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2013年03月28日

30代半ばの新卒

最近、一般企業にお勤めだった方が、
看護や介護の業界へ転職されると言うケースが
非常に増えています。

社会のニーズも増えましたし、
将来のためにも「手に職を」と言う考えが広がっているようです。

今回、ご紹介するKさんも、
一般企業に長くお勤めされた後、
看護学校へ通い、資格を習得された
34歳の新卒の方でした。

Kさんは、都立の看護学校へ通い、
実習を都立の病院で行っていました。
卒業後は、そのまま実習先の病院へと就職。
病院に近い寮に入り、
新しい世界での第一歩を踏み出されたのでした。

しかし、新卒で、その病院の実習生だったことや、
病院からすぐの場所に住んでいることから、
無理なシフトや残業をお願いされることが多く、
立場的にも環境的にも、断りづらかったKさんは、
連日、朝7時出勤で、帰宅は22時過ぎという
ハードな日々を送ることになったのです。

都立の大きな病院で、とにかく忙しい急性期。
「新人だからやらなきゃ」という気合は、
やがて看護師という仕事に対する嫌悪になりかけていました。

「正職員になれば、
 もっと患者さんとしっかり向き合う
看護ができると思っていたんです」
と言うKさん。

Kさんは、実習もその病院で、
他の環境を知らなかったので、
その病院の看護、イコール、看護師の仕事
と思っていたのでした。

体力のある20代の新卒の方なら、
規模が大きくて、忙しい急性期で、
まずは経験を積むこともおススメします。

でも、34歳だからこそ、
Kさんには自分がやりたかった看護を
“今から”目指して欲しいと思いました。

そのためにも、ひとつの病院だけではなく、
もっと広い視野で看護の仕事を知って、
選んで頂きたいと思い、
「病院見学」をおススメしました。

ご紹介したのは、Kさんが目指していた
「じっくり患者さんと向き合える看護」を実践できる病院です。

しかし、あえて療養病棟ではなく、
回復期の病棟を選びました。
今までの急性期での医療行為が
極端に減ってしまわない方が良いと思ったからです。



「都立や国立など、ある程度大きな病院は辞めにくい」
という暗黙の了解があると、看護師さんからよくお聞きします。

でも、大事なのは、ご本人の“本気度”ではないでしょうか。

思いきって転職されたことで、
看護師人生が大きく変わった方も多くいらっしゃいます。

まずは判断材料として
他の病院も見学するのも良いのではないかと思います。
それから現職を続けるか辞めるかを考えても、
けっして遅くないはないのです。


さて、Kさんですが、回復期への転職を決められました。

今度は、寮ではなく、
病院が補助を出してくれる不動産屋を利用して、
病院にも通いやすく、
趣味の水泳ができる公のプールに近い物件を見つけたいと、
おっしゃっていました。

日々の生活の視野も広がったようです。


日々の生活が忙しいと、
どうしても身近な範囲や短いスパンで
物事を考えてしまうものですが、
是非、広い視野で、
ご自身の看護の可能性を知って頂けるといいな、と思っています。

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