仕事
2022.10.11
団体旅行に帯同してお仕事をするツアーナース。バイト時給が高い上に、交通費や宿泊費の負担はもちろんありません。
お給料をもらいながらタダで観光できるということで人気が高いようです。
旅行客に何もなければ、存分に観光を楽しめて、場合によっては海外に行けることもあり、まさに夢のようなお仕事…と思われがちですが、どんなお仕事も良い面もあれば、そうでない面もあるもの。
ツアーナースにも、あまり知られていないデメリットがあるようですが、それはどのようなものでしょうか。
今回は、ツアーナースの知られざる裏側をのぞいてみたいと思います。
ツアーナースの求人は決して多くありません。ハローワークや求人サイトを見ても、なかなか募集されていないことがほとんど。
看護師専門の転職サイトに登録をしておいて、紹介されるのを気長に待つというのが一般的です。
「ツアーナースとして働きたい!」と思ってからすぐにお仕事が見つかるというケースは少なく、また、求人があったとしてもナースとしての経験年数が浅い場合だと採用されないこともあるようです。
現場では、一人で判断・対応をしなければならないという責任のある仕事だからです。
修学旅行や社員旅行の多い春や秋はツアーナースの需要が高まります。
こういった繁忙期はお仕事が多くしっかり稼げるのですが、閑散期に入ってしまうとそういうわけにはいきません。
年間を通して安定した収入を得ることが困難なため、ツアーナースだけで生計を立てていくのは少し難しいかもしれません。ツアーナースのお仕事はあくまで副業として考えたほうが良いようです。
ツアーナースは基本的に一人であることが多いため、すべての旅行客のケアをしなければいけません。
急患が出ても誰かと相談することが出来ないため、自分で状況に応じた判断をして最適な行動をとならければいけないという、とても責任の重いお仕事です。
旅行客の中に持病を持つお客様がいる場合は、特に気を抜くことが出来ませんよね。
また、場合によっては夜中に対応することもあるのですが、途中で交代してくれる人員がいないため、満足に睡眠時間が取れないケースもあります。
旅行期間中は、一人で24時間体制の勤務を行う、ということがデメリットと言えます。
いかがでしょうか?高時給で観光スポット巡りも出来るツアーナースを、「おいしいお仕事」と思って受けてしまうのは危険です。このようにデメリットもあるということをしっかり理解して、お仕事を受けるようにしてくださいね。
責任は自分にあります。けれど責任が重いということは、やりがいもあるということ。
ツアーナースは、一般的な病院勤務では得られない経験ができますし、人とのふれあいが多く、健康で笑顔のお客様と過ごす時間がほんとどです。
旅行好きで、スキルに自信があるナースなら、一度チャレンジしてみると、経験の幅が広がるかもしれませんね。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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