無理なく働ける職場を探したい!転職失敗で気付いた本当にやりたい仕事とは

2023.7.11

健康診断の説明書類の上に赤ペンと聴診器が置かれているイメージ

「体力的に負担の少ない職場へ転職したい」急性期病院に勤務して10年以上の看護師Tさんの場合

地元の急性期病院で10年以上勤務してきた看護師のTさん。仕事に誇りを持って働いていましたが、年々体力的に辛く40歳を機に退職をしました。無理なく働ける職場を探し始め、一度他社から紹介された条件の良い職場へ転職しましたが、仕事内容や方針などが合わず退職してしまいました。レバウェル看護のアドバイザーは、本当にTさんに合った職場が何かをともに考え直し、求人を探しました。

年々体力的に辛く…無理なく働ける職場へ転職したい

先日レストランで、メニューの写真がとても美味しそうだったので、普段は選ばないものを注文してみました。しかし運ばれてきたものは写真とイメージが違ううえ、自分の好みに合わず、食べきるのが大変でした。情報に惑わされず、自分に合ったものを選びたいですね。

今回ご紹介するのは、生まれ育った地元の急性期病院で10年以上勤務してきた看護師のTさんです。仕事に誇りを持って頑張ってきましたが、研修や残業が多い職場だったため、年々疲労が溜まるようになってきました。

Tさんは思い切って40歳を境に退職。しばらく休養をとった後、負担が少なく自分の時間が持ちやすい仕事を探し、ご相談くださいました。

Tさんは、病棟での経験が活かせる内科か外科系のクリニックの常勤をご希望されました。そこで、通勤範囲内の内科系クリニックをご提案し、まずは見学してみることにしました。

しかし、次の日Tさんから、他社から紹介された有料老人ホームに行きます、と、お電話がありました。

ホームでのお仕事は、入所者の健康管理や簡単な医療行為で、定時で上がれる働きやすい職場ですよ、と言われたそうです。

「それに、この地域にしてはかなりの高給与なんです!」家からも近く、Tさんはたいへん気に入った様子です。

Tさんのご希望はクリニックではありませんか?とお聞きしたのですが、「こんなにいい条件なら、すぐにでも働き始めないと」と、きっぱりおっしゃるTさん。

Tさんがすでに転職を決心されたようなので、また何かありましたら、いつでもお気軽にご相談ください、とお話してお電話を終えました。

それから1ヶ月後、Tさんは「やっぱり病院かクリニックを探したい」と、再びお電話をくださったのです。

「本当に合っている仕事が何か考え直してみませんか?」

老人ホームの勤務はTさんが聞いていた話とは違い、移送や入浴介助などの介護ケアが多く、持病の腰痛が悪化。看護ケアの途中でも介護ケアのために呼ばれ、十分なケアができず不満を感じて辞めてしまったというのです。

さらに詳しくお聞きすると、ケアの方法に疑問を感じたTさんが、「このやり方で良いんですか?」とベテランの介護職員に聞いたら、「ここは病院じゃないですから!」と言われ、度々きつくあたられるようになり、Tさんは職場に行くのが辛くなってしまったというのです。

「条件にとびついて転職したのが失敗でした」と、きびきびした印象だったTさんの声が暗く沈んでいました。

介護の現場は慢性的な人手不足で、看護師も介護ケアにあたる職場が多いのが現状です。「複雑な医療行為がない」という働きやすさはありますが、施設によっては身体の負担が大きい職場もあります。

Tさんが入職したホームは、看護師が介護ケアも行う重労働のうえ、人間関係も難しい職場だったため、Tさんは転職自体に自信をなくしてしまったのです。

Tさんのお話をゆっくりとお聞きした後で、今回の転職を「失敗」と受け止めず、Tさんに合っている仕事が何なのかを考え直す機会にしませんか、とお話しました。

転職の際には給与や通勤距離などの条件だけでなく、業務内容をじっくりと検討し、納得できる働き方を選ぶことが成功の鍵になります。バリバリ働いてきた経験豊富なTさんにピッタリな職場は必ずあるはずです。

お話を聞いているうちにTさんは、ホームでは点滴や採血が少なくて寂しかった、とおっしゃいました。

条件と経験に合った仕事を考えることで、納得のいく転職が叶った

そこで、病院やクリニックではありませんが、健診センターをご提案してみました。身体的負担のあるケア業務はなく、健診に訪れる多くの方々に次々と対応するため、採血や心電図などのスキルがあるベテラン看護師を求めている職場です。

早速健診センターに連絡すると、Tさんにぜひ来て欲しいと言われ、スムーズに入職が決定。残業もなく体力的にも楽なため腰痛も軽減し、Tさんはいきいきと働きながら、余暇も楽しめるようになりました。

病院の忙しい勤務で体調を崩し、ゆったり働ける職場を探す看護師さんは大勢いらっしゃいます。転職を考えるときは、業務内容など細かいことでも気にせずご相談ください。

自分に合っているお仕事をじっくり考えて選べば、あなたがいきいきと働ける職場がきっと見えてきますよ。

誰かに聞いて欲しい悩みはありませんか

転職成功のポイント

ここでは、体力面に心配がある看護師が転職を成功させるポイントを紹介します。自分に合った働きやすい職場を探したい方は、参考にしてみてください。

条件だけではなく応募先の仕事内容・特徴を十分に確認する

体力的に不安のある方が転職を成功させるには、応募先の勤務時間や給与だけではなく、実際の仕事内容や看護師が担う役割をしっかり確認しましょう。「この仕事内容なのに高待遇」「一般的なイメージで仕事もラクなのでは」というなんとなくのイメージで転職しても、実際はハードであったり業務内容や看護方針が合わなかったりする恐れがあります。ミスマッチを起こさないよう、仕事内容の細かな部分までチェックすることが大切です。

転職先は「何にやりがいを感じるのか」も重視して決める

「次の職場では無理なく、かつ長く働きたい」とお考えの方は、どのような仕事にやりがいを感じるのかも十分に考えて転職先を決めましょう。今回のTさんを例にすると、前職を退職後に一度転職した施設は、最初は「体力的に負担がない」と感じていましたが、自分のやりたい看護が思うようにできませんでした。長く看護師として働くためには、興味のある分野や実践したいケア、処置などを整理することが必要です。やりたいことを見つめ直すことで、今まで選択肢になかった職場がマッチしている可能性もあります。「この仕事ならやってみたい」と思えるような職場が見つかるまで、探してみましょう。

レバウェル看護に相談する

「自分だけで希望に合った働きやすい職場を見つけるのは難しい」という方は、看護師転職に特化した転職エージェントの「レバウェル看護」をご活用ください。レバウェル看護では、アドバイザーがあなたの経験や希望条件、お悩みをヒアリング。体力に自信のない方にも、無理なく働けるピッタリの職場を紹介いたします。
「一度転職に失敗したことがあるので心配…」と不安がある方も、ご安心ください。専任のアドバイザーが、前職を退職した経緯や抱えているお悩み、希望条件を十分にお聞きししたうえで求人を提案します。応募までじっくり悩んで考えて構いません。サービスはすべて無料ですので、お気軽にご相談ください。

働くうえでの悩み相談してみませんか?
看護師さんのお悩み相談窓口」では働くうえでのまざまな悩みに寄り添います。看護師のキャリアパスに詳しいアドバイザーが1人では解決しにくい悩みにお答えします。
\転職するか決めなくても大丈夫/

この情報はお役に立ちましたか?

無料でさらに聞いてみる

「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。

インタビュー参加者全員にギフト券3,000円分プレゼント!