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2015年12月08日

適材適所を感じる転職

先日、子供のサッカーチームを教えている友人から、
選手の攻撃・守備のポジションを交換したところ、
劇的にチーム力が上がった、という話を聞きました。

今までの形がいいと思っていても、
変えてみるともっと良かったということも
あるのかもしれませんね。


さて、今回ご紹介する看護師さんは、
四年制大学で看護師と保健師の資格を習得された
二人の看護師さんのお話です。
お二人はたまたま同時期にご相談くださいました。


一人目にご紹介するFさんは
急性期病院で3年勤務した後、
1年前に保健師として転職されました。
Fさんはとにかく元気いっぱいの方で、
話すだけでこちらまで元気になるようでした。

旦那さまも看護師というFさんご夫婦。
一人息子のお子さまを育てるために、
2人で協力して仕事と育児を両立することにしているそうです。
その一環として、Fさんは夜勤がない職場に
保健師として勤めていらっしゃいました。

ところが、
今の職場は残業が多く、
夜勤に出勤される旦那様と
うまくバトンタッチができていない状態。
お子さまを一人お家に待たせてしまうことも
しばしばあるというのです。

Fさんは転職にあたり、
保健師求人を探しているものの、
家庭との両立ができる環境で働けるなら
看護師での勤務も検討したいとのことでした。

そこで私は、
残業が少なく、スタッフの人間関係が良好な環境を探し、
デイサービスの日勤常勤をご提案しましたが、
Fさんはハローワークでたまたま見つけられた
近隣の保健師求人に転職されました。

ところが、1ヶ月もせずに
「前の職場と環境が変わらなかった」と
再度、転職のご相談をいただいたのです。

“保健師の求人”という条件だけで
飛びついてしまった結果、
転職が上手くいかなかったというFさん。

そこで、今回は慎重に選んでいただこうと
いくつかタイプが違う求人をご提案し、
見学と面接を何度も重ねていただきました。

その結果。
前の転職時にご提案した
デイサービスにご入職が決まりました。

入職後、しばらくして様子を伺うと
「残業が少ないからちゃんと育児ができています」
と喜んでくださっていました。

「施設でのイベント企画は結構得意なので、楽しいですよ」
とおっしゃるFさんの声は、明るく弾んでいました。


もう一人、今回ご紹介するKさんは
急性期で4年目の女性看護師さんでした。
まだ20代の方ですが、
お話をしているだけで、
なんだか落ち着きを感じる方。

Kさんは、新卒の時期から
「とにかくスキルを身につけよう」と
3年間急性期病棟で頑張ってきたものの、
「どうしても病棟看護になじめない」
と、違和感をずっと抱いていたそうです。

今回は、ご家庭の事情で
急遽引っ越すこととなり、
これを機会にキャリアを考え直してみようと
ご相談くださったのでした。

Kさんは医療機関以外の職場が
気になるというので、
福祉施設、企業看護、保育園など
さまざまな看護師の職場環境を
一緒に検討してみました。

その中でKさんは、
企業看護師と保健師に興味を持たれたのですが、
それぞれのメリット、デメリットをお話ししたところ
「医療と繋がっていたいです」とKさん。
そこで、保健師の求人に集中して探すことになりました。

保健師の求人は看護師に比べると多くはありません。
しかし、偶然にも
Kさんが住む場所からほど近いセンターで
前任の保健師さんが急に辞めてしまったため、
「すぐにでも働ける人を紹介して欲しい」と
ご連絡をいただき、ご紹介がかないました。

仕事に慣れたころ、Kさんにご連絡してみると、
「いろんなケースに合わせて情報を調べたり、
アドバイスする仕事が自分に合ってるみたいです」
と話していらっしゃいました。
そのようなKさんの落ちついた話し方も、
きっと相談者に安心感を与えるのだろうな、と感じました。

Fさんは保健師から看護師に、
Kさんは看護師から保健師に。

同じ事業所ではありませんが、
偶然、まるで入れ替わるように
お2人の転職をサポートさせていただきました。


その後のお2人を見ていると、
どちらも“適材適所”という印象を受けます。
多くの転職サポートをさせていただいていると、
その人にとっての最適な場所があるんだな、
と実感します。

転職は生活に大きな変化を伴うので、
実際に行動に移すのはなかなか難しいことです。

でももし、「無理をしているな」と感じるのであれば、
今の働き方を見直してみてはいかがでしょうか。
自分に合う職場が見つかるきっかけになるかもしれませんよ。

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

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