お悩み相談室

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2013年01月31日

本当にあなたの意思で選んでいますか?

「今日はどんな服を着ようか?」

「休日は何をして過ごそう?」

「質問されたことに、どう答える?」

人は日々、
さまざまな行動を選びながら過ごしていますよね。

小さなことから大きなことまで、
ひとつずつの選択が積み重なって、
あなたの人生を作り上げています。

では、その選択は本当に、
「あなたの意思」で選んだものでしょうか?

「本当はこんな服は着たくないんだけど」

「実は家でゆっくりしていたかったのに」

「本心とは違うけど、こう答えてしまった」

自分のやりたいこととは違った行動をとってしまうことって、
案外多いのではないでしょうか?

だとしたら、その原因はなんでしょうか…


さて、
先日ご相談を受けた看護師さんは、
新卒で総合病院に入職し、
透析室に配属されて2年目の方でした。

学校時代の同級生が病棟に配属され、
経験を積んでいっている姿を見て、
自分だけが取り残されていくような
焦りを感じていました。

異動希望も出したのですが、
職場のほうからは、

「一人ひとりの都合は聞いていられないので、
どうしても病棟へいきたいなら、
転職してもらうしかない」

と言われてしまいました。

このまま透析室での経験が長くなると、
転職もしづらくなるのでは…
と、ご相談をくださったのです。

しかし、
転職を考え始めたものの、

「短期間で転職するなんて社会人としておかしい」

と親御さんに言われたり

「辞めないで、一緒に働こうよ」

と同じ病院に勤務する友人に言われたりするたびに、

「やっぱり転職するのはやめようか…」

と彼女の気持ちは揺らいでいました。


私は、
「彼女自身の意思」をつかめずにいました。


透析看護はつぶしがきかない、
と言われることがありますが、
奥が深い分野です。

患者さまとの関わりも密接ですし、
特殊な装置の操作があるので専門性も身につきます。

どんな看護もそうですが、
経験が無駄になるということはありません。

透析室で知識や技術を磨いて、
キャリアアップしていくことも充分可能です。

ですからもし、
「同級生がみな病棟勤務だから」
という理由だけで転職するとしたら、
もったいないように思います。

しかも、親御さんやお友達の意見で
転職を迷っておられます。

彼女自身は、
今の仕事をどう思っているのか?

それが私にはよくわからなかったのです。


「周りがこうしているから、
自分もやったほうがいいのかな…」

「周りの人がこう言っているから…」

そうやって、
周りの人の行動や意見に影響されて、
自分の行動を決めてしまうことは、誰にでもあります。

でも、
あなたの人生に責任を負えるのは
あなただけです。

人の意見がどうか、
人からどう思われるか、
ということを基準に物事を決めてしまうと、
うまくいかなかったときに人のせいにしてしまったり、
「やはりあちらを選んでおけばよかった」
と後悔したりすることでしょう。

逆に、

「これは自分が選んだのだ」

と思える選択をしていれば、
たとえ結果がおもうようにならなくても、
納得がいきます。


そこで、
今回のご相談者の方には、
すぐに転職先をお勧めすることはしませんでした。

「自分はどうしていきたいか」

そこをしっかり見つめるところから、
いま始めているところです。

彼女が、周りにとらわれないで、
「自分の意思」での選択ができるよう、
じっくりとおつきあいするつもりです。

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

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