
日々の業務の中で看護観を深めたり、新たな知見を得たりする時間は、専門職として自分らしく働き続けるための大切な支えになります。
今回は各地のクリニックブログから、技術的な学びはもちろん、現場のマインド面も学べる記事を3つ厳選しました。
スタッフの想いや地域との関わりを知ることは、明日からの看護をより豊かにする大きな糧となるでしょう。

尼崎市東大物町の地で、地域住民の方々が自分らしく過ごすための支えを担っている社会医療法人 愛仁会 尼崎だいもつ病院。
回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟、障害者病棟を設け、医療と介護が途切れることのない体制を整えている病院です。
患者さんへの緊急対応から在宅復帰までをカバーする包括的な仕組みに加え、患者さん目線で新しいことに取り組み続けていることが、地域の安心を支える土台となっています。

そんな同院が重きを置いているのが、身体機能の改善にとどまらず、一人ひとりの尊厳やその人らしい生活・役割の再獲得までを見据えた「リハビリテーション」です。
その想いは日々の実践の中にも息づいており、その一端として、こちらの《パーキンソン病患者さんのためのLSVT®BIG を用いた運動療法プログラム導入のお知らせ》に注目してみました。
記事によると、「LSVT®BIG」はパーキンソン病特有の運動症状に対して効果が期待されるアメリカ発のプログラムとのことです。
施行するには専門の試験をクリアする必要があり、同院にはその資格を持つスタッフが在籍しています。(2024年12月時点)
訓練は1回60分のセッションを週4回、計4週間にわたって集中的に行われます。
同院では1ヶ月の入院期間中に同プログラムを実施しており、毎日の宿題も含めて腰を据えて取り組める環境を整えています。
「歩行が遅くなった」「すぐに椅子から立てない」などの悩みを抱える患者さんにとって、自信の回復につながる重要な選択肢の一つとなっているようです。

このような一人ひとりに向き合うリハビリテーションの医療現場を知ることは、看護師の皆さんが日々のケアを考えるうえでの、新たな視点やヒントにもつながる内容ではないでしょうか。
地域医療の質を高め、患者さんの生き活きとした暮らしを追求し続ける同院の取り組みを、ぜひ確認してみてくださいね。

愛知県岡崎市に拠点を置く医療法人 岩瀬医院 訪問看護ステーション 結びは、家族一人ひとりの笑顔とゆとりある暮らしを支え、人・地域・医療を結ぶ架け橋になることを目指し、心のこもった訪問看護サービスを届けています。
同ステーションでは、病状の観察や健康管理といった基本的なケアから、高度な医療処置、リハビリテーション、そして終末期ケアや看取りまで幅広いニーズに対応しています。
また、薬の相談や内服薬の確認、副作用への対応に加え、インスリン注射や腹膜透析を行う患者さんとご家族への丁寧な指導など、細やかなサポートも徹底。個々の生活スタイルや不安に寄り添った、安心感のある看護を実践しているのが特徴です。

そんな同ステーションは、2025年7月に開設5周年を迎えました。
ブログ記事《5周年のお祝い》には、この記念すべき節目をスタッフ全員で祝った、賑やかな焼肉パーティーの様子が綴られています。
当日はスタッフの子どもたちも大集合し、総勢40名を超える大規模な集まりになったとのこと。
食事会では子どもたちのためにじゃんけん大会も開かれたそうです。景品の綿あめメーカーを当てたスタッフが、さっそく自宅で綿あめ作りに挑戦したという微笑ましいエピソードも紹介されています。
親子総出で親睦を深めた焼肉パーティーは、スタッフ同士の絆をより深め、チームの士気を高める格好の機会となったことでしょう。
記事の締めくくりには、6年目に向けてスタッフ一同で力を合わせたいという決意が語られており、職場の風通しの良さと強固な結束力が伝わってきます。

スタッフ同士の絆を大切にすることは、巡り巡って患者さんやご家族への手厚いケアへとつながっていくものです。
現場の団結力を高めるヒントを探している看護師さんは、ぜひ同ステーションのアットホームなお祝いの様子を参考にしてみてはいかがでしょうか。

埼玉県ふじみ野市にある医療法人社団 啓守会 飯田医院は、風邪をはじめとした一般的な内科から循環器内科、呼吸器内科まで幅広く診療を行っているクリニックです。
専門医による治療はもちろん、併設施設での心臓リハビリテーションといった包括的な予防医療にも注力。地域のヘルスケアステーションを目指し、地域の方々の健康を全力でサポートしています。
その様子は、今回ご紹介する記事《「心臓や健康」を楽しく学ぶ!健康ハートの日イベント開催報告》からも伝わってきます。
この記事には、2025年8月9日に開催された健康イベントの様子が綴られており、当日は約200名の地域住民が参加したそうです。
同院は、ロコモティブシンドロームの予防について学ぶ身体機能チェックや、セラバンド・プールスティックを用いたエクササイズ体験など、複数のブースを用意したとのこと。理学療法士や健康運動指導士から自宅でできる運動を教わったことで、日頃の運動の大切さを実感した参加者もいたようです。

また、100円ショップの材料で自作した聴診器で心音を聴くなど、医療を身近に感じるためのユニークな企画も実施されました。
ゼリー内のみかんを覗く臨床検査技師お仕事体験では、参加者が検査機器の操作に悪戦苦闘しながらも真剣に取り組んでいたとのこと。普段は検査を受ける側の方々が、検査をする側の立場を体験することにより、医療への理解を深める一助になったのではと筆者は語っています。

病気になってからの治療にとどまらず、楽しい企画を通じて予防への意識を高めるアプローチは、看護師にとっても参考になるでしょう。
専門職が連携して地域を支える様子が描かれた本記事。ご自身の看護観を深めるきっかけとして、一度目を通してみてはいかがでしょうか。
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