2023.9.28
「病院で勤めたいけど選考が通らない」転職回数を重ねているOさん(38歳)の場合
資格の勉強や人間関係を理由に転職をしてきたOさん。書類上で経歴だけを見ると、転職を繰り返していると思われてしまい、なかなか選考を通過できない状態でした。自信を失くしてしまったOさんですが、アドバイザーはOさんの努力家なところや諦めない姿勢がアピールになると思いました。Oさんの転職を実現するため、アドバイザーがあるサポートを行いました。
現在38歳のOさんは、一身上の都合でクリニックを退職し、病院を探している看護師さん。
Oさんは看護助手から仕事を始め、5年かけて准看護師の資格を習得し、看護師免許の取得までを頑張ってこられた方です。
しかし、Oさんの職歴を簡単にまとめると、病院やクリニックを転々としていることから、「転職を繰り返す人」というイメージを与えてしまう懸念がありました。
【Oさんの職歴を入れた履歴書のイメージ】
年 | 月 | 職歴 |
〇〇年 | △ | 【一般病院】看護助手として入職 |
〇〇年 | △ | 一身上の都合により退職 |
〇〇年 | △ | 【介護施設】看護助手・パートタイム勤務として入職 |
〇〇年 | △ | 一身上の都合により退職 |
〇〇年 | △ | 【クリニック】准看護師として入職 |
〇〇年 | △ | 一身上の都合により退職 |
〇〇年 | △ | 【飲食業】パートタイム勤務として入職 |
〇〇年 | △ | 一身上の都合により退職 |
〇〇年 | △ | 【クリニック】正看護師として入職 |
〇〇年 | △ | 一身上の都合により退職 |
Oさんが過去に仕事を辞めたのは、「准看護師」と「正看護師」の資格を取るときに仕事と勉強の両立ができなかったことが理由でした。退職後はアルバイトをしながら目標の資格を習得し、再び医療現場で働くために転職を繰り返したのです。
一番最近の退職理由について聞いてみると、ナースコールを無視するような先輩たちが嫌で、患者さんのことを思うが故に話し合いをしてみたことが人間関係の悪化を招いたとおっしゃられました。
しかし、書類上の経歴だけでは、Oさんの努力や真面目な人柄を伝えられません。
Oさんは、最後のクリニックを退職してからご自身で就職活動をされていましたが、書類選考がなかなか通らず、良い条件の病院を探せなかったそうです。
面接まで進んでも、自信をなくしていることから本来の姿が出せず、自分で再就職の機会を遠ざけてしまっているようでした。
お話を伺っていると、確かにOさんは周りの人に比べて要領が良いとは言えないかもしれません。しかし、勉強熱心で一度身につけたことはしっかり対応できそうな印象を抱きました。何より、どんなに時間がかかっても、諦めずに看護師免許を取得した、根性のある人なのです。
Oさんは真面目だからこそ、自分の駄目な面ばかりを責めてしまうのだと感じました。私はOさんに、自分が歩んできた道を誇りに思ってもらいたい、と思いました。
Oさんは、仕事を続けながらも最後まで諦めずに正看護師の資格を取得されたご経験があります。困難な状況でも努力を続けられるOさんに、自信をもって働いていただきたいと考えました。
私は、根気よく物事に取り組むことのできるOさんが長く働ける職場として、手厚い看護を提供できる療養型病棟のある病院を提案しました。看護基準も7対1で、患者さんの入れ替わりもほとんどないので、一人ひとりの状態を把握しながらケアができます。
向上心のあるOさんにもぴったりの、専門看護の研修や勉強会が充実した病院です。
Oさんは落ち着いて仕事を出来る方だと思うので、病院の雰囲気や働いている人の温かさを重視しました。
個人での就職活動とは違い、レバウェル看護を活用すればアドバイザーがいます。これこそ、私たちの腕の見せ所です。
病院側には、Oさんの人柄を良い面も悪い面もお伝えし、一度会ってから判断してほしいとお願いしました。
また、Oさんには、面接のときに自分らしさをそのまま出せるようにと、シミュレーション練習を何度も行いました。
採用面接の結果、Oさんはご紹介した病院に無事内定が決まりました。
Oさんご本人は、まだ少し自信がなさそうなご様子です。しかし、根性のある方ですから、少しずつ看護師として成長されていくと思います。
もし、あなたが自分の経歴に自信がなくても、私たちが「書類だけでは伝えられないあなたのこと」を職場側へアピールします。
「効率的に就職活動を進めたい」「自分の特性に合った職場環境を見つけたい」とお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。
ここでは、なかなか選考に通過できない看護師向けに、お悩みを解消するためのポイントをご紹介いたします。内定獲得を目指すためにも、ぜひ内容を参考にしてみてください。
自己評価が低くなってしまうと、転職活動に悪影響を与える可能性があります。自分がこれまでに頑張ってきたことや、成長していく姿勢をアピールできれば、転職後もスキルを磨いていけると判断してもらえるでしょう。強みや特性を活かせる環境を見つけられるよう、一歩ずつ着実に活動を進めることが大事です。
医療現場へ復帰するときや、看護経験が浅いという場合は、落ち着いて業務に携われる職場を探しましょう。今回お話したOさんが転職を決めたように、療養型の病院なら緊急対応が少なく、患者さんと向き合った看護ができます。落ち着いた環境なら職員同士の意見が衝突することもないので、長期活躍に期待できるでしょう。
「転職回数が多く経歴に自信がない」「看護師として復帰したいがブランクがある」とお考えの方は、アドバイザーのサポートを受けながら転職を目指すのも手です。「レバウェル看護」では、プロのアドバイザーがマン・ツー・マンであなたの転職を支援いたします。
相談内容は応募先に伝わらないので、悩んでいることや希望していることを具体的に話し合うことが可能です。応募先との交渉にも対応しているので、やり取りを代行してもらいながら効率的な転職が実現できますよ。まずはお気軽にお問い合わせください。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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