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2015年03月31日

自分の過去は恥じないで

青色LEDで、ノーベル賞を受賞した
科学者の赤崎教授はこう言っています。

「失敗の数が多いほど、
 その人は何かを掴むんじゃないですかね」と。

結果が出るのに何年かかろうとも、
諦めずに続けてきた人の言葉は、
重みがありますね。


今回、ご紹介するGさんは、
准看護師資格を取って、
すぐに結婚された方でした。

ご主人は、短期間で何度も転職される方で、
お子さんもいないために、
その度にご主人に合わせて転居。
そのため、Gさんは、
短い時は数ヶ月で
転職を繰り返していたのです。

その後、Gさんは離婚をされ、
九州から関東のご実家に戻り、
非常勤ではなく正社員として、
長く勤務できる環境を探すことに。

様々な職場を経験したGさんは、
「精神看護」、「高齢者へのケア」を
しっかりと身につけたい
と考えるようになりました。

しかし、
ご自身で転職活動をしてみると、
短期間で転職履歴が多過ぎることが原因で
履歴書の時点で落とされ続け、
「自分は必要とされない存在なのだ」
と自信をなくしてしまったそうです。

そこで複数の転職サイトに登録し、
その中のひとつとして、
今回、ご相談くださったのでした。


詳しく今までの経歴を伺い、
今後のご希望を聞いていると、
Gさんは突然、
「経歴を詐称しなければ
 内定はもらえないんでしょうか…」
と泣き出してしまいました。

実は、他の転職サイトで
転職履歴が多過ぎる履歴書に、
厳しいダメ出しをされた
というのです。
相次ぐ不合格で
自己否定的になっていたGさんは、
思いつめているようでした。

確かに短期の転職が多いGさん。
しかし、その転職理由は、
元ご主人と一緒にいるための選択。
そして、Gさんはどこへ移動しようとも、
看護師でいることを辞めなかった結果、
転職を繰り返してきたのです。

しかも、これからは、
じっくりスキルアップを目指して、
安定して働きたいという想いを
強く持っています。

Gさんに、自分がしてきたことを
後ろめたくなど思って欲しくない!
「今までの経験を強味にしましょう」
私はそうお伝えしました。

まずは、Gさんご自身に、
看護師として頑張っていく想いを確認。
それから、
経験のひとつひとつ、
どんな仕事をして、
何を学び、身に着けてきたかを
職務経歴書に書き出す作業を
一緒に行いました。

Gさんは丁寧に過去を振り返ることで、
少し自信を取戻されたようでした。

面接に進める事業所は、
正直、なかなか見つかりませんでしたが、
Gさんの思いを伝えている中で、
250床規模の精神病院から
面接OKの返事が。

そして、面接当日。
Gさんの看護への想いが評価され、
見事、内定をもらえました。

ご紹介後にGさんは、
「今回の転職で、
 自分の過去を恥じるのは
 もう止めようと思えました」
と言ってくださいました。


一見、“失敗”に思えることも、
未来への思いを持つことで、
“経験”に変えることはできます。

自分のしてきたことは
自分の選んできたことです。
どうか自信を持って、
前を向いてくださいね。

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