看護部・院長ブログ紹介_vol.111

医療現場では、対象者一人ひとりの背景やライフステージに配慮した、質の高いケアの実践が求められます。本記事では、切れ目のない母子支援、産後ケアにおける臨床視点、そして専門性を生かした生活習慣病予防という、各領域で真摯なサポートを行う施設やクリニックの発信をご紹介します。地域に根ざした包括的なサポート、リスクを見極めて寄り添う姿勢、前向きな習慣改善を促す患者指導の工夫。これらの実践例が、日々の看護ケアを深めるヒントとなれば幸いです。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

(1)出張専門ひまわりサポートのBLOG & INFO

出張専門ひまわりサポートは、訪問やオンラインを通じて、妊娠期から育児期まで切れ目のない支援を提供するケア施設です。病院勤務や行政の産後ケア事業で豊富な経験を積んだ助産師が、家庭環境や母子の心身の状態に寄り添い、オーダーメイドの伴走型サポートを展開しています。

▲部屋の様子/画像提供:出張専門ひまわりサポート

そんな同施設のブログ記事《助産師が語る妊娠・出産・育児をトータルで支える本当の意味》では、元看護師である代表自身が直面した過酷な出産の体験談が明かされています。
専門知識を持ちながらも心の準備が追いつかず、大量出血や身体的ダメージにより、我が子を抱くことすら叶わなかったという苦い経験。その背景から、単なる「分娩の介助」にとどまらないトータルケアの重要性を痛感したそうです。

そして導き出したのが、安産とは単に時間が短いことではなく「心・体・生活が整い自分の力で向き合えたこと」という理念でした。記事内ではその理念のもと、授乳・乳房ケアから家族調整、心のケアに至るまで、生活全体を包括的に支える助産師の役割が具体的にまとめられています。
また、新たな取り組みとして、夜間産後ケア民泊「ひまわりハウス」の開設も進行しているそうです。孤立感や育児不安が深刻化しやすい夜の時間帯に着目し、母子がいつでも安心して身を寄せられる「駆け込み寺」のような場を目指す当プロジェクト。退院後の母子を地域で守る新たな受け皿として、多方面から期待が寄せられています。

▲寺子屋ひまわりハウス:日中の親子の居場所・活用のイメージ/画像提供:出張専門ひまわりサポート

院内でのケアにとどまらず、退院後の生活や心理面まで見据えて寄り添う姿勢は、日々の保健指導や退院支援にも深く通じるものがあります。実践的なノウハウと温かい姿勢が詰まった同記事、患者さんとの向き合い方や地域での母子支援に関心のある看護師さんは、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

(2)小櫻助産院のお知らせ

東京都千代田区にある小櫻助産院は、「選択できる力を持った、豊かで健康な母子の創造」を理念に、手厚い母子ケアを提供している助産院です。訪問による母乳ケアや授乳相談をはじめ、産前産後のオンライン相談など、お母さんのありのままを受け止める支援を幅広く展開。必要な時期に集中的に支え、少しずつ日常へ戻していく考え方を大切に、現場では観察力や技術力を駆使した手厚いアプローチを行っています。

今回、同院のブログから取り上げるのは、《オーバートリートメント》という記事。こちらは同院の院長が医療の世界に入り23年目を迎えた際に綴った内容で、長年の歩みの中で心に残った言葉が紹介されています。
その言葉とは、「オーバートリアージを恐るな」「アンダートリアージは致命的」というもの。
前者は状態を観る際に大げさな判断を恐れるなという意味で、後者は過小判断をすると、致命的な状況になりかねないことを伝えています。

院長は、特に産後ケアの初期段階において、この考え方を重要視しているとのこと。周囲や本人が大丈夫だと感じていても、実は重症であるケースがあるため、常にリスクを大きめに見積もるオーバートリアージを意識し、徹底的にケアするオーバートリートメントを採用しているといいます。
オーバートリートメントの長期化は、自立を妨げる側面もありますが、本当にケアが必要な局面では、周囲になんと言われようと、徹底的なサポートを実践するという強い意志を明かしています。
同時にお母さんたちに対しても、自身をオーバーに許し認め、望むことを自らに与えてほしいという、温かいエールを送る院長。

目の前の状態を注意深く観察し、ありのままを受け止めて全力を尽くす姿勢は、看護に携わる人にとっても非常に大切な視点といえます。医療現場での真摯なサポートの在り方を見つめ直したい看護師さんは、ぜひ本記事をご覧ください。

(3)はたけやま内科クリニックのブログ

はたけやま内科クリニックは、東京都西東京市にて2025年に開設された医療機関です。糖尿病専門医と循環器内科専門医の資格を持つ院長が、それぞれの知見を生かしながら、一人ひとりの生活に寄り添った丁寧な説明と分かりやすい診療を行っています。また、即日で結果が分かる血液検査機器やAI搭載の胸部レントゲンシステムを備え、身体への負担を抑えた安心の環境を整えている点も特徴です。平日に通いにくい方にも配慮し、土曜の午後まで診察を行うなど、地域の方々に親しまれる工夫が取り入れられています。

▲画像提供:はたけやま内科クリニック

受診される方の健康的な暮らしを見据える同クリニックでは、日々の健康管理に役立つ情報発信にも積極的です。看護師として患者さんの食事指導や接遇に活かせるヒントを探すなら、こちらのブログ記事《アボカドとマンゴーで始める、血糖値ケア【糖尿病内科専門医が解説】》をぜひチェックしてみてください。

記事の中では、単に食べたいものを我慢させるのではなく、身体に良い栄養素へ意識を向ける重要性が語られています。米国心臓協会の研究結果をもとに、アボカドやマンゴーを取り入れた食生活が血管の健康維持や食後血糖値の急上昇抑制にどう繋がるかが解説されており、興味深い内容です。

▲畠山佳之院長/画像提供:はたけやま内科クリニック

「禁止や我慢」から「質の良い食材への置き換え」へ視点を変えるアプローチは、生活習慣の改善に悩む患者さんへ声掛けをする際、大いに役立ちそうですね。専門的な内容を日常の言葉で丁寧に伝えている点も、看護ケアのコミュニケーションにおいて深い学びが得られるのではないでしょうか。

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