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2014年11月27日

間違いを受け入れることで

仕事で泣いたことはありますか?
本気で取り組んでいるからこそ、
悔し涙を流すこともありますよね。


今回、ご紹介するMさんは、
ご自身が入院した際に、
心からのケアをしてくれた看護師に出会い、
34歳で「看護師になる」と一大決心.。
他業種で働きながら勉強をして、
正看護師を取得された方でした。

Mさんは卒業と同時にリハビリテーション病院に入職。
しかし、その病棟はめまぐるしい忙しさ。
患者さんとのコミュニケーションはほぼなく、
先輩から言いつけられた雑務を延々とこなすのみで、
教育らしい教育を受ける機会は
まったくと言っていいほどありません。
転職してまでやりたかった看護と
かけ離れた現実に悩んだMさんは
「看護のお仕事」にご相談下さったのでした。


「卒業前に自分の意思をはっきり持っていなかったんです」
というMさん。

厳しかった学校をやっと卒業し、
看護師として働けるという希望で、
学校の勧めのまま、あまり考えもせずに
今のリハビリ病院への入職を決めてしまったと
Mさんは何度も悔やまれていました。

転職するにしても、
早期退職をすることで、
病院や紹介してくれた学校に迷惑をかけてしまう
という後ろめたさもあり、
Mさんはすっかり途方に暮れていらっしゃいました。

「頑張りたい思いがあるからこそ、落ち込まれているんですよね」
私がそう伺うと、
Mさんは、自分を責め続けていた気持ちから少しだけ、
楽になられたようでした。

Mさんは、今度こそしっかりと考え、自身の道を決めたい
と転職を決意されました。


Mさんが理想とするじっくり向き合う看護を考えると
療養病棟が最適に思えましたが、
看護師になったばかりだからこそ、
しっかりとスキルを磨ける環境もまた大切です。

34歳から定年まで、
どんな職場で、どんな看護ができるのか、
Mさんと一緒に
ひとつひとつしっかり確認していきました。

結局Mさんは、
「じっくり向き合うスタイルを取れる療養病棟で経験を積みます!」
と、ご自身でそう結論を出されました。


それから条件面などをすり合わせ、
中規模病院の療養病棟に的を絞り、面接に挑みました。

面接でMさんは、
早期退職してしまうことに対しての言い訳は一切せずに、
自分が間違っていたこと、
だからこそ将来について真剣に考えられたことを
正直に面接官の看護部長さんに伝えました。

そんなMさんの目には
とめようとしても溢れる涙が・・・。

すると看護部長さんが、
「自分のダメなところにもしっかり向き合えるあなたはステキですよ」
と言ってくださり、
とうとう、Mさんは涙腺が崩壊したように号泣されました。

Mさんの思いはしっかりと伝わり、
内定ももらえましたが、
看護部長さんは「面接でこんなに泣かれたのは初めて」と
笑っていらっしゃいました。

「もう後悔はないので、あとは頑張るだけです」
Mさんには、ゆるぎない決意が感じられました。


自分自身の間違いを認めたり、人に告白することは、
想像以上に難しいことです。
だからこそ、自分が進むべき道に出会えるのです。
一人で難しいなら、人に相談してもいいと思います。

自分の間違いを認め、前に進んだMさんは
とても勇気があると思いました。
Mさん、なりたかった看護師になってくださいね。

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