
シングルマザーになってから看護師になったマリアンナです。
このたび「ナースときどき女子」で
コラム「看護師でシングルマザーマリアンナのナースが物申す」を
連載させてもらうことになりました。
看護師になったことをきっかけに作ったサイト
の運営者でもあります。
わたしは20歳で未婚のシングルマザーになりました。
30代に突入した現在、病院で中堅ナースをこなしながら子育てに奮闘中。
看護師になったのは、子どもを産んでから社会人経験を経た後でした。
ちょっといろいろ特殊な人生。
第一回はそんなわたしの経歴とプロフィールをご紹介します。
わたしは昭和の終わる頃、関西で生まれ、関西で育ちました。
優しい父と母。物心つく頃まではとても溺愛され、幸せな3人家族の日々でした。
小学校入学して間もないある日。
父が突然大きな荷物を持って家を出ていこうとしている。
玄関でくつをはこうとする父。
「どこいくの?」って聞いたら、父は「出張や」と一言だけ。
一度も私の方をふりむくことなくそのまま去っていきました。
大好きな父が出張から帰ってくるのを楽しみに待つわたし。
でも数年帰ってこず・・。
小学校高学年になる頃、
家のタンスから出てきた戸籍謄本に書かれた「離婚」の文字。
出張ではなく、離婚!どうりで父は帰ってこない訳!
あとから知ったけど、父には多額の借金があったらしい。
母子家庭ゆえに人生で一番貧困だった時期に突入。
社会の現実と厳しさにぶちあたる。
母子家庭で働き詰めの母。一人でいるのが寂しいわたし。
悲しいけれど、
母子家庭で貧しい環境の子どもが非行に走るのはよくある話。
わたしも、そんな子どものひとりでした。
中学校に入ると地元の非行グループに入り、
夜な夜な町に繰り出したりして。
でも次第にそんな毎日にも嫌気をさすようになり、
中学3年になる頃、高校入学を目指します。
死ぬ勢いで勉強して公立高校入学。
楽しいJKライフを送るも、
大学に行くお金がなくて、やけくそになり途中で退学。
大学へ行って就職して・・とか将来を描く自分と、
大学なんて到底いけない貧しい母子家庭の子どもという現実。
ギャップを自分のなかで統一できなかった10代の終わり。

高校退学後、水商売に走る。ありがち。
そして息子の父となる人と出会い妊娠。
中絶を強要されたけど、産むことを選択。
じゃっかんハタチで未婚の母に。
母親になってから気づく、子育てにかかる費用のすごさ。
高校中退ではそれなりの収入がもらえる仕事は少ない。
でも子どもに貧しい思いをさせたくない!
とりあえず高校を卒業しよう!
ってことで、大検合格を目指す。
生まれたばかりの赤子をおんぶしながら、受験対策本を読みあさる産後6か月。
二宮金次郎的な。
死に物狂いで大検取得。
なんとか普通の会社で雇ってもらえたものの、
就職した年にリーマンショックの大不況。
就職して速攻減給 + ボーナスなし。
わたし、何か悪いことしましたか?って感じ。
まじめに働いたらなんとかなると思っていたのが甘かった。
同世代は就職難で、仕事があるだけでもありがたい時代。
そんなこんなもあり、
悩みに悩んで、
どこへいっても仕事がある「看護師」になることに決めた!
20代半ば。
なんとか看護学校に入学したものの、看護学校は想像してたより大変!
実習は眠れない。しょっちゅうヘビーなテスト。
帰ったら子どもと遊んで、寝かしつけながら勉強する日々。
通学のバスで寝落ちして、起きたら椅子に横になって寝てた日もあった。
バスの運転手さん、あの時はすいませんでした。
看護学生生活、過労死しなかったのが奇跡。
患者と看護学生のわたし。
どっちが病人かわからないくらい、顔色悪くて年齢不詳な3年間でした。

なんとか看護師になり、お礼奉公で病院に勤めるも、
看護学校なんて比じゃないくらいの苦行。
急性期病院で忙しい病院だったので、スタッフがストレスフル。
緊急入院、緊急OPがドカスカ入ってくる。
もちろんいじめや、人間関係の悪さもすごかった。
でも学費を出してもらった以上、やめたくてもやめられない。
選択肢は「がんばる」のみ。
で、看護師って、経験年数によってストレスが違ってくるのよね。
わたしの看護師経歴はこんな感じ。
女社会のカースト制度、身をもって学ぶ。
その日同じ勤務の先輩のやり方によって、仕事の進め方とか雰囲気って全然違う。患者の病気うんぬんより、先輩の情報収集とアセスメント能力を磨く。
「あの先輩が怖いんです、意地悪されて辛いです。」と後輩に泣きつかれ、「あの後輩つかえねーんだよ!どうにかしろよ」と恐い先輩に愚痴られる。
居場所があるようで、無いに等しい3年目。
リーダーや教育係。
責任が大きい仕事を任されるようになり、バーンアウトし始める。
ここに至るまでがハードすぎて、一気に燃え尽きる。
退職したいと申し出てもなかなかやめさせてもらえないので、いつどうやって退職してやろうかと、
虎視眈々と退職の時期を狙う日々。
今現在に至るまで、本当にいろんなことを駆け巡るようにチャレンジしたわたしの半生。
未婚でシングルマザーになったこと、
社会人経験を経て看護学校へ入学したこと、
社会人から看護師になったこと・・。
振り返ると濃厚すぎた。
でも今になって思えば、
母子家庭の大変さや偏見とか
社会人から看護師になることの厳しさとか
ワーママの限界とか
大変なりにいろんな経験をできたことは、良い社会勉強ができているということでもある。
わたしにとって、経験ってどんなものでもありがたいものなのです。
この連載コラム『ナースが物申す』では、
わたしのブログ『看護師になったシングルマザーのブログ』で公開していない
書き下ろしコラムを発表していきます。
自分のこれまでの経験を踏まえて、
看護師の仕事のリアル、シングルマザーやワーママの話など、多方面に切り込んでいきたいと思っています。
このコラムを通して、わたしと同じ道を歩んでいる人たちに、少しでも勇気と共感をお届けできたら幸いです。
どうぞ末永くよろしくお願いいいたします。
以上、第一回目はマリアンナの「プロフィール」でした。
次回もお楽しみに!
マリアンナさんの公式ブログもぜひ読んでみてくださいね。
〈マリアンナさん公式ブログ『看護師になったシングルマザーのブログ』〉
https://nurse-singlemother.jp/?page_id=11
〈イラスト:Kaoll〉
https://kaoll0719.wixsite.com/illustrator

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