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2013年01月31日

英語のスキルを活かしたい

「若者の海外離れが進んでいる」
と言われて久しくなりました。

文部科学省の統計を見ると、
日本人の海外留学者数は、
2004年をピークにして年々減少の一途です。

一方、看護師さんの場合は、
帰国後の職探しに困らないこともあってか、
ワーキングホリデーなどで海外へ行かれる方も、
比較的多いようです。

そして、
外国から戻った看護師の方から、
「帰国後も英語が使える病院で働きたい」
というご相談を受けることが時々あります。

日本の国内で、
英語を活かして働けるような、
看護師の求人はあるのでしょうか。


他の多くの職種と同じく、
看護師も英語力が必要になる場面は、
これから増えていくでしょう。

病気に関する文献資料には英語で書かれたものも多いですし、
新しい知識をつけていく上で、
英語ができたほうが良いと思います。

将来的には、
同僚看護師が外国人になる可能性だってあります。
けれどそれは、
少し先の話になりそうですね。


しかし現状としては、
日本国内で看護師として働く場合、
英語を「話せる」職場は、正直とても少ないと言えます。


旅行や出張で日本に短期的に滞在している外国の方が対象の、
トラベルクリニックや、
外資系企業の多いエリアのクリニックであれば、
英語を使う機会もあるでしょう。

しかし、
そういったクリニックには専門の通訳の方がいるため、
看護師には英語のスキルよりも、
ハイレベルな手技が求められます。

高レベルのサービスを求める患者さまも多いため、
接遇能力も求められます。

ですので、選考もかなり厳しいといえます。
もちろん、ご希望の場合は、
面接対策を含めてしっかりサポートいたします。


純粋に「語学力を活かしたい」ということであれば、
通訳や翻訳の仕事に就くのがいいかもしれません。

青年海外協力隊として、
あるアジアの国に暮した後、
帰国後はその国の言語の翻訳者として働いている、
という元看護師さんもいらっしゃいます。


「医療系の知識と英語と両方活かしたい」
ということでしたら、
外資系の製薬会社へ転身する道もあるでしょう。
ただしその場合には、
パソコンのスキルなども必要になってきます。


何を重視するかによって、
選択肢はいろいろあります。


あくまで「看護師」として働きたい、という方は、
英語を使うことに必要以上にこだわると、
方向を見あやまってしまうかもしれません。

「せっかく英語を身に付けたのだから、
できれば仕事の中でも使っていきたい」
というお気持ち、よくわかります。

でも、
せっかく海外という大きな視野を体験したあなたですから、
もうひとつ大きな枠から、
考えなおしてみてはいかがでしょうか。

あなたが海外生活で得られたのは
英語だけではないはずです。

習慣や文化の違いを肌で感じたり、
海外から日本がどう見えているのかを知ったり。

日本の常識が通用しない環境の中、
さまざまな経験が得られたのではありませんか?

英語はあくまで、
そうやって得たものの一つ。

あなたの考え方や行動に変化が起こったことが、
一番の財産なのだと思います。

その財産を活かして、どう生きていきたいか。

そのときに英語にこだわることは必要なのか。

そうやって、
ていねいに自分の得た経験に向きあいながら、
帰国後の方向を考えていただきたいと思っています。

人によって答えは違ってくるはずです。

あなただけの答えを、
一緒に見つけていきましょう。

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