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2014年11月18日

希望の職場をあきらめないで

子育て中の看護師さんからご相談をよくいただきます。
たいへんなお仕事をしながらも、
子育てや家事をこなすバイタリティは
本当に素晴らしいと思います。

けれども、お子さんが小さいうちは、
夜勤、時間外、長時間勤務などがネックになりやすく、
職場選びに苦労する方が多いのも現状です。

今回ご紹介する35歳の看護師Mさんも、
希望の職場を見つけられずに悩んでおられました。


Mさんは出産を機に退職して子育てに専念していましたが、
シングルマザーになってからは、
3歳のお子さんと二人暮らしになり、
生計を立てるために復職。
ご両親から経済的援助を受けながら、
病院の外来で日勤のみの非常勤職員として
週5日間働いていました。

Mさんは経済的に自立するために
昇給や賞与のある常勤職員になりたいと考え、
病院側に申し出ました。

しかし病院側からは“常勤職員は夜勤が必須”と言われたため、
やむなく断念することに。
お子さんと二人暮らしのMさんには
夜勤はできなかったのです。

Mさんは、なるべく高給与で夜勤のない
日勤常勤の仕事を探してご相談くださいました。

Mさんの通勤範囲内で求人を探してみると
「日勤のみの常勤職員募集」とあっても、
“月に数回、夜勤が出来る方優遇”という条件付き。

Mさんと話し合い、
病院以外で日勤常勤の求人も検討しましたが、
「勤務時間が長い」、「オンコール対応が必要」など、
子育てとの両立は困難な求人ばかり。

さらに広い範囲で探すことをご提案してみましたが、
ご実家の近くに住んでいるので転居はしたくない、
とおっしゃるMさん。

そこで、ご実家の協力が得られるかどうか伺ってみました。
するとMさんは即座に
「親もたいへんなのに、これ以上頼れません!」
と、きっぱりおっしゃるのです。

Mさんのお話では、
ご両親は飲食店経営のため、朝から晩まで不在。
同居されている妹さんもお勤めで忙しいとのこと。
経済的に余裕のないご両親から援助を受けているため、
Mさんは負い目を感じられているようでした。

何か良い方法はないかと考え、
さらに詳しいお話を伺ってみると、
ご両親のお店は日曜が定休日だとわかりました。
お子さんは日曜日に時々、
おじいちゃんやおばあちゃんに会いに行くのを
とても楽しみにしているそうです。

私は、「ここだ!」と思いました。
週末なら、ご両親に育児協力の相談ができるかもしれません。
病院側に交渉し、無理なく働けるように調整すれば、
Mさんの収入はアップし、ご両親の経済的負担が軽減できます。

早速、週末の夜勤職員を求めていた病院に確認しました。
すると、常勤職員でも週末の夜勤に入ってくれるのなら、
夜勤回数は月に2回でも良いと言ってくださいました。

Mさんにそのことをお伝えすると、
「月2回くらいなら子どもを預けられるかもしれない」
とご両親に相談。
すると、
実は本当はずっと「頼ってくれればいいのに」思っていたけれど、
Mさんが一人で頑張っているので、
口出ししないようにしていた、ということがわかりました。

その後、Mさんは病院の面接を受け、
夜勤月2回のみという条件で、
常勤として採用が決まりました。

さらに病院側と交渉して、
残業がほとんどない外来への配置にしてもらうことで、
Mさんは無理なく家庭と仕事の両立ができる環境に。

Mさんは収入アップに成功し、
ご両親の経済的負担も軽減することができたのです。

「収入が安定したら、安心して親にも頼れるようになりました」
笑いながらおっしゃるMさんからは、
心のゆとりが感じられました。

親子だから、互いに相手を思って、
言い出せないことや頼れないこともあります。
でも、大切な人だからこそ、
役に立てるとうれしいものですよね。


看護師さんそれぞれに違う家庭環境があります。
希望条件をあきらめず、条件を叶えるための解決策を一緒に考え、
お仕事探しをサポートできればと思っています。

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