お悩み相談室

1,000人以上の看護師さんとお会いしてきたキャリアアドバイザー達が、あなたのお悩みにお応えします。

2017年01月24日

「新卒は急性期でまずは3年」と言われたけれど…

“石の上にも3年”と言いますが、
看護師の世界では、
“新卒は急性期で
まずは3年スキルを磨くといい”
という言葉をよく耳にしますよね。

1年目で基礎的なことを学び、
2年目で周りが見えてくるようになり、
3年目で教育側の立場を知ることで、
一人前の看護師としての
知識と技術が身につくという考えです。


さて、今回ご紹介するTさんは、
患者さんだけでなく、
科目を越えて病院スタッフの
メンタルを支えられる
リエゾンナースとして活躍したい
という目標を持ち、
看護師資格を取った看護師さんです。

新卒から精神科を希望しましたが、
看護教諭から
「まずは3年、急性期で
スキルを身につけなさい」
という強い勧めを受け、
総合病院の急性期病棟に入り、
1年間、頑張ってきました。

しかし、日に日に、
「早く精神看護に携わりたい…」
という思いが募るようになり、
私どもにご相談くださいました。

そこで
精神科の求人をいくつかご紹介し、
具体的なイメージで、
転職した場合としなかった場合の
将来のキャリアプランを
シミュレーションして頂きました。

将来像を描いたTさんは、
やはりあと2年
急性期でスキルを身に着けてから
精神看護へ行く
という結論をご自身で出され、
相談終了となりました。

ところが、数ヶ月ほど経ってから、
「精神科認定看護師資格を取るために、
やっぱり1日でも早く精神科に行きたいです」
とTさんから再び連絡が来たのです。

***************************

リエゾンナースになるには、
精神科認定看護師資格や
精神看護専門看護師資格を
習得される方が多く、
それ以外でも病院独自の教育を経て、
リエゾンナースとして
活躍されている看護師もいます。

精神科認定看護師資格を習得ためには、
5年の実務経験が必要ですが、
そのうちの3年以上は
精神科での経験が必要となります。

精神看護専門看護師資格を習得するには、
5年以上の実務経験と
そのうち3年以上の
精神科での経験が必要な上に、
看護系大学院修士課程を
修了していることも必要です。

***************************

急性期で頑張ると決めた後も、
日々、悩み続けていたというTさん。
そして、
リエゾンナースを目指すなら、
早く精神科看護の実務経験を積んだ方がいい
と思うようになり、
転職の決意を固められたのでした。

そこで、
精神科病床を多く持つ大規模病院で、
資格支援制度のある病院か、
特に制度は設けていなくても、
資格習得に理解のある病院を
いくつかご提案しました。

ご希望の雇用条件や、
資格習得後の働き方についても
Tさんと一緒に相談を重ね、
3つの候補に求人を絞って、
面接へと行って頂きました。

最終的に2つの病院から
内定をもらうことができたTさんは、
資格支援制度があり、
すぐにではありませんが、
将来、リエゾンナースの設置を
検討しているという
総合病院の精神科に入職をされました。

現在Tさんは、
精神看護の実務経験を積みながら、
積極的に院内外の研修に参加し、
多くの知識を学ばれています。


“新卒は急性期でまずは3年”
というのは、
長い看護師人生において
確かに大切な下積み経験になると思います。
また、転職時にも、
同じ職場で3年以上勤務していると、
採用者側から
よい印象を持たれるのも事実です。

しかし、Tさんのように
自分のやりたいことが
はっきりと見えている場合、
たとえ周囲の意見に反していても、
目標へのアプローチを見極め、
自分だけの選択をしていっても
良いと思います。

周囲の意見に流され、
チャレンジしなかった場合、
何かうまくいかないことがあるたびに、
「あの時やっておけばよかった」
と思ってしまうかもしれません。

人生は一度切りです。
後悔をしないためには、
どんな選択を選んだとしても、
“最後まで考え抜いた”ということが
大切なのではないでしょうか。

関連するキーワード

※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

おすすめ情報

ページトップへ