お悩み相談室

1,000人以上の看護師さんとお会いしてきたキャリアアドバイザー達が、あなたのお悩みにお応えします。

2017年05月23日

経験はないけど、小児科で働きたい!

先日、友人が、
4才の息子にサッカーをさせたいのに、
どうしても卓球をやると言って聞かない、
と話していました。

結局、息子の熱意に負け
卓球クラブに入れたそうですが、
今では友人の方が、
道具や教室などを調べて、
熱心になっているようです。

熱意って伝染するものですね。


さて、今回ご紹介するOさんは、
子供の頃、入院生活を経験し、
その時優しくしてくれた
看護師さんに憧れて、
「小児科で働きたい!」
と資格を取った看護師さんでした。

しかし、新卒時に
お母様が介護の必要な状態となり、
家を離れられないと、
ご実家近くの擁護施設に入職。

3年が経ち、
お母様がだいぶ回復されたため、
この春、自分の夢だった
小児科の看護師になる夢を叶えるため、
上京されたのです。

しかし、ご自身で
小児科の求人に応募しても、
どこの病院も書類審査の時点で
不採用となってしまい、
悩んだOさんは、
私どもにご相談くださいました。

書類で通らなかった要因は、
病棟看護の経験がないことでした。

そこでOさんに、
まずは小児科のある総合病院で、
成人の臨床経験を積み、
その後、小児科への異動願いを
出してみてはどうか、
とご提案しました。

しかし、
「3年も我慢してきたから、
 早く小児科で働きたいんです」
というOさん。

小児科は不足しているために、
常に忙しく、
人材教育をしている余裕がないと
わかっていたものの、
強い熱意を持ったOさんに
経験を積ませてもらえる小児科はないか、
いくつかの病院にあたってみました。

しかし、
やはり病棟経験がないと困ると
断られてしまったのです。

そこで小児科に近い周産期を
ご提案してみましたが、
Oさんは
「無理を言っているのはわかっていますが、
 引っ越してもいいので、
 小児科で働けませんか?」
とおっしゃるのです。

上京されたばかりなのに
再び引っ越してもいいという
Oさんの熱意をなんとか叶えられる
職場を見つけたい!

思い切って全国に範囲を拡げ
他エリアのコンサルタントにも
呼びかけて行くと、
他県で小児科と内科の
混合病棟が見つかりました。

ここなら
成人と小児看護の経験が積め、
その後、まだ小児科のみを希望するなら、
「経験あり」という条件で
職場探しをすることもできます。

Oさんも「それなら嬉しい」と
納得してくださり、
病院側からも、
「ぜひ一度会ってみたいですね」
と言っていただけ、
面接を設定しました。

そうは言っても、
必ず内定がもらえるとは限りません。
Oさんと対策をしっかりと行ない、
面接に挑んで頂きました。

面接後、
看護部長さんから、
「Oさんの熱意に期待してますよ」
という言葉を頂き、
見事、内定をもらえたのです!


入職後しばらしくて
Oさんにご様子を伺うと、
「未経験で小児看護は無謀でしたね」
と苦笑いしながらも、
「でも、大変でもがんばります!」
と小児科ナースになった喜びを
伝えてくださいました。

Oさんは
私に感謝してくださいましたが、
私や病院を動かしたのは、
Oさんの熱意です。

Oさん、
やっと踏み出せた夢への一歩。
焦らずに小児科ナースとして
頑張っていってくださいね。

関連するキーワード

※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

キャリアアドバイザーからのメッセージ

転職のサポート以外にも、看護師さんのお役に立てることがあるんじゃないか。
そんな思いで、この「お悩み相談集」をつくりました。

たくさんの看護師さんとお話しさせていただいてきた私たち。
キャリアアドバイザーの中には、これまで1,000人を超える看護師さんとお会いさせていただいた者もいます。

もしかしたら、あなたと同じようなお悩みを感じている看護師さんがいるかもしれません。

病院での人間関係、仕事と家庭との両立、患者さんとのコミュニケーションなど……。
迷ったり、悩んだりしたときは、ぜひお気軽にご連絡ください。

おすすめ情報

ページトップへ