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2015年03月03日

転居という新たな視点

朝、少しでもいいことがあると
「今日は、何かいい日だな」など
根拠もなく思ったりします。
逆に、悪いことがあると
ブルーになったりして…。

それが1日のことではなく、
人生の大きな転機だったら、
その落ち込みはもっと
大きく、つらいものでしょう。


今回、ご紹介するEさんは、
新卒1年未満で、
サービス残業含め
時間外が月50時間を越え、
身体的に耐え切れず、転職を考え、
ご相談くださった看護師さんでした。

「あと1年は頑張って、来年転職したい」
というのがEさんのご希望。
新卒だったので、
少しでも経験を積むことと、
次では失敗しないよう
時間をかけ職場探しをしたかったのです。

しかし、3ヵ月後、
果てしなく続く激務に、
限界を感じたEさんは
やむなく退職を決意したのでした。

“憧れてなった看護師を1年未満で辞める”
ということに後ろめたさを感じるEさん。
そこで、“つらいから辞める”のではなく、
“先へ進むための退職”にできるよう
新たな目標を探して、
何度も話し合いました。

しかし、
実習の時から
同じ病院の急性期病棟に入ってきたEさんは、
未経験の看護のステージに抵抗を感じ、
新たな目標を見つけることが
なかなかできませんでした。

ご自身をふがいなく思い、
「看護師に向いていないのかも・・・」
と落ち込むEさん。

なんとかEさんが気持ちよく、
前に進める方法はないか・・・
さまざまな可能性を考え、
思いきって転職先を“遠い地”にしてみる
ということを提案してみました。

そうすれば
“転居だから転職はやむをえない!”
と周囲からは思われるし、
ご自身も心機一転、
リスタートを切れるかもしれません。

思い切った提案ではあったのですが、
お伝えした瞬間に
Eさんの声色はパッと明るくなりました。

実は住んでみたい場所がある
というEさんは、
そこで新しく頑張る自分を
瞬時に思い描けたようでした。

転職先は、その地域の急性期で、
丁寧な教育制度のある病院を選びました。
看護師の人数が多く、
さまざまな雇用形態に理解があり、
万が一、身体的につらいときは、
常勤以外への移行も可能な環境です。

ただ働く土地を変えただけですが、
Eさんは、以前とは違い、
積極的な姿勢に変わりました。

「今度こそ頑張ります!」
というEさんは、
ご自身の中にはなかった
“転居”という選択肢を提案したことに
とても感謝をして下さいました。

でも、大切なのはここからです。
なりたくて、頑張ってなった看護師。
新しい場所で、今度こそ、
Eさんの憧れの看護師に
成長していって欲しいと思います。


つらさに耐え切れずに退職された方は、
どこかで自分を責めてしまい、
周囲からダメな奴と思われるのでは、
と不安に感じるもの。

でも、気持ちが変われば、
きっとまた頑張れます。

今回は、
“転職のために転居する”ということで、
新しい道を開くことができました。

周囲も納得し、
何よりご本人が頑張れるのならば、
そういう考え方も一つの方法ではないか
と思います。

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