看護師のスキル向上や円滑な業務遂行に寄与している企業

2022.7.12

自己成長には終わりがなく、意欲さえあればどんどんレベルアップできるものです。業務においても同様で、方法やアイテムを変えるだけでやりやすさを実感できる場合があります。

そこで、本記事では看護師のスキル向上に役立つキットを手掛ける企業と、スムーズに業務を行うためのサービスを展開している企業を紹介します。自己研磨してより成長を遂げたい方や、円滑に業務を進めたい看護師の方はぜひご一読ください。

株式会社ケー・シー・シー・商会

配線副資材事業や監視盤・LED事業、医療関連事業など幅広く事業を展開している、株式会社ケー・シー・シー・商会。手掛ける製品は、どれも人々の暮らしに無くてはならないものばかりで、確かな技術とノウハウを駆使したものづくりで社会に大きく貢献しています。

採血静注練習キットsensitiv®Ⅳ

看護師の方の中には、採血が苦手という方もいるのではないでしょうか。それは新人看護師に限定せず、まだ臨床経験の浅い看護師であっても、同様に採血することに自信が持てないという方も一定数いるかもしれません。

早く慣れてスムーズに採血ができるようになりたいと思う一方で、練習を頼みづらかったり、練習方法がわからなかったりして一歩を踏み出せない方もいることでしょう。

そこで開発されたのが、逆血確認や真空採血、滴下などさまざまな練習を可能にした「採血静注練習キットsensitiv®Ⅳ」です。
この製品の特長は、本番さながらの感覚や感触で練習できること。使用する模擬皮膚は、エタノール消毒をすることで30秒間膨張する仕組みとなっており、実際の採血で消毒が乾くまでの時間を体感で覚えられます。また、模擬皮膚は皮下脂肪タイプにも交換可能で、色々なパターンを想定した練習ができるのもポイントです。

模擬血管は、一度に尺測皮静脈と肘正中皮静脈、撓側皮静脈の3本までセット可能で、走行を変えて難易度の高い手技の練習にも活用できます。
駆血帯で縛ると、模擬血管が怒張する仕組みになっているのも注目すべきポイントなのではないでしょうか。リアルに再現されているからこそ、より緊張感を持って練習に挑めます。

同製品は腕に装着することも可能です。
本番同様に、声を掛けながら採血の一通りの流れを掴むことができるのも、多くの人から選ばれている理由の1つかもしれません。
準備や片付けも簡単で、気負わずにいつどこでも練習できる手軽さも喜ばれています。

同社が手掛ける製品のように、画期的な練習キットを用いることでさらなるスキルの向上を目指す手立てとなるでしょう。

 
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株式会社ゼスト

訪問看護や訪問診療など、在宅医療を軸とした経営改善クラウドサービスを運営する株式会社ゼスト。在宅医療の最適な訪問スケジュールの作成を可能とするシステムを開発しシェアリングすることで、各業界の人手不足の解消につなげています。

経営改善クラウドサービス「ZEST」

人材不足で医師や看護師などの業務が逼迫している在宅医療において、いかに効率的なスケジュールで、できるかぎりロスを生み出さずに少しでも多くの利用者宅へ訪問するかが問われています。

特に訪問スケジュールを作成する際には、利用者側の要望と訪問者側の事情を考慮して作成する必要があり、その複雑さから、人の手によるものだとどうしても膨大な作業時間を要してしまいます。ましてや人手不足も相まって、スケジュール調整は困難をきたすことでしょう。

そこで、同社は在宅医療の訪問スケジュールを自動最適化する経営改善クラウドサービス「ZEST」を開発しました。
同サービスは、これまで人の手によって紙やエクセルなどで作成していた訪問スケジュールを瞬時に作成できるという、大変画期的なシステムです。

▲スタッフのスケジュールを自動割当/画像提供:株式会社ゼスト

通常は、訪問する側の休日や勤務時間、経験、移動距離などに加え、利用者側からの時間指定や訪問歴のある看護師の指名などさまざまな要望が重なります。
しかし、同サービスはこうした複雑に絡まりあったすべての要素を瞬時に解決し、最も適した訪問スケジュールを自動で作成してくれます。そのため、訪問スケジュールを作成する作業時間を大幅にカットすることが可能です。

また、見落としがちなのが移動ルートのロスで、効率良く移動しないと思わぬ無駄な時間を生んでしまいかねません。
同サービスでは、訪問する側一人ひとりの移動手段と、利用者側の訪問時間を考慮した上で、個々の最短ルートを作成します。
仕事がまばらに入っている場合も、データを集約化して最適なスケジューリングを行ってくれる仕組みとなっています。
そのため、ロスを生まずより多くの利用者宅を訪問し、効率的に業務を行うことができるでしょう。

こうしたシステムが導入されることで、心にゆとりを持って看護を実践し、皆さんの専門性を発揮できる環境となるのかもしれません。

▲画像提供:株式会社ゼスト
詳細情報

株式会社ヴァレイ

奈良県にて、確かな技術と職人魂で本物志向の服づくりを行っている、株式会社ヴァレイ。2020年8月にはエプロンブランド「ValleyMODE」を立ち上げ、医療現場やサロンワークなどで欠かせないワークウェアの開発と販売をスタートしました。その製品の実用性とおしゃれなスタイルに注目が集まっています。

洗って使える医療用ガウン

医療従事者が着用する医療用ガウンは、不織布製で使い捨てするタイプのものがほとんどです。しかし、近年のパンデミックで医療物資が思うように手に入らない事態となり、その現状を鑑みて同社は洗って何度も使えるタイプの医療用ガウンを開発しました。

たとえば同社が手掛ける製品「スタンダードガウン」は、撥水ポリエステルを使用しており、50回洗濯しても撥水機能を維持できるのが特長です。そのため、コストパフォーマンスの面で期待できます。

▲スタンダードガウン/画像提供:株式会社ヴァレイ

その上、サラサラとした肌触りで着心地も良く、気温が高い時期の看護業務も快適にこなせるでしょう。また、後ろの首ぐりにあるマジックテープとウエスト部分の紐で簡単に着脱でき、素早く業務にあたれる便利さもあります。同製品は130度までの高温殺菌に対応しており、次亜塩素酸などの消毒液にも耐久性があるため、安心安全に使えるのではないでしょうか。

そのほか、「長袖Iラインエプロンドレス」も人気のある製品の1つです。
医療用ガウンはその見た目から怖いというイメージを持たれがちですが、同製品はそうした印象を覆すようなおしゃれなデザインが施されているのが特長。デザイナーによって考案された製品で、Iラインのシルエットとネックラインのギャザー、シェイプできるウエスト部分の紐が女性らしさを引き出してくれます。

▲長袖Iラインエプロンドレス/画像提供:株式会社ヴァレイ

まるでドレスのような着こなしができ、カラーも優しい明るい色合いで、毎日の業務に楽しみが生まれそうな心躍る製品です。
もちろん、機能面も申し分なく、スタンダードガウン同様に何度も洗って使えます。

医療現場で毎日奮闘する看護師の方は、こうした同社の取り組みを知り、賢明に支援してくれる存在を再確認できることで、改めて使命感を認識できるのではないでしょうか。

 
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