専門看護師の新分野!遺伝看護専門看護師になるには

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2016年に専門看護師の分野として新しく設置されることが決まったのが「遺伝看護」です。今後のゲノム医療の発展にも大きく役立つとされている分野であり、期待されています。しかし、遺伝看護はまだまだ看護師の中でも認知されていないのが現状です。今回は、遺伝専門看護師とはどのようなものなのか、また業務内容や必要とされるスキルなどを解説していきます。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

専門看護師に新たに遺伝看護が設置

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2016年より専門看護師の分野に新たに遺伝看護が設置されることになり、2017年時点で5名の遺伝看護専門看護師が誕生しました。

遺伝看護専門看護師について、日本看護協会では「対象者の遺伝的課題を見極め、診断・予防・治療に伴う意思決定支援とQOL向上を目指した生涯にわたる療養生活支援を行い、世代を超えて必要な医療・ケアを受けることができる体制の構築とゲノム医療の発展に貢献する」と定義されています。
引用:http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns

ゲノム医療は遺伝子的な部分から病気の原因や治療法を発見していくので、今後の医療が大きく変わることが期待されています。
例えば遺伝子が原因で起こるがんなどの病気も、病気を引き起こす根源となっている遺伝子に合わせた治療ができるようになります。また、抗がん剤による副作用の原因を遺伝子から発見することができれば、副作用のリスクを軽減することができるようになるでしょう。

このように、遺伝子を調べることで病気の発症について事前に知ることができる可能性があるため、ゲノム医療は「予測医療」とも言われています。

しかし、ゲノム医療はまだまだ一般には知られていないのが現状です。患者さんが遺伝子に関する医療サービスを安心して受けるためにも、専門的知識をもった遺伝看護専門看護師が必要なのです。

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遺伝看護専門看護師の主な業務内容

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遺伝看護専門看護師の主な業務内容はまず、遺伝が原因で病気を発症している患者さんに対して、遺伝と病気がどのように関係しているかを説明することです。そこから治療のためにどのような取り組みが必要か、患者さんへのヒアリングをもとに計画していきます。場合によっては、患者さん本人だけでなくそのご家族にも治療方針の説明をする必要があります。

遺伝分野については、遺伝と病気の関係性や、発症を防ぐ対策などを正しく説明する際に専門的な知識が求められます。そのため遺伝看護専門看護師の資格を持った看護師が必要なのです。

また、現状は病気を発症していなくても親族にがん患者がいた人などに対して、遺伝的な観点から発症のリスクや対策に必要な医療などの情報を提供します。その際には、看護師がカウンセリングやアドバイスを行うことになるでしょう。

遺伝看護師に必要とされる4つのスキル

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病気の原因の明確化

遺伝看護専門看護師が患者さんに対して行うべきことは、自身が発症している病気が遺伝的要素であることを認識してもらい、そこから患者さんのニーズに合わせた回復に向けた計画を立てていくことです。

遺伝が原因で病気を発症した患者さんの中にも、本人が原因を認識できていない場合は意外と多くあります。まずは、自身の病気と遺伝の関係を患者さんに理解してもらうことから始めます。

また反対に、患者さん自身は遺伝が原因だと考えていても、実際はそれ以外の原因で病気が発症しているケースもあります。このような思い込みを防ぐため、遺伝看護の視点から患者さんに説明する必要があります。

患者さんの生活のサポート

遺伝性の疾患は治療をした後に再発する可能性もあるため、生活面でのケアが重要となります。
中には、遺伝的な理由から完治することが難しく、生涯その病気と付き合っていかなければならない患者さんもいるでしょう。患者さんの日常生活の中で発症を最大限予防するための支援や計画を立てていくことが必要です。

そのため遺伝看護専門看護師には、患者さんからこれまで育ってきた環境や経緯、日常生活についてまで細かくヒアリングし、自己管理の方法を提案できる力が求められます。

心理的支援

前述のように、遺伝が原因で生涯病気と向き合っていかなければならない患者さんもいますが、そのような方々の心理的なサポートも遺伝看護専門看護師にとっては重要な役割です。

また患者さん本人のみならず、そのご家族の心理的ケアも必要な場合があります。例えば出生前の診断で胎児に染色体異常が見つかるというケースもありますが、その際にご家族が受ける精神的ショックは計り知れません。患者さんあるいはそのご家族の身体の状態を優先しながら、心理的なサポートも併せて行っていく必要があるのです。

チーム医療での協働

遺伝が原因で起こる病気について、治療に関わる全ての医療スタッフが専門的知識を持っているわけではありません。ですから治療に携わる医療スタッフとのコミュニケーションをスムーズに行うために、遺伝看護専門看護師の知識が必要となるのです。

また病院内のスタッフのみならず、患者さんが自宅療養や専門施設での生活に移行した場合、生活のサポートをするご家族や施設のスタッフとのコミュニケーションをとることも遺伝看護専門看護師の役割です。

病気の発症を防ぐ可能性が広がる遺伝看護について知ろう

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今後ゲノム医療はますます発展していき、遺伝看護専門看護師の必要性が高くなることが予想されます。遺伝看護専門看護師の認知度はまだ高くはありませんが、キャリアアップを目標とした専門看護師の資格取得を目指すのであれば、いまのうちから遺伝看護専門看護師の取得は役に立つでしょう。

またこの資格を取得している看護師はまだ少ないため、転職活動をする際にも有利になるかもしれません。看護師としてのこれからのキャリアを考えている方は、ぜひ遺伝看護専門看護師の取得を検討してみてください。

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