仕事
2022.10.7
出産を機にいったん看護職を離れているナースの方で、「そろそろ復帰したいな…」とお考えのみなさんは、職場探しに不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
一概に「こんな病院がいい」ということは言えませんが、育児と仕事を両立している先輩ママナースのみなさんから「復職の職場探しで気をつけるといいこと」についてアドバイスを頂きましたので、ご紹介します!
若いナースがほとんどの職場の場合、始めは、子供の急病での早退やお休みに理解をしてくれていても、本当の子育ての大変さは経験しないとわからない部分がどうしてもありますので、悪気はなくても「自分たちばかり毎回負担がかかるな」と感じられてしまうこともあります。
一方で、同じ子育て中であったり、すでに子育てを経験された先輩が多い職場では、言わずともある程度の理解を示してくれるので、気分的にかなり楽かもしれません。
どちらのケースでも自分の仕事を誰かに替わってもらうので、感謝の気持ちを伝えることや自分ができることは頑張るという姿勢が大事ですが、やはり子育てに理解のある人が多いと、子育ての相談もできるので、安心して働きやすいといえます。
個人クリニックなどの小規模な職場の場合、ナースが不足していると、院長先生がいくら子育てしながらの勤務に理解を示してくれても、実際に子供のことで勤務を替わってもらうのは同じナースなので、その方に負担が偏ってしまいます。
たとえそのナースに子育てへの理解があったとしても、いつも同じ人に負担をお願いしなければならい状況では、頼む方も心苦しくなってくるものです。
人数が少なすぎる職場も、子育てとの両立では、あまりいい環境とは言えないかもしれません。ある程度、交替できるナースのいる職場を選んだ方が、後々、精神的に追い詰められずに済む可能性が高いですよ。
育児と仕事の両立の根本ですが、子供を預けられる環境は大きいですよね。たとえ親が近くにいて預かってもらえる状況であっても、突然、親の具合が悪くなる日があるかもしれません。それが長期を要する病気や怪我になってしまうと、親も心配だし、子どものことも心配になり、とても大変です。子どもを預ける場所は絶対に必要です。
病院自体に保育園があったり、「入所可能な」連携保育園があるかどうかもしっかり確認したいところです。遠くの保育園が空きがあるからといって、そこに預けて仕事に通われる場合、日々の送り迎えの負担もありますし、子どもの病気や怪我や災害時などの緊急事態にすぐに駆けつけることが難しいですよね。
お子さんを安心して預けられる場所の確保はとても大切ですので、できれば24時間保育を完備している職場が望ましいかもしれません。
仕事と生活の場をきっちり分けたい方の場合は、難しいかもしれませんが、できるだけ勤務先の近くで保育園を見つけられるといいですね。
ブランクからの復職になると、ご自身の不安もありますよね。医療の進歩についていけるのか、久しぶりの手技は大丈夫かなど、看護師としての不安を持たれることもあります。
復職支援のある職場では研修を設けているところもあります。ない職場だと、経験者ということで即戦力としての技量を求められてしまうケースも少くないようです。
看護の感覚を思い出し、仕事に早く慣れ、仕事の不安を失くすことは、育児と仕事の両立にとって大切なことですね。
できるだけ不安をなく戻れる環境の職場を選びたいですね。
子育てしながらの復帰を決めても、夜勤復帰はどうするか、悩まれるナースも少くないようです。
みなさんの意見をお伺いしました。
金銭面でやむを得ず、子供が小さい頃から夜勤をしていました。本当に小さい時はまだよかったのですが、小学生になってお留守番をさせるようになると、かなり寂しがり、おねしょをするようになってしまいました。
来れるときは姉に泊まって子どもをみてもらいますが、姉にも用事があるので毎日というわけには行かず…。寂しい思いをさせずに済むなら、夜勤は子供が大きくなってからがいいのだろうと思います。
上の子と下の子が12才の年の差があり、上の子が中学になると「私が見ててあげるからお母さん、働いていいよ」と言ってくれました。
上の子は私立の高校を希望していることもあり、収入面で夜勤ができるのはありがたいです。下の子はまだ小さいですが、お姉ちゃんが母親がわり。そのかわり私が家にいるときは、上の子にも下の子にも思い切り甘えさせてあげるようにしています。
事情がさまざまだと思いますが、上の子が希望の高校に行けるように、私は夜勤も頑張りたいと思っています。
子供の頃、母はいつも留守で、夜は父がみてくれていましいたが、正直、学校であったことや友達のことなど、母親に相談したかったです(おとうさん、ごめん。感謝していますよ)。
だから自分は絶対に子供が大きくなるまでは夜勤はしません。今、娘は6才ですが、中学を出るまでは、今のクリニックで非常勤で働いていこうと思っています。子供が子供でいる時間はその時しかありません。私はその時間を大事にしたいです。
みなさん、環境も理由もさまざまですが、共通しているのは「子供を大切に思う気持ち」ですね。
自分の住んでいる地域や選べる科目や経験、働きたい時間帯などによって、さまざまな制限はあるかもしれません。
しかし、子育てをしならが復職される場合は、その時だけではなく、長い時間経過と急な事態についても考えておく必要があるようですね。
いずれにしても、子育て経験のある先輩のいる職場なら、不安なことやどうしていいかわからないことも教えてもらえて良さそうですね。
子どものことは何より大事。だけれど、子どもにとってもそれは同じこと。
あなたご自身も大切にしながら復職できる環境をよくよく考え、吟味してくださいね。
次回「子育てしながら仕事に復帰!!先輩からのアドバイス~復職して困ったこと、よかったこと体験談編~」では、実際に復職された方の体験談をお伝えします。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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