お悩み相談室

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2016年07月12日

プリセプターと合わなくて

ピアノのコンクール入賞者を多く出す
有名な音楽教室に通わせていた娘が、
厳しいレッスンが嫌だと、
別の教室に移りました。
すると今まで嫌いだった練習を
自分からするようになったんです。

楽しそうにピアノを弾く姿に、
合う場所ってあるなあと思いました。


さて、今回ご紹介するAさんは、
35歳で看護師免許を取得し、
急性期病院でスタートを切った看護師さんです。

入職から半年、
社会人経験もあり、
30を過ぎてから頑張って資格取得したこともあり、
「早く一人前の看護師になろう!」
と頑張ってきたAさんですが、
急性期特有の忙しさや
ピリピリした雰囲気が合わず、
『お悩み相談室』にお電話くださいました。

「最低でも3年は
 同じ場所で働くべきですよね?」
と言うAさん。

さまざまな悩みを伺っていくと、
実はプリセプターとうまく行っていない
ということがわかりました。

プリセプターは5年目の看護師で、
9歳年上の新人であるAさんを
鼻から嫌っている様子だというのです。

Aさんとプリセプターがうまくいくように、
建設的なさまざまな方法を考え、
Aさんも頑張ってくださったのですが、
その後もプリセプターに変化はなく、
質問しても無視をしたり、
Aさんができていないことを、
本人には言わずに周囲に話を広めたり、
「教えてもらえない」という状態が続き、
上司へ相談するも、
「考えます」という返答を繰り返すばかり…。

Aさんはストレスから体調不良が続き、
とうとう転職を決断されました。


「新人なのにブランクを作りたくない」
というAさんですが、
「次の職場でも人間関係でつまづいたらどうしよう」
という不安を強くもたれているご様子。

そこで、Aさんに必要な教育環境があり、
職場内の雰囲気のいい病院を探すため、
少しお時間をいただくことに。

さまざまな病院をあたってみたところ、
プリセプター制度をやめて、
スタッフ全体で教育を行っている
ある病院を見つけました。

風通しがよく、
すべてのコメディカルスタッフ同士が、
さまざまな意見を活発に交わしている
教育体制も充実した病院でした。
ただ、Aさんのご自宅から通うのに
1時間の場所。
ご希望通勤時間の倍かかってしまいます。

その病院の詳細をお話すると、
Aさんは、その病院の資格支援制度に
感心を持たれました。
「実はいつか認定看護師資格を
 取りたいと思っていたんです」

通勤時間より、
病院の雰囲気や教育体制を優先し、
その病院を受けることにしたAさん。

病院側には事前に
Aさんが退職せざるうえなかった経緯と、
退職までに努力した内容を伝え、
Aさんご自身も、
30才を越えて資格を取り、
どんな看護師になろうとしているかなど、
前向きな思いを
しっかりと伝えることができ、
見事、内定をもらうことができました。

入職後にAさんに感想を伺うと、
「周りは良い人ばかりで、
 いろんな職種の意見が参考になるし、
 本当にこの病院に入って良かったです」
話してくださり、
やっとホッとすることができました。
その後は心配していた体調面の不安もなく、
今でも元気にバリバリと働かれています。


人には相性というものがあります。
また残念ことですが、
新人教育の現場で
理不尽な対応を受けるケースもあります。

プリセプターが合わないとき、
院内で解決が図れると一番良いと思いますが、
どうにもならないときは、
新しい場所でスタートを切るのも、
選択肢のひとつの道だと思います。

特に新卒の看護師さん、
最初の一箇所であきらめないでください。
あなたに合う職場はきっとありますよ。

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

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