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【導尿編】ナースが教える看護手技講座!

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導尿(一時的導尿)の技術に少し不安はありませんか?
病棟によっては医師が行うこともあり、看護師の経験回数が違うと思いますが、いつでも導尿(一時的導尿)ができるように目的・準備・手順などをここでご紹介します。頭の中でイメージしながら読んでくださいね。

目次


導尿とは
導尿の目的
必要物品の準備
カテーテルの種類
患者と室内の準備
導尿の手技と手順 性別
観察のポイント
注意点・留意点



導尿とは


尿道口からカテーテルを挿入し、膀胱内に溜まった尿を排出させる方法をいいます。


導尿の目的


・尿閉や尿失禁の処置

・膀胱洗浄の準備、下腹部手術前の準備

・陰部の手術創への排尿による汚染防止

・検査目的として、滅菌尿採取のため

・分娩、膀胱内検査の前処置


必要物品の準備


滅菌された物


鑷子、綿球、ガーゼ、潤滑油、導尿用カテーテル12Fr~14Fr、手袋、消毒液、導尿セットと消毒キットがある場合はそれを用いる

その他


膿盆、綿毛布、処置用シーツ、尿器、検体容器、必要により電気スタンド(女性の場合)、ガウン、マスク、膝枕(足枕)、バスタオル

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カテーテルの種類


ネラトンカテーテル


採尿・導尿・膀胱洗浄を行うために、膀胱まで経尿道的に挿入されるカテーテル

チーマンカテーテル


尿道の走行に合わせて屈曲している形状のカテーテル
男性患者で前立腺肥大などにより、尿道狭窄がある場合に用いられる。


患者と室内の準備


患者への説明


尿閉等、その他の理由で導尿をする必要があることを十分に説明する。カテーテル挿入時に痛むことがあるので、その際には知らせてもらうように伝える。口呼吸することで痛みが和らげられるので、看護師が声かけをした時には行ってもらう。

室内の準備


・カーテンを閉めて、プライバシーに配慮する

・室内の温度調節をする

・綿毛布などを用いて、患者の保温とプライバシーに配慮する

・物品を取りやすい場所に置けるように、ベットの上と周囲の整理をする


導尿の手技と手順 性別


女性の場合


1.患者に説明をし、室内の準備と物品の準備をする。

2.患者に綿毛布を掛ける。腰部から大腿部にかけて処置用シーツを敷く。

3.患者を仰臥位にし、両膝を曲げて開くようにする。患者の状態をみながら膝枕を挿入し安楽な体位に配慮する。

4.女性の場合は処置をしやすくするため、電気スタンドを用いて局所に採光する。

5.膿盆を患者の股間の間に縦に置く。

6.看護師の手指の消毒をし、手袋をする。

7.ガーゼに潤滑油をとり、ネラトンカテーテルの先端につける。不潔にならないように準備しておく。

8.陰唇を開き、片方の手で消毒をとり消毒する。利き手で鑷子を取り消毒綿を持つ。

9.消毒は、尿道口の周囲を前から後ろに向かって、中央、右、左の順で行う。消毒の際に膣と尿道口の位置を確認しておくと正確に行いやすい。

10.患者に口呼吸をうながし、全身の力を抜くように声をかけてから、カテーテルを尿道口から4~6cm挿入していく(女性の尿道は長さは3~4cmと短い)。尿の排出がみられたら、カテーテルの端を尿器に入れる。

11.尿を尿器にとる。恥骨上を軽く圧迫し、残尿のないようにする。尿の流失が終わったらカテーテルを静かに抜き、膿盆に入れる。

12.尿道口を前述と同様に消毒し、陰唇を閉じる。

13.周囲の物品を取り除き、綿毛布と膝枕などを戻す。処置用シーツを抜き、体位による苦痛と尿道口の違和感と痛みがあるか確認する。

14.時刻・尿量・尿の性状・検尿の有無・患者の一般状態を記録する。

男性の場合


基本的な操作と声かけは女性の場合と同様ですが、解剖学的な局部の特徴から以下のような相違点があります。また男性の導尿は医師か男性の看護師が行う場合があります。
1.患者を仰臥位ににし、足はのばす。

2.陰茎の包皮を開き、亀頭を消毒する。

3.尿道口が90度になるよう陰茎を持ちあげ、ゆっくり15cm挿入する。少し抵抗を感じたら、その後60度になるように足元の方に戻してからさらに5cmカテーテルを挿入する。挿入の長さは約20cm(男性の尿道は、成人で16cmから20cm)。尿の排出の確認を行い、排出がみられたらカテーテルの端を尿器に入れる。

4.尿を尿器にとる。恥骨上を軽く圧迫し、残尿のないようにする。尿の流失が終わったらカテーテルを静かに抜き、膿盆に入れる。

5.時刻・尿量・尿の性状・検尿の有無・患者の一般状態を記録する。


観察のポイント


導尿前の観察ポイント


1.排尿障害による随伴症状の有無

2.下腹部膨満の有無と程度

3.自尿の有無、量、最終の排尿の時間

4.尿比重


導尿後の観察ポイント


1.導尿後の尿道口の痛みの有無、程度

2.自尿の有無、尿の性状(混濁、血液混入、浮遊物等)と量

3.残尿感の有無

4.一般状態の観察、発熱の有無(感染の兆候の観察)

5.下腹部・腹部等の違和感と疼痛の有無


注意点・留意点


1.導尿を必要とする理由を十分に患者に説明し、理解と協力を得る。

2.プライバシーの確保に念を入れ、不必要な露出はしない。

3.室内の温度調節をし、掛け物を用いて保温に注意する。

4.必要物品の準備と確認、作業がしやすいように配置をし、手順よく実施する

5.清潔操作を確実に行い感染予防に努める。使用する物品に、個包装またはキット等がある場合は、用いると清潔かつ手際よく行える。その際は使用期限に注意する。

6.男性と女性の尿道の長さ、解剖生理を理解する。カテーテルで膀胱壁を傷つけない、挿入しすぎない。挿入と抜去の際にはカテーテルは回転させない。

7.発熱、疼痛(下腹部・腹部・尿道口・排尿時)の増強、出血などがある時には知らせてもらうように話し、普段より少し多めに水分摂取を促す。


まとめ


目的や必要物品、手順などを理解して、イメージできましたか?自信を持って導尿(一時的導尿)をスムーズに行えると良いですね。

病棟または外来などにより、キットやセットがある場合はそちらを利用してください。こちらも参考にしてもらえたら嬉しいです。

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