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2016年12月27日

お礼奉公中だけど、転職したい…

看護師になりたいけれど、
看護学校へ通うお金がなくて、
奨学金制度を利用した方も
いらっしゃるかと思います。

また准看護師として
すでに働いている病院から
奨学金を出してもらい、
看護学校へ通った方も
いらっしゃるかと思います。

お礼奉公とは、
看護学校卒業後のある一定期間を
その病院で働くことによって、
奨学金を免除される仕組みです。


今回、ご紹介するGさんは、
そんなお礼奉公2年目の看護師さんでした。

Gさんは
「急性期病棟で成人看護の基礎を学びたい」
と考えていましたが、
新卒で配属されたのは内科の外来で、
1年後には透析へ異動になりました。

看護師になって2年。
「成人の病棟看護を経験しないまま
看護師3年目に入ってもよいものか…」
そう感じるようになったGさんは、
ご自身で転職活動を始められました。

しかし、いくつかの病院を受けるも
なかなか内定がもらえず、
ご相談頂いた時のGさんは、
すっかり自信をなくされていたのです。


今までどんな病院を受けたのか
伺ってみたところ、
どこも即戦力を求めている
忙しい急性期病棟ばかりでした。

そこで、
新卒でなくても教育をしっかりしてくれる
大規模病院をご提案しました。

Gさんは気に入ってくださったのですが、
何かを迷われているご様子です。

転職を成功させるためには、
どんな些細なことでも話してくださるよう
お伝えしたところ、
「実は……私はあと1年くらい、
お礼奉公が残っているんです」
と教えてくださいました。

お礼奉公中に退職した場合、
奨学金の全額返済が求められますが、
そんなお金はなく、
身内にも借りられないというGさん。

しばらく時間を頂戴し、
いくつかの急性期病棟を持つ病院に、
Gさんの真面目な人柄と
急性期でのやる気を伝え、
相談をしてみました。

するとそのうちのひとつの病院から、
「奨学金を肩代わりしてもいいですよ」
という返答を頂けたのです。

さらにGさんにアドバイスをしながら、
現職の病院に交渉してもらい、
勤務してきた2年分の奨学金を
減額してもらうことができました。

「お礼奉公中の転職が
 こんな風にできるなんて
 思ってもみませんでした」
とおっしゃるGさんは、
安堵と希望が感じられる明るい声でした。


職場との相性や目標など
さまざまな理由で、
「お礼奉公中だけど転職したい」と考える
看護師さんは少なくありません。

そんな時、
不義理だと自分を責めたり、
はじめから無理だと
決めつけないでください。

大切なのは、
“自分がどうなりたいのか”という
明確なビジョンを持つことです。

そのためにまずは
お礼奉公している病院を続ける
メリットとデメリットについて
しっかり考えることから始めてください。

それでも転職をしたいなら、
ビジョンを持って相談をすれば、
思いは伝わり、
協力してくれる人が現れ、
道は拓けていくと思います。
個人では困難だと感じる時は、
いつでもご相談くださいね。

お礼奉公中であっても、
自分の働く場所について
真剣に考えることは、
大切なことです。

日々の勤務が、
“経験”という看護師の財産に
なっていくのですから。

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

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