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2016年03月22日

新卒3ヶ月での分岐路

先日、結婚して間もない友人夫婦が、
離婚も考えるほどの大喧嘩をしました。

心配で連絡してみると、
お互いの思いをぶつけ合い、
折り合いをつけ落ち着いたらしく、
逆におのろけを聞かされました。

始めはうまくいかないことも、
悩み、考え、話すことで、
新しい在り方を見つけていくのかもしれませんね。


さて、今回ご紹介するKさんは
新卒3ヶ月の看護師さんです。
総合病院したものの、
病棟の忙しさについていけず、
すでに退職されてしまった方でした。

「保健師としてやっていきたい」
とご相談くださったKさん。

かなり落ち込まれているご様子でしたので、
始めはとにかく
Kさんのお話をうかがうことに集中しました。

Kさんは看護師となってこの3ヶ月、
「早くスキルを身につけたい!」と
率先してナースコールを取り、
通勤中も家でも勉強をしながら、
必死で努力してきました。

しかし、先輩たちがさっと済ませる仕事も、
長い時間がかかってしまうため、
先輩たちからいつも、
「看護師向いてないじゃないの?」、
「やる気あるの?」と怒られ続け、
隠れて泣いたこともあったそうです。

決定的だったのは、
ヒヤリ・ハットを起こしてしまったこと。
大事にはいたらずに済みましたが、
いつも優しくしてくれた患者さまに
大変な迷惑をかけてしまったというのです。

話途中でKさんの声は何度もつまりました。

本気で今すぐに保健師になりたいと思うなら、
もちろん応援します。
しかし、Kさんの場合は違うように思えました。

そこで私はKさんが落ちつたのを見計らい、
あえて厳しい言葉をお伝えしました。

「Kさん、保健師は看護技術を付けた後に、
 将来、勉強してなることができます。
 でも今、新卒の時点で看護から逃げてしまうと、
 将来的に看護師としての幅が
 狭まってしまうかもしれませんよ。
 そのことは考えてみましたか?」

Kさんは泣いてしまいましたが、
Kさんが頑張ってきた方だからこそ、
看護から逃げてほしくないのだと
真剣にお伝えしました。

その上で、経験が3ヶ月の方でも
一からゆっくり看護師として育ててもらえる
有床クリニックがあることをお話しました。

昔から懇意にさせていただいているクリニックで、
まもなく結婚を期に退職される看護師がいるため、
長く働ける人を探していたのです。
スタッフ間の空気の良さも知っていたので、
Kさんが一から学び、
そのクリニックの力になっていける
良い環境だと判断しました。

Kさんは「1日考えさせてください」
と言いましたが、
翌日には気持ちを切り替えて、
「頑張らせてください」
とおしゃってくださいました。

その後、しっかりと面接対策をし、
2度の面接を経て、
クリニックにもKさんを理解していただき、
ご入職となりました。

2回目の面接の時のKさんは、
初めてお話した時とは別人のように
看護に対する意欲を伝えていて、
やっぱりKさんの中には、
看護への強い思いがあったんだと感じられ、
とても嬉しくなりました。


私たちの仕事は、
求職者の方の行きたい職場へ
ただご紹介すればいいものではないと
考えています。

求職者の方が、
現在しようとしている選択に対して、
長く続いていく人生を考えた上で、
時には反対のご意見でも
一番良いと思うアドバイスを
させていただくことがあります。

転職は悩んで当然です。
転職にしっかり自分の気持ちを
反映させてください。
そして、
客観的な視点をもち、
多くの転職を見てきた私たちを
うまく利用してください。
ぜひ、どんな思いでもご相談下さいね。

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