「医療従事者の労働環境は大変だ」ということは長年聞かれていますが、さまざまな施策も残念ながら今のところ根本的な改善にはつながっていないようです。
そんな中、離職してしまう看護師も少なくありませんが、一度離れてから「やっぱり看護師の仕事がいい」と気付き戻ってくる看護師も多くいます。
看護師として頑張っているからこそ大変なのですが、実は“看護のやりがい”は大変さの中にこそあるもの。そして、それに気づけている人は看護師としてもっと成長していくことができるのではないでしょうか。
今回は、そんな大変さの中にある“看護のやりがい”についてまとめてみました。

看護師は、医師やたくさんのコメディカルスタッフ、そして、その中でも先輩、後輩、役職などさまざまな立場や関係の人々に対応する必要があります。
また患者さんとそのご家族は、複雑な思いを抱えて治療や療養されていることと思います。それに対する対応も難しいですよね。
だからこそ、その大変さの中にやりがいがあります。
たとえば患者さんから「ありがとう」と言葉をいただけた時。それは患者さんと良好な関係が築けた証。
また、 あなたが指導していたプリセプティに笑顔が見られた瞬間。その場ではプリセプティが自分で出来たことを喜んでいるかもしれませんが、それはあなたが苦労しながら指導を続けて結果なのです。
看護師という仕事だらこそ、難しい人間関係はありますが、真剣に向き合った時間はかならずあなたの成長につながっています。辛い時も、その経験が必ずいつか役立つときがくるので、辛い時期でも「今は看護の醍醐味なのだ」と思って、負けないでくださいね。
それぞれの患者さんごとに違う疾患、症状、性格、バックグラウンドなどさまざまな違いがあります。それを観察し、情報を収集して、忙しい中でも、その患者さんに合う看護を模索していくことは大変ですよね。何かを見過ごさないように看護師はいつも神経を使っていることでしょう。
そんな大変さはありますが、自分が立てた看護計画通りに患者さんの回復が進んでくれると、アセスメント能力に自信が持て、大きなやりがいを感じるのではないでしょうか。
何よりつらそうな顔で来院された患者さんが、笑顔を見せてくださると、看護師になってよかったと思いますよね。
夜間に睡眠を取らずに働く夜勤は身体的にもつらいですし、少人数で患者さんをみていくのは大変ですよね。それでも患者さんは24時間看護を必要としています。
夜勤では、眠い時、人が足りないのに忙し時、ペアの人とどうにも相性が合わない時……色々な大変さがあるかと思いますが、患者さんは夜間ほど不安になり、ツライことなどを考えてしまうものです。そんな夜間に看護師がいてくれることは、患者さんにとっては大きな支えとなっています。
人から頼られること、いるだけで心から安心してもらえることは、看護師としてのやりがいと言っていいのではないでしょうか。
看護師は生涯学べる職業と言われていますし、実際に多くの看護師が働きながらも勉強しているかと思います。院内外での勉強会もありますし、看護研究なども行いますよね。
さらにすべての看護の経験は、学びにつながっています。
こうしたすべてが看護師としての自分の成長につながっており、「看護師を続けていく限り、いくつになっても成長し続けていける」ということは、大変さの中にあるやりがいと言っても過言ではないですね。
医療現場は、緊張・緊迫することも多いですし、夜勤や介助などでは体力的に大変だと感じる部分もあります。精神的にもキツイときも少なくありません。また「もっとこうしてあげたい」と思っていても、自分に知識やスキルが足りないとできないので、日々、勉強をするという大変さもあります。
患者さんは病気や怪我という状況で感情が乱れていることもあります。ご家族も患者さんを思うからこそ、色々なことを言ってくることもあります。さらに医師や同僚同士もそれぞれが大変さを抱えており、余裕がなくなっている時も少なくないので、人間関係にも大変さがありますよね。
大変なことは辛いですが、その中にこそ“看護のやりがい”が潜んでいるということに気づけると、少しだけ辛さも受け入れやすくなるのではないでしょうか。
そして、やりがいに気づくことで、大変さにただ疲労するのではなく、自分が看護師になった意味を感じ取り、「看護師になってよかった」という実感を持って、看護にあたれるのではないかと思います。
みなさん、日々大変な中、お疲れさまです。
今日もあなたの笑顔に励まされている患者さんがきっといますよ。
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