックの日勤勤務をご提案。
面接に行って頂き、その後、お電話を頂きました。

すると、Mさんは
「子供も小さいし、やっぱり扶養内の方がいいんですよね…」
と会話の間に何度もおっしゃるのです。

そのクリニックがあまり気に入らなかったのかもしれないと
他の日勤の非常勤の求人もご提案しましたが、
Mさんは前向きな言葉とはうらはらに、
面接の設定をしようとするとためらわれるのでした。

そこで求人の話しは一旦、止めて、
Mさんの看護時代の話などを伺ってみました。
するとMさんはとてもイキイキと
急性期で活躍されていた頃の話しをするのです。

もしかするとMさんは、
以前のようにバリバリと仕事をしたいのではないか、
そんな風に思えました。

そこで、急性期でも院内保育のある職場もあると
さりげなく提案してみると、
Mさんは強い興味をもたれましたが、
面接まで話しが進むと、また戸惑うのです。

そのあからさま変化にご自身でも気づかれたようで
「小さい子がいてブランクがあれば、
 扶養内がいいってみんなに言われて…」
とMさんは戸惑われていた理由を話して下さいました。

面接に行ったクリニックは比較的ゆとりのあり、
Mさんがやりたい忙しい急性期とイメージが違っていたのですが、
海外から帰国されたMさんは、
周囲の常識と反することをすれば、
浮いてしまうのではないかと恐れていたのです。

そこで、私は今までにご紹介した
ママさん看護師さんたちのさまざまなケースをお話ししました。

その後、Mさんはご主人に相談。
「院内保育があるなら復帰すればいい」と言われました。

そして、娘さんにも
「ママが看護師になってもいいか」と聞いてみました。
娘さんはまだよくわからないのか、
Mさんに職場復帰して欲しくないのか、
黙り込んでしまったそうです。

「やはり娘が大きくなるまであきらめようかな」
とお電話を下さったMさん。

しかし、翌日、Mさんから
「娘が手紙をくれたんですよ!」と電話がありました。

その手紙には
『まま、かんごしのおしごと、がんばってね』
と書かれていたそうです。


あれから3ヶ月。
Mさんは、院内保育のある急性期病院で
フルパートでお仕事をしています。
オペ室で、オンコールはありません。

「新しい分野を教わることが楽しいです!」
と元気のいい報告を下さったので、
娘さんもきっと元気に過ごされているのでしょう。


周囲のアドバイスは、自分にはない視点をくれる
とてもありがたいものです。

でも、自分自身の心の声を聞き取れるのは、あなただけです。

周りの意見と自分の気持ち、どちらも合わせて、
よりよい方向を見つけていってくださいね。

関連するキーワード

※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

おすすめ情報

ページトップへ