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2015年07月28日

どうして自分だけ?

最近、SNSなどを見ていると、
みんな連日のように友達や恋人と出かけ、
おいしいものを食べ、
趣味を楽しんでいるように思え、
「自分は時間もお金も余裕がないな」
なんて思ったりしてしまいます。


Mさんも、そんなことを感じ、
転職を考えはじめた、
4年目の看護師さんでした。

「同じ看護師でそんなに給料って違うんですか?」
と言うMさん。

確かに同じ看護師でも、
仕事内容、働き方、役職などで、
その収入には差が開くこともあります。

Mさんの給与などを伺ってみると、
お住まいのエリアの平均値で、
夜勤手当なども考えると、
同年代の一般事務の平均よりは、
わりと高めの給与をもらっていらっしゃいました。

Mさんの条件の希望は高く、
正直に申し上げて現実的ではありません。
しかし、条件面の希望が多いのに対して、
仕事内容についてのこだわりはあまりないようでした。

Mさんの不満の原因は、
実はもっと別のところにあるのではないか、
そう感じた私は、
Mさんが将来、やってみたい看護や
目標を持っていらっしゃるのか、
伺ってみました。

するとMさんは
「お金のために看護師やって悪いんですか?」
と憤慨されてしまったのです。

私はそれが悪いわけではないことを説明してから、
Mさんが看護をしている中で、
やりがいを感じた時や良かったことを教えて頂けると、
今よりもMさんにとって“いい職場”を探すヒントになる
とお伝えしました。

「条件だけ良くても、
 転職後に良かったと思えなければ、
 今と変わらないと思いませんか?」
とお話しすると、
Mさんは少し沈黙された後、
「他にも登録しているからもういいです」
と電話を切ってしまいました。

しかし、
その数分後、Mさんがメールをくださり、
『看護師としてやりがいを感じた出来事』を
いくつか教えてくださったのです。

それらの出来事に対する感想を返信させていただくと、
Mさんからまた別のエピソードが送られてきました。
何度かそのようなやり取りをしているうちに、
Mさんから、
「実は一番仲の良かった同僚が寿退社して、
 仕事の負担も増えたし、
 自分だけが取り残されているような気がして、
 今よりいい環境に行きたくなったんです」
と本心を教えていただくことができました。

本当に疲れていたり、自分に余裕のないときは、
まわりの人がとても幸せに見えて、
自分だけが不幸のような気がしてしまうことって
ありますよね。

でも、周りの人の人生と
自分自身の人生は、別です。

仕事をする際も、誰かと比較しているときより、
自分の仕事に目標を持ち、一生懸命やっているときの方が、
心は健康でいられるのです。

「今までのよかったことを思い出していたら、
 なんだか気持ちが晴れてきました」
というMさんは、
この転職活動で初めて
自分の看護キャリアを考えることになりました。

その後、Mさんは興味を抱かれた
救急外来と循環器専門病院に
それぞれ見学と面接に行かれ、
最終的に循環器の専門病院へ入職されました。

「私が嫌だったのは、誰かのことじゃなくて、
 自分が何もしていないことだったみたいです」
というMさんは、
新しい環境は忙しく、覚えることも大変だけれど、
勉強したいことが見えてきて、
今はとても充実されているとおっしゃっていました。

私もMさんが本心を話してくださったことや、
今、充実されている姿に、
「やっぱりこの仕事が好きだ」と
同じく充実感を得ることができました。
Mさん、ありがとうございました。

大変ですが、きっとMさんなら、
ステップアップしていけますね。
応援しています!

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