画期的な医療用製品の開発・販売・支援活動で業界に寄与する組織

本記事では、多様なタイプの救急絆創膏を手掛ける企業と、国内外での救急救助や防災技術支援をしている法人、透析用止血用具を開発し提供している企業、小型で軽量な超音波画像診断装置を提供している企業を紹介します。

丈夫で粘着力のある絆創膏をお探しの方、医療従事者としての活動範囲を広げたい方、透析看護業務や超音波検査に役立つ製品に興味のある看護師の方は、ぜひ最後までご覧ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

日廣薬品株式会社

1952年に創業して以来、70年以上もの間、絆創膏の開発・製造販売ひとすじで事業を行ってきた、日廣薬品株式会社。代名詞とも言うべき「ニッコーバン」は、国内で初めて発売した伸縮布製の救急絆創膏で、今では累計販売数6,000万個を超える人気商品となりました。
働く人たちを支えたいという同社の熱い思いと確かな品質、培ってきた信頼の付加価値でサービスを提供し、新たな商品の開発にも意欲を持って挑戦し続けている企業です。

水に強く剥がれにくい「ニッコーバン」

▲画像提供:日廣薬品株式会社

同社の看板商品である「ニッコーバン」は、1972年に国内で初めて生産・販売された伸縮布製救急絆創膏で、人々に愛用されて半世紀以上が経つロングセラー商品です。

長年選ばれている理由の1つが、強力な粘着力にあります。同商品には、「働く人を支える」というコンセプトをもとに、長時間の水仕事や比較的ハードな作業を行う場合にもしっかり密着して剥がれないよう、天然ゴムを使用した粘着剤を採用。
天然原料ならではの扱いにくさがある中、素材の微妙なバラツキをなくし粘着力を揃えるため、研究所での組み合わせの設計や、工場での品質測定といった作業を丁寧に行うことで品質向上に取り組み、同商品の高い粘着力を実現させています。

また、防水機能が高いのも注目すべきポイントです。同商品は、3層の防水構造となっており、強力粘着剤によって皮膚にしっかり密着し、ガーゼ部分への水分の浸入を防ぎます。

そして、傷口をしっかりガードする丈夫な素材でありながら、適度な伸縮性もあり、動きが固定されないため作業の妨げになることはありません。近年では従来のものと比べていくつか改良が施され、水を浸入させないために絆創膏の穴をなくしたり、ガーゼ部分を白色にすることで肌やツメが黄色くなることを防いだりするなど、より機能的になりました。

なお、同商品はS・M・Lサイズやジャンボサイズ、靴ずれ用など用途に応じて使い分けできるようサイズ展開も豊富で、看護現場でも重宝しそうです。

手で簡単にカットできる「シロバン」

病院で使用するための商品として提供されているのが、「シロバン」です。同商品は、ガーゼや医療用チューブなどを長時間固定する際に役立ちます。強力な粘着力に加え白色の布に防汚加工を施しているため、汚れにくいのが特長です。清潔感を保ちながら使用できます。

また、指先で簡単きれいに必要な長さや大きさにカットできるため使い勝手が良く、忙しいときもストレスが溜まりません。サイズ展開もさまざまで、特に「ヤールバン」はラップのような幅広いタイプで、現在では同社でしか製造していない特殊サイズとなっています。
医療現場のさまざまなシーンで活用できるのではないでしょうか。

▲画像提供:日廣薬品株式会社
画像左/シロバン 画像右/プラチナバン

ひびやあかぎれに密着保護する「プラチナバン」

同社では、ニッコーバンシリーズと同様の生地を使用した「プラチナバン」も手掛けています。特に、ひび割れやあかぎれ、切り傷といった肌のトラブルが生じた場合に重宝する商品で、ガーゼ部分がなく全面粘着タイプとなっているのが特長です。ガーゼがない分、患部にしっかり密着して保護してくれます。粘着剤に抗菌成分プラチナ微粒子が配合されているのも、注目すべきポイントでしょう。ほかの商品同様にはがれにくく、水仕事が多く手荒れがひどい看護師の方にぜひ試していただきたい商品の1つです。

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NPO法人日本国際救急救助技術支援会

救急救助技術が普及していない発展途上国に向けて、救命率向上のための技術支援を行っている、NPO法人日本国際救急救助技術支援。現役の消防士を中心に結成されたボランティア団体で、現在は救急救命士や医師、看護師などが会員として在籍し、国内外で積極的に活動しています。
主に、現地やインターネットでの救急救助技術支援のほか、車両・資器材の寄付、講演活動、防災の啓発活動などを行い、消防と医療の体制づくりに寄与しています。

国内外での支援活動

同法人は、2005年に設立して以来、アフリカのザンビア共和国やスリランカ、インドネシア共和国、カンボジア王国などの救急システムが発達していない発展途上国にて、日本式救急救助技術と消防防災技術を支援してきた実績があります。
設立後に初めて海外技術支援を行ったザンビア共和国では、神戸市消防職員6名でチームを編成し、全10日間の日程で行われました。現地では、救急・救助各3名の隊員により、救急救助の基本的な研修と訓練、救急救助の英語版マニュアル作成、総合訓練を実施。翌年に行ったザンビア共和国での2回目の技術支援の礎を築きました。
第2回目はさらに規模を拡大し、総勢200名が参加したアフリカ大陸初の「多数傷病者発生対応訓練」を実施し、日本の代表として国を相手にした訓練指導を行い、成功に収めています。

▲画像提供:NPO法人日本国際救急救助技術支援会

そして、2008年から開始したカンボジア王国での活動においては、10年に渡って精力的に活動を続け、2018年には東南アジアで初めての災害派遣ユニット「RRC711部隊」を完成させました。
現地の方々を継続的に支援するだけでなく、「カンボジア・日本友好防災学校」を設立し、新たな人材育成にも貢献しています。

国内においては、日本で唯一無二の活動を行うボランティア団体として、講演会や海外支援研修会の開催、海外研修生の受け入れ、消防車両・消防器材の寄贈、イベントでの広報活動などを行っています。

これらの活動を行っている会員は全国各地に70名ほどおり、消防士や医師、看護師のみならず、主婦や学生など多様な方々で構成。役職や肩書に捉われることなく、熱い思いを抱き活動しています。

同法人の活動は、所属を越えた交流とチームワークの実現によって視野が広がり、自信に繋げられるのが魅力です。自身のスキルアップの場としても申し分ない環境なのではないでしょうか。
活動は海外にいかずとも国内での支援参加も可能なため、本業の傍ら、できる範囲で行えます。
また、発展途上国で万が一の場合に日本の消防・救急車両が駆けつける体制を整えたり、国内の技術と知識を駆使して救急救助システムを構築したり、世界を変えるお手伝いができるのも同法人の大きな魅力なのではないでしょうか。

こうした活動を知ることで、今一度、看護師としての意義や進みたい方向性を見つめ直してみると良いかもしれません。

▲画像提供:NPO法人日本国際救急救助技術支援会
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株式会社アグリス

農業用生産資材をはじめ、医療用機器・器具・備品の開発から製造、販売までを行っている、株式会社アグリス。農業と医療の分野において、現場のニーズを察知し本当に必要なものを見極めつつも、革新をもたらす商品提供に挑んでいる企業です。
アイデア力と確かな技術力を駆使したモノづくりで、人々の暮らしが豊かになるようサポートしています。

透析用止血用具「パラ・メジャー」

▲画像提供:株式会社アグリス

透析患者が入院する病棟や透析センターで働く場合、現場では透析治療のためのさまざまな業務を行いますが、なかには止血に苦労しているという看護師の方もいるかもしれません。
止血ベルトを使用する際、圧迫する強さによってはシャントを潰してしまうこともあり、かといって慎重になりすぎて圧迫する強さが弱すぎると出血してしまいます。そのため、患者それぞれの状態に適した強さで圧迫する必要があります。

そうした止血時の不安やトラブルを回避するために役立つのが、同社の透析用止血用具「パラ・メジャー」です。
同商品は伸縮性はなく、目盛りが記載されたベルトタイプの止血用バンドとなっています。

本体に記された目盛りを目安として活用し、患者ごとに最適な止血圧で押さえ、しっかり留め具とマジックテープで固定することで、その患者の適切な止血圧を目盛りの数字で把握可能。
感覚ではなく物理的に数字で表し、誰もが把握し共有し合えるように視覚化することで、操作者が変更した場合も、毎回その患者に適切な止血圧を再現できます。
慎重さが欠かせない止血圧も、操作者によってバラツキがあるなど経験や感覚に左右されることがないため、透析看護の経験が浅い方も安心して業務にあたることができるでしょう。
なお、サイズはS・M・Lの3つが展開されており、必要に応じて選べます。

▲画像提供:株式会社アグリス

同商品は、看護師の方が落ち着いて対応するための便利なアイテムとして大いに活用できそうです。今後の医療現場への導入が期待できます。

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酒井医療株式会社

1881年の創業より、リハビリテーション分野の医療機器を製造・販売している酒井医療株式会社。なかでも水治療法に力を入れていた同社のもとに、入浴装置の開発依頼が寄せられたことが転機となり、1968年にエレベート機能を持つ入浴装置、1973年には順送式の入浴装置、以降もさまざまな特殊入浴装置を開発し、入浴装置における確固たる地位を築き上げました。
現在も入浴装置とリハビリテーション機器の製造・販売を主力とし、そのほかにも福祉施設のコスト削減やBCP対策の提案などすべての人がいきいきと暮らせる社会づくりに多角的に寄与しています。

超音波画像診断装置「SONON」

▲画像提供:酒井医療株式会社

患者さんに適切な診療を行ううえで、問診や身体所見と並んで大切になってくるのが画像診断です。
「Point of care ultrasound(POCUS)」の考え方から、外来でも通常の診察に加えて症状のある部位に的を絞って超音波検査を行い、診療に役立てるケースが出てきました。

しかし、診察室にいながらエコーを行う場合、超音波画像診断装置の設置スペースの確保や、超音波画像診断装置と患者さんの超音波検査を行う部位との位置関係に悩むこともあるかもしれません。
そうした悩みを解決できるのが、同社が提案する超音波画像診断装置「SONON」です。

同製品には甲状腺や頸動脈、乳房といった7項目の検査モードをプリセットした「リニアタイプ浅層部用」と、腹部や膀胱、胎児など6項目の検査モードをプリセットした「コンベックスタイプ深層部用」の2タイプが用意されています。

本体はいずれも小型かつ軽量のワイヤレスプローブのみで、携帯性に優れているのが特徴の一つ。病棟や診察室はもちろん、在宅医療の訪問先、屋外にも負担なく持ち運べます。

▲画像提供:酒井医療株式会社

超音波画像の確認はスマートフォンやタブレットで行いますが、本体に内蔵されたWi-Fiを介するため、インターネット環境に左右されずに使用することが可能です。
また、モニターとなるモバイル端末は自由に動かせることから、患者さんに画像を見せながら説明したり、患部のそばに置いて画像を観つつプローブを正確な場所に当てたりと、さまざまな使い方ができるでしょう。

さらに、超音波画像を並べて比較できる2画面機能、画像内にテキストも残せる計測機能、直感的な操作性を追求した画面設計など、使いやすい工夫が多く施されているのも見逃せません。

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