大学病院の看護師って本当に大変なの?

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大学病院で働いているけど自分に合わないから転職したい、今の職場から大学病院への転職を考えている…など、大学病院の職場環境について考える看護師も少なくないのではないでしょうか。

2004年に国立大学が法人化されて以降、高度な医療技術の導入や診療におけるニーズの高まりなどの影響もあり、大学病院の環境はここ十数年で大きく変化しました。
それに伴って、働く看護師の労働環境も変化しています。

大学病院に現在勤めている人はもちろん、興味・関心があるという人に向けて改めて特徴や役割、メリットとデメリットなどをご紹介します。

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20~30代の若い看護師が大半!その理由とは?


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大学病院で働いた経験がある人はおわかりかもしれませんが、働いている看護師の半数以上は20〜30代が占めています。その主な理由は以下の3つです。

①夜勤の回数が多く、家庭との両立を懸念し結婚・出産を機に退職する人が多い
大学病院では、二交代制と三交代制を取り入れているところが混在しています。三交代制になると準夜勤・深夜勤というように夜勤が2つに分かれるので、夜勤に入る回数がおのずと多くなります。
現在は二交代制が主流になってきていますが、人手不足などで人数を確保できないため、いまだに三交代制のままという現場も多いのが現状です。

②大学病院での働き方や給料等に不満があり、入職して数年で転職する人が多い
結婚や出産をすることになったときに問題となるのがその後の働き方ですよね。とくに出産においては、産休をとるのか退職するのか悩むこともあるでしょう。
夜勤が多いため、復職しても子育てとの両立は難しいと考え、退職してしまう人が多いようです。

③復職後、外来へ異動する人が多い
産休・育休後には、土日祝日が休みでかつ残業が少なく夜勤もない外来へ希望を出し、異動する人が多いというのも理由のひとつです。
病棟で日勤のみという選択肢もありますが、周りのスタッフは夜勤をしているのに自分だけやらないという状況では肩身が狭いと感じる人もいるでしょう。

このように、30歳前後のいわゆる中堅クラスと言われる人たちが辞めていってしまうケースが多いのです。また、大学病院は他の病院に比べてお給料が低いとも言われています。収入アップを目指す人は、入職して数年で転職することもあるようです。

教育と研究という使命を持つ大学病院での看護師の役割


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大学病院がほかの病院と違う点は、医療を提供するだけでなく、教育や研究という使命を担っていることです。

医師の研究に協力するような場面も実際にあり、例えば研究のための採血や心電図測定などが看護師の業務に含まれることもあります。看護研究に関しても同様で、患者さんの情報や調査結果を分析し、評価・発表・論文提出なども行います。

教育という面では指導者としてのセミナーや講習なども盛んに行われ、質の高い人材の育成に力を入れています。また、大学病院自体に地域医療や災害医療への貢献という役割があり、災害医療研修などの教育も行われます。

制度が充実! 確実なキャリアアップを目指すなら大学病院へ!


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大学病院の強みは、キャリアアップを図ることができる点でしょう。多くの大学病院では、教育支援制度を利用して確実なキャリアアップを目指せます。

キャリアアップの条件として、看護研究への取り組みやレポートの提出、指定の研修への参加や資格取得などが条件に含まれます。

知識や技術を覚えるだけでなく、看護の現場で活かせる能力を伸ばすことができ、モチベーションアップや自信にもつながります。

大学病院はこんな人が向いています!


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では、大学病院勤務にはどのような人が向いているのでしょうか。その特徴をまとめました。

・精神的にも体力的にもタフな人
・コミュニケーション能力が高い人
・報告・連絡・相談ができる人
・物事を調べてまとめ、文章に書くことが好きな人

まずは、精神的にも体力的にもタフな人です。
大学病院は病床数が多く、ぎりぎりの人数で回すことも多いのが現状です。夜勤の回数も少なくないので、タフな人が向いているといえます。

また、コミュニケーション能力の高い人も大学病院勤務に向いていると言えます。
大学病院では他の専門職とやりとりする場面が多く、スムーズにわかりやすく説明できなければなりません。加えて、報告・連絡・相談ができることも必須です。

さらに、何かを調べたり、まとめたり、文章に書くことが得意な人にもおすすめです。大学病院では日々の業務に加えて看護研究が盛んに行われるため、レポートや論文を書くことが多いのです。

大学病院は上昇志向の強い人にピッタリの職場


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大学病院は結婚・出産を機に退職するケースが多いことを踏まえ、そうした環境を改善するための取り組みも広まっています。

多くの病院で時短制度を取り入れているほか、一人ひとりのライフワークバランスを重視するような流れにシフトしつつあります。また、確実なキャリアアップを目指せる点も大学病院の大きなメリットです。

転職を考えている人も、大学病院で最先端の医療技術や看護を学びスキルを高めてからでも遅くはありませんし、転職活動の際に強みにもなります。

ぜひ一度、検討してみてはいかがでしょうか。

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