
「看護師を辞めて違う仕事に就きたい」と悩んでいる看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師を辞めて違う仕事に転職する理由や看護師の資格・経験を活かしやすい仕事などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、看護師以外にどのような職種が自分に向いているのか分かるでしょう。
看護師以外の職種へのジョブチェンジを検討している方は、ぜひ参考にしてください
「看護師が向いていないかもしれない」と自信をなくし、退職を検討する方は少なくありません。
看護師を辞めて違う仕事に転職する理由として、下記が挙げられます。
それぞれの理由を分かりやすくお伝えするので、、看護師を辞めるか迷っている方はご覧ください。
看護師は患者様の命と向き合う仕事であり、些細なミスでも起こらないように、常に責任感やプレッシャーが伴います。
特に患者様が急変した際は、迅速に状況を把握し、適切な対応が求められるため、精神的に疲弊してしまう看護師は少なくありません。
また、最新の医療について情報をアップデートしていく勤勉な姿勢も欠かせず、「心身が休まらない」と辛くなってしまうこともあるでしょう。
病院や介護施設など24時間体制で看護師が常駐している職場で働く看護師は、夜勤に対応する必要があり、生活リズムが乱れやすくなります。
そのため、不眠や慢性的な疲労感により、心身の不調が生じる看護師は多いです。
また、結婚や妊娠・出産など、ライフイベントの変化に伴い、夜勤や残業の多い職場で働き続けるのが難しくなり、一般企業への転職を検討するケースも珍しくありません。
看護師は女性が多く働く職場なので、女性ならではの確執や派閥といった悩みが起こりやすい環境と言えます。
特に臨床経験の浅い看護師は指導を受ける立場にあるため、理不尽な指導や厳しい上下関係に悩みやすく、時にはパワハラやいじめに発展するケースもあるでしょう。
また、看護師だけでなく、医師やコメディカル、患者様・ご家族など多くの人間と関わる機会が多く、摩擦も生じやすいです。
看護師の給与には夜勤手当や残業代などが含まれており、一定の収入になります。
しかし、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」で看護師以外の職種と比較すると、下記のとおりです。
| 職種 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与・その他特別給与額 | 平均年収* |
| 正看護師 | 36.35万円 | 83.5万円 | 519.7万円 |
| 小・中学校教員 | 45.9万円 | 175.74万円 | |
| 営業職(金融) | 40.19万円 | 148.84万円 | |
| 事務員(庶務・人事) | 34.65万円 | 97.72万円 |
※算出方法=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額
看護師の給与は高いとは言えず、「仕事内容や責任の重さに見合っていない」と感じる看護師は多いです。
看護師としてのキャリアに不安を感じ、「自分に向いてる仕事はほかにあるかもしれない」と悩む看護師は多いものです。
また、学生時代から興味があった分野や、趣味を活かせる業界に挑戦したいと考えるケースもあります。
「看護師免許を取得したからには看護師以外のキャリアがない」と思い込まず、選択肢を広げることで自分らしく働けるかもしれません。
看護師の経験を通じて身につけた知識・スキルは、看護師以外の職種でも活かすことができます。
そこで、看護師の資格・経験を活かしやすい仕事は下記のとおりです。
知識やスキルを活かして自分に向いている仕事を探したい方は、早速確認してみましょう。
医療機器メーカーや治験関連の企業では、看護師として培った医療知識や臨床経験を活かして活躍できます。
具体的には下記のような職種が挙げられるでしょう。
| 職種 | 仕事内容 |
| 治験コーディネーター(CRC) | 治験がスムーズに進むように段取りを組む |
| クリニカルスペシャリスト(フィールドナース) | 医療機器メーカーで営業をサポートする |
| 医療情報担当者(MR) | 製薬会社で開発された薬の営業や広報を担当する |
| 臨床開発モニター(CRA) | 治験が適切に行われているか、チェック業務を行う |
看護師のように直接患者様をケアするわけではありませんが、医療の現場で得た経験が役立つ分野であり、夜勤もなく働きやすい環境が整っていることが多いです。
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介護・福祉系の資格を取得していない人が介護職に就く場合、認知症介護基礎研修の受講が義務付けられています。
しかし、看護師は免除されるため、受講せずに介護職に就くことが可能です。
対象者の日常生活支援を主に行うため、看護師よりもプレッシャーが少なく済むでしょう。
条件を満たすことで初任者研修や実務者研修、介護福祉士とステップアップしていけるのも魅力です。
看護補助は、看護師のサポート役として病院やクリニックで働く仕事です。
責任の重さは看護師ほど大きくなく、資格がなくても看護補助として働くことができます。
看護師経験がある人にとっては即戦力として重宝されやすく、「医療現場で働きたいけれど負担を減らしたい」と考える人に向いているでしょう。
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保育補助は、遊びや身の回りのお世話などを通じて、保育園に通う子ども達の成長をサポートします。
体力は求められるものの、日勤中心に働けるので生活リズムを整えやすいでしょう。
「子どもと関わるのが好き」「医療行為は避けたい」という看護師におすすめです。
医療・介護系の事務員は、病院やクリニック、介護施設でカルテ管理や受付、保険請求業務などを行う職種です。
医療に関する専門用語や制度を理解しなければならないため、看護師として培った知識・スキルを発揮できます。
また、夜勤がなく、デスクワーク中心のため、体力的負担が少ないのもうれしいポイントです。
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看護学校の教員は、講義や実習を通じて学生の指導に携わることができ、実務経験を活かせるキャリアの一つです。
臨床現場とは異なり、夜勤や急変対応がないため、体力的な負担も軽減しやすいでしょう。
3年以上の実務経験があれば実習指導教員になれますが、専任教員になるには実務経験に加えて専任教員講習会の受講や大学または大学院での科目履修が求められます。
後進の育成にやりがいを感じる方や、教育に関心のある方ににぴったりです。
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医療系のコールセンターは、患者様・ご家族や医療従事者からの問い合わせに対応する仕事です。
健康面や医薬品に関する相談や、医療機関の案内など、看護師として培った知識やコミュニケーションスキルが活かせます。
近年では夜間のオンコール対応を代行する企業が増えており、フルリモートで働きたい看護師は、自宅で対応できる企業を探すと良いでしょう。
看護師を辞めたい理由が分からないまますぐに退職すると、ほかの職種に転職しても長く働くことができません。
看護師を辞めて違う仕事に就きたいと悩んだら、下記のポイントに注目してみましょう。
それぞれのポイントについて分かりやすく解説するので、転職活動にお役立てください。
「看護師を辞めたい」と思ったら、まずはどのような悩みを抱えているのか明確にしましょう。
人間関係や仕事内容のミスマッチなど、看護師を辞めたい理由を整理することで、仕事選びの基準がはっきりします。
理由が曖昧なまま転職すると、転職先でも同じような問題に直面しやすくなるため中止してください。
スキルや得意分野などの自己分析を通じて、どんな仕事に向いているのか分かりやすくなり、転職活動を効率的に進められます。
例えば、看護師として培った観察力やコミュニケーション力、判断力は医療現場以外でも大きな強みとして発揮できるでしょう。
また、「文章を書くのが得意」「パソコンの操作に自信がある」といったスキルも、転職先選びのヒントとなります。
「土日・祝日に休みたい」「在宅ワークがしたい」など、希望する条件を整理すると、自分に合う職種や求人案件を探しやすくなります。
また、条件を全て満たした職場を見つけるのは難しいため、優先順位を決めながら現実的に転職活動を進めることも大切です。
あらかじめ優先順位をつけておけば、転職に迷った際に冷静に見極めやすいでしょう。
未経験の業界に転職する場合、資格を取得を検討するのがおすすめです。
スキルや知識を証明できるだけでなく、即戦力としてアピールするのに適しており、採用率アップにつながります。
ただし資格取得に時間や費用をかけすぎると、転職時期が遅れる可能性もあるため、計画的に進めることも大切です。
事務職やカスタマーサポート、医療系コールセンターなどは看護師の経験を活かしやすく、未経験者でも採用されやすい傾向にあります。
また、教育・研修制度が整っている職場を選べば、学びながらスキルの習得を目指せるでしょう。
「未経験だからできない」と決めつけず、自分の可能性を広げられる職種を探すことも重要です。
「看護師を辞めたいけれど、続けるべきか迷っている…」という方にとって、看護師以外の職種に転職するメリットは気になるところです。
ここでは、看護師を辞めて違う仕事に転職するメリットについて紹介するので、ジョブチェンジの参考にしてみましょう。
看護師は患者様の命を預かる立場であり、一つ一つの判断や行動に大きな責任が伴います。
異業種への転職は、「人の命を左右する判断をしなければならない」という重圧から解放されるでしょう。
責任感の強さから精神的に疲弊してしまった看護師にとって、メリットが大きいと言えます。
看護師の仕事は夜勤やシフト勤務が多く、生活リズムが不規則になりがちです。
しかし、日勤のみの働き方を選べば、規則正しい生活を送ることができ、体調管理や精神的な安定につながります。
また、家族や友人と予定を合わせやすくなり、仕事以外の時間も充実させることができるでしょう。
異業種へ転職すれば、先輩看護師や医師、コメディカル、患者様・ご家族など、職場の人間関係をリセットできます。
また、さまざまな業種の人との交流が増え、新しい視点や考え方に触れる機会が多くなるでしょう。
また、フルリモートや一部リモートの職場を選べば、人間関係の煩わしさに悩まずに済みます。
看護師は医療・介護に関する専門性を高められますが、価値観や視点が偏りやすい傾向にあります。
しかし、看護師から違う職種へ転職すれば、医療・看護以外の専門的なスキルの取得につながり、将来的なキャリアの選択肢が広がるでしょう。
キャリアパスに柔軟性を持たせることで、自分らしい働き方を見つけやすくなります。
看護師を辞めて違う仕事に転職するとさまざまな悩みや不安から解放されますが、他業種ならではの大変さに直面する可能性があります。
「看護師を辞めなければよかった」と後悔するケースも珍しくありません。
看護師を辞めて違う仕事に転職するデメリットを紹介するので、ミスマッチが生じないかチェックしてみましょう。
看護師とは異なる職種に転職した場合、これまでの知識や経験がすぐに役立つとは限りません。
特に、医療現場で見聞きしたことのないビジネスマナーやビジネス用語などは、一から学び直す必要があります。
業務に慣れるまでに時間がかかり、「自分に向いていないのでは」と不安に感じることも少なくないでしょう。
看護師は国家資格を所有する専門職であり、夜勤手当や残業代が加算されるため、比較的安定した収入を得やすいです。
しかし、違う仕事に転職すると、看護師としてのキャリアが給与に反映されず、未経験者としてみなされて給与が下がる可能性があります。
ただし、キャリアを重ねることで給与アップが目指せるため、経済的に不安定な状態が長期間続くわけではありません。
医療は常に進歩していくため、看護師として働き続けるには最新の情報をアップデートしなければなりません。
しかし、長期間にわたって医療現場から離れると、最新の医療に関する知識やスキルに触れる機会が失われます。
ブランクが長くなるほど復職のハードルが上がるため、復職の可能性も踏まえたうえで転職を検討しましょう。
「今の職場で働き続けるのは難しいけれど、看護師は辞めたくない」という方は、ゆったりと働ける職場や、ルーチンワークの多い職場がおすすめです。
突発的な業務が少ないと心身への負担が少ないので、無理なく働き続けやすいでしょう。
看護師を辞めずに働き続けやすい職場を紹介するので、転職活動時にお役立てください。
健診センターで働く看護師の主な業務は、健康診断の測定や採血、問診などルーティンワークがほとんどとなります。
日勤のみで土日休みの職場も多いため、規則正しい生活リズムを保ちやすいでしょう。
心身の負担を抑えて働きやすいので、「今の職場を辞めたいけれど看護師は続けたい」という人におすすめの職場です。
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デイサービスでは、利用者様のバイタルチェックや服薬管理、入浴の可否判断などが主な看護業務です。
医療行為が比較的少なく、病棟勤務に比べてプレッシャーを感じにくいでしょう。
また、日勤のみの働き方となるため、プライベートを充実させたい看護師にぴったりです。
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医療脱毛クリニックは、美容医療の中でも特に人気が高く、看護師の資格を活かしやすい職場の一つです。
医師の指示に基づき、医療レーザー脱毛機器を使用した施術や、患者様へのカウンセリングなどを担います。
命に関わるような急変対応はほとんどなく、日勤中心の勤務体制が多いため、生活リズムを整えやすいでしょう。
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ここでは、看護師を辞めて違う職場への転職についてよくある質問を紹介します。
看護師の免許は有効期限が定められておらず、原則として資格を失効することはありません。
したがって、看護師を辞めて違う仕事に就いたとしても、看護師に復職することは可能です。
将来的に看護師としての復職を視野に入れている場合、副業で看護師として働き続け、ブランクを最小限に抑えると良いでしょう。
看護師は責任の重さや不規則な勤務、人間関係などで強いストレスを抱えやすい仕事であり、「看護師を辞めたい」と思うのは決して甘えではありません。
無理に働き続けると、かえって心身の不調が生じる可能性があります。
自分のキャリアを見つめ直すきっかけとして前向きに受け止めると良いでしょう。
仕事への責任感やプレッシャー、職場の人間関係などさまざまな理由から、違う仕事へのジョブチェンジを検討する看護師は少なくありません。
看護師の経験を通じて身につけた知識・スキルは、看護師以外の仕事に活かすことができます。
他業種への転職は看護師特有の悩みから解放されるだけでなく、キャリアの幅を広げるのに役立つでしょう。
また、できる限り長く働き続けるには、看護師を辞めたい理由を明確にしたうえで、希望条件を整理し、スキルや得意分野を分析することも大切です。
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