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2014年07月29日

やる気が出ない…

“怪我の功名”ということわざがありますよね。
「大変な目にあったけどおかげでよいことに巡り会えた」
と言うたとえですが、
昔の人って本当にうまいこと言うなと感心します。


さて、今回は心と体の不調から
新しい道へ進まれた看護師さんの話です。

Hさんの気持ちが沈んだのは、
はじめはほんの些細なことだったそうです。

今まで仲の良かった同僚が別の科に移ってしまい、
それでも同じ院内なので
変わらず仲良くしていたものの、
共通の話題が減っていき、
次第に距離を感じるようになったそうです。

「本当に情けない理由で、ダメですよね」
と自分を責めていたHさん。

時を同じくして、
体調に異変が起こりだしたHさん。
勤務のない日はすっきり目が覚めて、
家事もてきぱきとできるのに、
勤務の日は、なぜか強い睡魔を感じ、
這うように起き出して、
なんとか仕事に向かうような日々…。

年齢的な体調の変化とも思いましたが、
休日には普通に生活できるので、
余計に悪いのではないかと悩み、
今回、ご相談くださったのでした。

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30代から徐々に
女性はホルモンバランスを
崩されることがあります。

ホルモンバランスの変化は
今までできていた当たり前のことが
急にできなくなったり、
精神的に不安定になったりと、
さまざまな症状を引き起こします。

『うつ』までは行かずとも、
その状態で頑張り続けるのは
人目には見えない苦労を伴うものです。

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Hさんも家族から「怠け者」と非難され、
余計に自分を責めていきました。
それでも「稼がなければ」というHさん。

できることなら今の病院のまま、
気持ちが前向きになればよいと思い、
しばらくお話しを伺ってきましたが、
Hさんの声は日に日に沈んでいました。

そこで、思い切って
環境を変えてみることをご提案。
一緒に転職の可能性を探ってみることにしました。

Hさんは同じ急性期病棟で8年勤めてきました。
年齢は39歳。
今後の働き方や看護への思いを伺っていくと、
Hさんはこのところ、
体力的に夜勤に負担を感じていた
とおっしゃいました。

そこで必要な収入の額について
もう一度、生活を見直してもらい、
希望給与を計算していただきました。

また、Hさんがずっと
「産科に興味があるけど経験外なので無理だ」
とあきらめていたことがわかりました。

そこで希望給与額の産科の外来看護をご提案。
以前から懇意にしている中規模病院の産科だったのですが、
外来の看護師さんが妊娠のため退職予定で、
ちょうど「そろそろ求人を出そうか」
というタイミングだったのです。

Hさんは40歳を前に
未経験の科への転職することに不安は感じながらも、
やってみたかった分野への挑戦に興味を抱かれました。

病院側へもHさんの経歴などを説明すると
「一度、会ってみたい」と言ってもらえたので、
お互いに感触をつかんでみるために
面談をセッティングさせていただきました。

すると双方とも好印象だったようで、
話はとんとん拍子に進みました。

長く勤めてきたHさんだったので、
引継ぎに多少の時間がかかったものの、
その後、無事、転職することができました。

「転職が決まってから不思議なくらい
 朝、起きられるようになったんです」
と言うHさんの声は、
もう沈んだものではありませんでした。


転職後、Hさんは勉強しながら元気に働いています。
初めての科で戸惑うこともあるようですが、
出産に携わることで気持ちが前向きになり、
朝も普通に起きられるようになったそうです。


大きな不満があるというわけでもないのに、
なんだかやる気がでなくなる…、
思うようにできなくなる…、
そんなときは自分を責めないでください。

今までの自分に変化を感じたら、
それに合わせた無理のない働き方を見直してもいいんです。

それは新しい自分の始まりかもしれませんよ。

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