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2016年08月09日

未来が見えなくなったら

先日、友人から
「仕事で独立しようか迷っている」
と相談を受けました。
「チャンスがあるなら、
後悔しないようにトライするべきだ」
と言うと、
友人の顔がパッと明るくなり、
帰るころにはスッキリしていました。

きっと友人の中では
すでに答えが決まっていたんですね。


さて、今回ご紹介する27才のNさんは、
新卒で透析室に入ったものの、
「やはり夜勤の経験も積みたい」と
急性期病棟に異動しました。
ところが
新卒から急性期にいる同期との差に
自信をなくされてしまいました。

それならば心機一転、
新しい場所で再スタートを切ろうと
思ったNさんは、
夜勤もできる看護師を目指して、
かねてから興味のあった
小児病棟へ思い切って転職。

しかし、小児の専門病院は、
小児独自の看護が多く、
慣れない業務ばかりで、
次第に自信をなくされてしまったそうです。

目標を見失ってしまったNさんは、
「自分は看護師に向いていないのでは…」
と今回、ご相談くださいました。

小児の専門病院でどんなところがつらいのか、
誰か相談できる上司や先輩はいないのかなど、
現職での解決策を話し合っていると、
小児科はもう無理だというNさん。
転職の方向で考えることとなりました。

1年目のNさんには、
臨床で成人の経験を積むことで、
今後の看護の選択肢が広がる
と思いましたが、
Nさんのご希望は慣れている透析でした。

透析でも入院透析を行う病院なら
夜勤の経験はできますが、
現在、条件に合う求人はありません。

しかし、夜勤はできなくても、
透析の奥深さを学ぶことで、
将来、透析のスペシャリストになったり、
泌尿器科や腎臓科へ進む
という選択肢もできます。

Nさんの希望や今後のキャリアプランを
一緒に考えていると、
Nさんの中にはまだ
他の科目を経験したい思いが
強くあることが感じ取れました。

そこで、透析の求人のほかに、
Nさんと似たような経緯で
入職された若い看護師さんが、
現在も楽しくお仕事をされている
回復期の病院も
一緒にご提案してみたのです。

こちらの病院は、
第二新卒の看護師をよく受け入れ、
チームでフォローしながら
育ててくれる環境があります。

検討していなかった回復期でしたが、
Nさんはとても興味を持たれ、
業務内容や周辺環境など
多くのご質問をくださいました。

そんなNさんにはもう、
始めのころの不安そうな雰囲気が
消えていました。

その後、回復期と透析の病院の両方から
内定をもらうことができたNさんは、
回復期にチャレンジしてみることを決意。

入職後しばらくしてから
ご様子を伺ってみると、
始めの頃こそ自信がなく、
ミスもしたそうですが、
仕事にも職場のメンバーにも慣れると、
楽しく働けているとのことでした。
まもなく夜勤にも入られるそうです。

Nさんは
「遠回りしてしまったけど、
これが自分のやりたい看護でした!」
と明るい声で教えてくださいました。


自信がない、不安、迷いが消えないなど、
答えが見えなくなったときは、
誰かに相談してみてください。

人に相談することで、
自分の中にあった答えが、
明確に見えてくるかもしれませんよ。

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