新卒1年未満の転職で引け目を感じる…前向きに仕事を探せた意外なきっかけ

2023.7.11

矢印と的を射るイラストが書かれた木製ブロックのイメージ

「新卒なので経験を積んでから転職したい」急性期で勤務してきたEさんの場合

急性期病棟に新卒入職したEさん。サービス残業が多く激務な職場に疲れ、転職を検討しました。1年未満の転職に不安があるため「1年後に転職する」をいうEさんですが、労働環境はますます悪化し、退職を決意。新卒で転職することに後ろめたさを感じ、新しい職場で働く勇気が出ないEさんの背中を押そうと、レバウェル看護のアドバイザーがとある提案をいたしました。

残業が多く辛すぎる職場、それでも1年は経験を積んで転職したい

朝、少しでもいいことがあると「今日は何か良い日だな」と根拠もなく思ったりします。逆に、悪いことがあるとブルーになったりして…。

それが1日のことではなく、人生の大きな転機だったら、その落ち込みはもっと大きく、辛いものでしょう。

今回ご紹介するEさんは、新卒1年未満の看護師さん。サービス残業を含め時間外労働が月50時間を越え、身体的に耐え切れずに転職を考え、ご相談くださったのでした。

「あと1年は頑張って、来年転職したい」というのがEさんのご希望。新卒だったので、少しでも経験を積むことと、次では失敗しないよう時間をかけて職場探しをしたかったようです。

しかし3ヵ月後、果てしなく続く激務に限界を感じたEさんは、やむなく退職を決意したのでした。

“憧れてなった看護師を1年未満で辞める”ということに後ろめたさを感じるEさん。そこで、“辛いから辞める”のではなく、“先へ進むための退職”にできるよう新たな目標を探して、何度も話し合いました。

しかし、実習の時から同じ病院の急性期病棟に入ってきたEさんは、未経験の看護のステージに抵抗を感じ、新たな目標を見つけることがなかなかできませんでした。

前向きな転職のきっかけになるよう「転居」を提案

ご自身をふがいなく思い、「看護師に向いていないのかも…」と落ち込むEさん。
なんとかEさんが気持ちよく、前に進める方法はないか…さまざまな可能性を考え、思いきって転職先を“遠く離れた地域にしてみる”ということを提案してみました。

そうすれば、転居だから転職はやむをえないと周囲は感じますし、ご自身も心機一転、新たなスタートを切れるかもしれません。

思い切った提案ではあったのですが、お伝えした瞬間にEさんの声色はパッと明るくなりました。

実は住んでみたい場所があるというEさんは、そこで新しく頑張る自分を瞬時に思い描けたようでした。

転職先は、その地域の急性期で、丁寧な教育制度のある病院を選びました。看護師の人数が多く、さまざまな雇用形態に理解があり、万が一身体的につらいときは、常勤以外への移行も可能な環境です。

ただ働く土地を変えただけですが、Eさんは以前とは違い、積極的な姿勢に変わりました。

新しい地域で前職の経験も活かせる職場へ転職

「今度こそ頑張ります!」というEさんは、ご自身の中にはなかった“転居”という選択肢を提案したことにとても感謝して下さいました。

でも、大切なのはここからです。なりたくて、頑張ってなった看護師。新しい場所で今度こそ、Eさんの憧れの看護師に成長していって欲しいと思います。

辛さに耐え切れずに退職された方は、どこかで自分を責めてしまい、周囲からダメな人と思われるのでは、と不安に感じるものです。

しかし、気持ちが変われば、きっとまた頑張れます。
今回は、“転職のために転居する”ということで、新しい道を開くことができました。
周囲も納得し、何よりご本人が頑張れるのならば、そういう考え方も一つの方法ではないかと思います。

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転職成功のポイント

入職して間もないことがネックになり転職に踏み切れない場合、何か視点を変えてみることで、前向きに仕事を探せる可能性があります。以下で転職のポイントを確認しましょう。

今の職場が過酷な場合は退職も検討する

新卒入職して日が浅い方や、今の職場で働き始めたばかりの方の場合、なかなか退職する勇気は出ないでしょう。しかし、「サービス残業があまりにも多い」「仕事内容がハードで大きなストレスが掛かっている」といった状況であれば、無理して働き続けるのはおすすめできません。なんとか頑張ろうと続けても、体調を崩したり、自分の目指す看護を見失ったりする恐れがあります。今の職場から離れてみることで、もっといきいきと活躍できる場所に出会えるかもしれません。

どうしても転職に踏み切れない人は新たな「きっかけ」を作るのもアリ

今の職場の労働環境が悪く不満を感じながらも、どうしても転職に踏み切れない方は、別の視点できっかけを作ってみるのも良いでしょう。今回お話したEさんの場合、「遠方へ引っ越しする」という行動を起こし、転職するしかないという状況を作りました。転職のきっかけはどのようなことでも構いません。「老人看護に少し興味があったので介護施設に挑戦してみる」「日中は自由に過ごしたいので夜勤専従の働き方に変える」など、人によってさまざまなケースが考えられます。少しでも興味のあることを見つけ、前向きな転職につなげてみてください。

レバウェル看護に相談する

新人看護師や入職して間もない場合の転職で、「本当に次の職場が見つかるの?」と不安な方は、レバウェル看護にご相談ください。レバウェル看護では、プロのアドバイザーがあなたのお悩みに寄り添い、前向きに仕事が探せるよう転職をトータルでサポート。
退職に至った経緯をヒアリングしたうえで一緒にキャリアプランを考え、現状や希望に合った職場を提案いたします。幅広い地域や施設形態、勤務形態の求人を紹介することが可能。転職先の選択肢が広がり、効率良く仕事を探せます。また、面接日の調整をはじめ応募先とのやり取りも代行しますので、転職が初めての方もご安心ください。

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