
「ベッドメイキングの看護の目的や留意点を知りたい」「看護学校の実技と筆記の試験に合格したい」
基礎看護技術の1つであるベッドメイキングで大切なのは、患者の安全安楽に配慮した生活の場を提供することです。
この記事では、ベッドメイキングの目的から留意点まで解説します。新人看護師さんや、看護学校の実習・試験で生かしてもらえると嬉しいです。
ベッドメイキングの目的は、患者が安全安楽に過ごせる寝心地のよいベッドを作ることと、褥瘡予防に努めることです。患者にとってベッドは、多くの時間を過ごす生活スペースとなるため、精神的・肉体的に負担がない環境を作る点が重要です。
また、ベッドの上で食事をしたり体位を整えたりすると、皮膚とシーツの摩擦によりしわができやすくなります。
シーツのしわは、皮膚を傷つけ褥瘡を起こす可能性があります。特に、自力で体位を変えることが難しい患者は、長時間の皮膚の圧迫により、しわが刺激となり褥瘡になる可能性が高くなるでしょう。
そのため、患者がリラックスして安全に過ごせるベッドを作り、皮膚のトラブル防止に努めることが重要です。
ベッドメイキングの前に、以下の準備をします。
それぞれ詳しく解説していきます。
ベッドメイキングをする前に、必要物品(後述)の準備をしましょう。必要物品を使用する順番に床頭台の上に置いておくと、時間の短縮になり効率よくベッドメイキングを行うことができます。
学校のベッドメイキングの試験では制限時間を設けるところもあります。事前に必要物品の準備をし、順序よく動けるようにしましょう。
環境整備は、ベッドメイキングを行う前に必要な準備です。ベッドメイキングは、しゃがんだり、前傾姿勢になったりする動作が多いため腰を傷める可能性があります。
ベッドのストッパーを固定し、高さを調節して作業がしやすい状態に整えておきましょう。
環境整備は、安全安楽な看護を提供することにつながります。
ベッドメイキングをする前に、感染対策を行いましょう。シーツを広げると、埃が舞い上がり感染する可能性があります。
必要に応じて、以下の感染対策を行いましょう。
1つひとつの動作が感染対策につながります。

ベッドメイキングの必要物品と手順は以下の通りです。
以下のものを準備していきます。
離床可能な患者のベッドメイキング手順は以下の通りです。

ベッドメイキングの留意点は以下の通りです。
それぞれ解説していきます。
ベッドメイキングの留意点の1つは、ボディメカニクスを使うことです。
ボディメカニクスは、身体の作りを活用して、負担なく効率的に姿勢や作業を行う工夫を意味します。
ベッドメイキングでは、前傾姿勢や中腰になる動作が多くあり、看護師が腰を痛める可能性があります。
たとえば、患者が臥床している場合は、以下の点に留意しましょう。
ボディメカニクスを使って、身体の重心を下げたり、足の幅を広げた動作を取り入れたりすると、身体を傷めずに作業を行えます。

ベッド周辺の環境を整えることは、ベッドメイキングの留意点です。
周囲の環境を整えると、患者の転倒を防止できます。
以下の確認を行いましょう。
環境整備は、患者の安全に配慮するために必要な看護です。
ベッドメイキングの看護の留意点は、患者の状態観察をしながら行うことです。
臥床患者がいる場合、患者の状態を観察しながら行いましょう。
たとえば、以下の動作が患者の負担になる点です。
布団をかけ保温の調整をしたり、声掛けをしながらシーツ交換を行なったりすると、患者が安心して援助を受けることができるでしょう。
声掛けは、看護者側が落ち着いて行動ができるメリットもあります。
ベッドメイキングが終わった後は、ベッド上の気になる箇所はないか確認しましょう。
また、ベッドメイキングをする際、自力で寝返りができない患者は、側臥位になる必要があります。側臥位になることで身体の痛みが生じたり、皮膚の圧迫により皮膚トラブルをおこしたりする可能性があります。
患者の状態観察は重要な看護です。

2人でシーツ交換をする場合は、体全体をつかってシーツを対角線に向かって引っ張るとしわのないシーツができあがります。
シーツの耳を持ち上げ、マットレスと直角に三角を作ることがポイントです。シーツを入れる際には、手の甲を上にしてマットレスの下に押し込みましょう。
枕の開口部を入口の反対側にする理由は、見た目がきれいに仕上がるためです。
また、縫い目をベッドフレーム側にすると、患者に触れないため褥瘡予防になる利点があります。
また、掛け布団の開口部をベッドの昇降側と反対にすると、布団カバーの結び目が足に引っ掛からないため転倒予防になります。
枕の開口部を入口の反対側にする理由は、見た目がきれいに仕上がるためです。
ベッドメイキングの演習をするときのペアは、学校ごとに異なります。
グループで分けて行う学校や、ペアで決めている学校などさまざまです。
夏休みにテストがあるかどうかは場合によります。
ただし、学校の先生と日程を調整し、試験の場を作ってもらう学校もあるため、必要があれば先生に確認しましょう。
基礎看護技術の1つであるベッドメイキングで大切なのは以下の点です。
これらの動作が、患者へ安全安楽な看護の提供につながるでしょう。
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看護師から寄せられる“よくある質問”
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Q. 看護師がのんびり働ける勤務先は?
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Q. お礼奉公中でも転職は可能?
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