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2014年12月18日

保健室から臨床への復帰

自分の置かれている状況や立場。
自分ではなかなかわからないものです。

医療の現場から遠ざかって、ブランクがある時。
臆病になってしまう人、全然気にしない人。
それぞれ人様々です。

そんなブランクのとらえ方を、
改めて考えるきっかけになったのが、
今回ご紹介するNさんです。


正看護師のNさんは33歳。
直近は中高一貫の学校で、
保健室の先生として6年間勤務されていました。

それ以前は、
有名な大病院の急性期病棟で、
常勤勤務をしていたとのこと。

最近、
当時の同期だった同僚の看護師に再会したところ、
彼女は、とても自信にあふれており、
キラキラして見えたそうです。

「自分もまた病棟ナースとして医療現場で輝きたい!」
そんな気持ちが芽生え始めました。

そして、
「再度勉強するなら年齢的にも今しかない」と、
転職することを決意しご相談くださいました。

まず、Nさんに転職先の希望を伺ってみました。
すると、名前が上がってきたのは
有名どころの大病院ばかり。

病棟でのブランクが6年間あるNさん。
現状として、受入れてくれる病院は限られてきます。

「まずは復職支援のある病院で復帰の準備をされてみては?」
とご提案しましたが、
当のNさんご自身はそのブランクを全く気にしていませんでした。

むしろ、
病院の規模と働き方にこだわりを持っているNさん。
お気持ちは変わりません。

そこで、
Nさんの希望された大病院をいくつかあたってみたところ、
なんとか1件、面談までたどりつきました。

面談を実際に受けてみたところ、
「以前の経験があるといっても
6年ものブランクがあると・・・はっきり言って厳しいです」
と看護部長からの言葉。

普通の人と同じステージで、
転職活動ができると思っていたNさんにとって、
この言葉は大きく響きました。

「6年のブランクって大きいのですね……
思ってもみませんでした。
臨床に戻るのって難しいのでしょうか?」
と落ち込んだ様子のNさん。

「臨床に戻られることは、決して難しいことではありませんよ」
そう声をかけ、
再度、Nさんと一緒に希望条件を見直すことにしました。

「ブランクがあっても大丈夫な
研修体制を整えている職場はいかがですか?」
ご提案したのは有名な病院ではありませんが、
丁寧な復職支援がある病院でした。

ブランクの大きさを理解されたNさんは、
「そういうところなら安心ですよね」
と、今度は前向きに答えて下さいました。

結果として、
はじめの希望に比べると規模は小さめですが、
Nさんが安心して働ける病院への転職が叶いました。

「毎日が勉強で大変ですが、
徐々に感覚が戻ってくるようです」
後日、Nさんが話してくれました。
笑顔のNさんには、自信が戻っているようでした。

Nさんがキラキラ輝くナースになる日を、
楽しみにしています。


時にはブランクの有り無しで
採用判断されてしまうこともありますが、
すぐに諦める必要はありません。

今回のケースのように、
復職支援という研修体制を整えて、
サポートしてくれる病院もあるのです。

思い切って行動に起こすことで、
新たな道が開けていくかもしれませんよ。

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