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2014年11月11日

努力を実らせる環境を探して

努力しても良い結果が得られない時、
「自分はダメだ」と思ってしまいがちですよね。

けれども、環境を変えてみることで、
努力が実ることもあります。
努力できること自体が、素晴らしい才能だと思います。


今回ご紹介するKさんも、
真面目な頑張り屋さんでした。

Kさんは会社員として働いていましたが、
子供の頃から憧れていた看護師になりたくて、
思い切って会社を退職。
看護専門学校に入学して29歳で資格を取得し、
念願だった看護師になりました。

Kさんが就職したのは大規模病院の急性期病棟で、
高度な知識や技術を求められる忙しい医療現場。
同期入職の年下の仲間たちが業務に慣れていく中、
Kさんは要領をつかめないまま次第に落ち込み、
わずか半年で退職してしまいました。

自信を失ったKさんは医療の現場を離れ、
次に選んだのはコンビニのアルバイトでした。
しかし、一度は諦めたものの「やっぱり看護師として働きたい!」と、
「看護師経験が半年しかない私でも働ける病院はないでしょうか」
と、『看護のお仕事』にご相談くださいました。


Kさんは、今度こそ看護師として成長したいと、
長く確実に働ける病院を強くご希望されました。

具体的な希望は特にないとおっしゃったので、
Kさんの通勤範囲内の病院の候補をいくつかあげてみました。

けれどもKさんは、
「そんなに大きい病院だと自信がない」
「知らない病気や治療がたくさんありそう」
などと、なかなか希望の病院を決められません。

診療科や業務内容などのご希望をお聞きしても、
「特にはないですけど」、と言葉をにごし、
「やっぱり私は看護師に向いていないのかも」
と小さな声でおっしゃるKさん。

強く不安を感じているご様子なので、
退職に至った経緯を詳しくお聞きしてみました。

するとKさんは、
「働き始めて、わからないことだらけだったんです」
と、急性期病棟で多様な疾患、治療、検査、薬剤などに
対応できなかった無力感を訴えられました。

同期入職の仲間たちは、
わからないことを教え合ったりしていたそうですが、
Kさんには人間関係を築く余裕もなく、
孤独感が募るばかり。

看護学校時代には一生懸命学習して自信を持ってケアをしていたのに、
どうしたら良いかわからなくなってしまったというKさん。
「知識が不十分なまま患者さんに接するのが怖いんです」
と、ため息をつきました。

お話を伺っているうちに、
マイペースながらも努力家であるKさんに必要なのは、
研修制度が整っていて、
集中して勉強できる環境なのではないか、と感じました。

そこで、プリセプター制度のある病院を探し、
中でもスタッフの人間関係が良好だと知られる
胃腸科専門と脳神経外科専門の病院をご提案しました。

研修制度がしっかりしている病院なら、
働きながらフォローも受けられます。

Kさんは少し安心した様子で、
「なるべくしっかり勉強できる病棟で働きたいです」と、
2箇所とも面接をご希望。

病院側には、Kさんの意欲とお人柄、
半年間で退職に至った経緯を事前にお伝えしてありました。

そして、面接ではKさんの真面目なお人柄が伝わり、2箇所とも内定。
Kさんは、脳神経外科専門病院を選択されました。

「もう一度急性期に挑戦してみたくて。」
とおっしゃるKさんの声からは、
前向きなやる気が感じられました。

就職してからのKさんは、
プリセプターの熱心な指導を受けて、
自信とやりがいを持てるようになりました。


日々忙しい医療現場。
頑張っても能力が発揮できず、
自信をなくしてしまう看護師さんも
いらっしゃるかもしれません。

けれども、自分をダメだと思うのではなく、
環境を見なおしてみませんか?
あなたの努力が実る環境は、
確実にあります。

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