寒い冬も終わり、あたたかい春が訪れるとワクワクしますよね。一方で、この時期に気持ちが沈んでしまい「うつ」気味になる人も多く、看護師の現場でもこうした春うつで悩む人は少なくありません。
今回は、看護師がおちいりやすい「春うつ」の特徴とその予防やセルフケアの方法についてご紹介します。
春は、就職や異動、新たな役職に就くなど立場や環境、人間関係がめまぐるしく変化する時期です。この時期は、自分を取り巻く周囲の変化に体が対応できず、うつ気味の人が増えるようです。
こうした「春うつ」の症状には以下のようなものがあります。
・気持ちが沈む
・何をするにもやる気が起こらない
・ぼーっとすることが多い
・眠れない、夜中に目が覚めてしまう
・不安や焦りを感じる
もしも、これらの症状が長く続いている場合は要注意です。仕事でミスが増える可能性があるだけでなく、悪化すると心身に悪影響を及ぼすこともあるので、早めに対処することが重要です。
就職や部署異動、役割の変化など、看護師として働く人にとっても春は緊張やストレスを感じやすい時期です。うつ症状やストレス、悩みについてシーン別にまとめました。
・ミスが多く、怒られてばかりで自信を失ってしまう
・覚えることが多すぎてついていけない
・時間配分がうまくできず業務が終わらない
・常に見られているので緊張状態が続く
・看護師同士や患者さんとのコミュニケーションがうまくいかない
新人として働き始めたころは、環境に慣れることで精いっぱいになってしまいますよね。覚えることも多いため、頭がパンクしてしまいそうになることもあるでしょう。
また、先輩看護師から常に見られながら働くためいつも気が張ってしまいますし、ミスをしてはいけないという緊張やストレスもあります。「自分は看護師に向いていないのではないか」と心が折れそうになることもあるかもしれません。
新人は特に、急な環境の変化で心と体のバランスが崩れてしまいやすいようです。
・異動先での人間関係がうまくいかない
・希望とは違う配属先になってしまった
・規則やルールが前の病棟と異なる
異動先の上司や周りのスタッフとの人間関係がうまくいかないケースや、異動先が自分の希望と違った場合にも不満やストレスが溜まるでしょう。
また、規則やルールが前の部署と異なる場合には、新しいルールに慣れるのに時間がかかり、さらに大きなストレスがかかります。
一度うつを発症してしまうと、治るまでかなりの時間を要することも少なくありません。うつになる前段階で早期発見する方法や、自分でできるセルフケアをご紹介します。
・寝る時間を早めて睡眠時間を長めにとる
・ゆっくり食事をする
・休みの日は趣味やドライブで気分転換をはかる
うつを予防するポイントは、心身をリラックスさせることです。仕事中は自律神経の中でも交感神経系が優位に作用していますが、逆に心身をリラックスさせるためには、副交感神経系の働きを高めることがとても大切です。
副交感神経系の働きを高めるために、まずは睡眠時間を多めにとりましょう。寝ているときは究極のリラックス状態と言えます。普段は寝る時間が遅いという人も、疲れが溜まりやすい春は早めにベッドに入り、たっぷり睡眠をとって疲れた体を労ってあげましょう。
また、ゆっくりと時間に追われることなく食事をしたり、休日は人混みを避け、自然の中で清々しい空気を思いっきり吸ったりすることもリラックス効果があると言われています。
このように上手に気分転換をはかり、生活にメリハリをつけることがうつを予防する上でとても大切です。
うつの予防にはセルフケアだけでなく、周りの人が気を付けてあげることも大切です。新人や異動してきた人には特に気を配り、積極的に声をかけたり、見守ったりしましょう。
何か相談されたときには話をよく聞いてあげてください。誰かに話すことで緊張やストレスから解放されて心が楽になり、うつの予防につながります。
一度うつを発症すると、仕事に行けないどころか外に出る元気もなくなってしまい、治るまで長い時間がかかってしまうことがあります。誰か気軽に相談できる相手を見つけたり、休むときは休むといったメリハリのある生活を心がけてみてください。
体だけでなく心の健康にも気を配り、仕事のストレスと上手に付き合っていきましょう。
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