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2015年04月21日

言いづらいことにこそ

本当のことを言うのって、
勇気がいりますよね。

たとえば友人に、
本当のことを打ち明けて
嫌われたら…と悩んだり。

でも、それを受け入れてくれてこそ
友情が深まるのだと思います。


さて、今回ご紹介するHさんは
400床の内科・整形外科の急性期で3年、
その後、「循環器の勉強をしたい」と
大規模医療センターへ転職したものの、
看護のギャップについていけずに
4ヶ月で短期退職されてしまった看護師さんでした。

Hさんはすでに
他社の転職サイトで紹介を受けており、
そこでは退職理由を考慮して
「回復期リハビリで慣らしてから、
 また循環器の急性期に挑戦しましょう」
と勧められているということでした。

しかし、転職を繰り返すのは負担になります。
今回の場合、回復期を通さなくても、
大きなギャップを感じる環境でなければ、
循環器に強い急性期病院でよいのではと考え、
同じくらいの待ちうけ人数の急性期病院と
200床で一般・回復リハビリ・障害者に分かれ、
徐々に循環器に慣らしていける大手グループ病院、
2つをご提案してみました。

「それなら大丈夫かも…」というHさんですが、
面接日時の話をしても、どこかハッキリとしない反応。

何か気になることがあるのかとお伺いしても、
「問題ない」と言われる一方でしたが、
面接の前日になって、
Hさんからお電話をくださったのです。

「このままだと嘘ついてるみたいだから」
というHさんは、
本当の短期退職の理由が、
看護のギャップだけではなく、
病棟主任から周囲にはバレないようなイジメにあい、
精神科で適応障害の診断書をもらって、
強引に退職されたということでした。

「よくお話しくださいましたね」と言うと、
Hさんは長い溜息をつき、
やっと張り詰めていた気持ちを
和らげたようでした。

前の転職サイトでは最初に適応障害のことをお話されたHさんでしたが
そのためか、書類だけで不採用が続いたそうです。
だから今回新しく『看護のお仕事』に登録し、
適応障害のことは黙っていようと思っていたそうです。

しかし、真面目なHさんは、
隠したままで面接に行くことが
どうしてもできなかったのです。

循環器で働きたい思いも、適応障害のことも、
ちゃんと話して、
それでも受け入れてくれる病院を見つけることが、
最良の転職だと思いませんか、
とお話しすると、
Hさんは、面接で「循環器をやりたい」といっても、
「一度あきらめたくせに」と言われるのでは、
と不安に思われているようでした。

そこで私は、
「“あきらめたこと”ではなく、
 “あきらめられなかったこと”を話して下さい」
とお伝えしました。

するとHさんはやっと前向きに
「自分の本心でぶつかってみます」と
言ってくださったのです。

正直にHさんの事情を伝えたところ、
二つのうち、市民病院はNGでしたが、
大手グループの方は「面接で判断します」と
言ってくださいました。

そして面接では、
適応障害になったけれど、
それでも循環器で働きたい気持ちを
あきらめられなかった
としっかりと相手に伝えることができ、
見事、内定をいただけました。

それどころか入職後、看護師長さんから
「勉強への意欲が強くていい人を紹介してもらった」
との言葉までいただけたのです。


本当の思いが伝わって欲しいとき、
人は伝わらなかったときの不安のために、
ついネガティブな言い方で
予防線を張ってしまうものです。
でも、それでは本当の思いは伝わりません。

言いづらいことを言うのは勇気がいるものです。
それでも、本当の自分を受け入れてくれる場所こそ、
長く安心して続けられる職場。

「上手く言えない」、「自信が持てない」という時は、
まず私たちに相談してみてくだされば、と思います。
安心して働ける居場所を一緒に探しましょう。

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